胃腸炎よく胃腸炎と胃腸風邪の違いについてネットで紹介されていたりしますが、胃腸風邪の正式な病名は感染性胃腸炎といいますので、実は胃腸風邪も胃腸炎のひとつであるといえるのです。
 
 
そもそも胃腸炎とは、胃と腸が炎症を起こしている状態をいい、感染性胃腸炎のことを胃腸炎という医師の方が多いですから胃腸炎と胃腸風邪を区分するのはあまり意味がないように思います。

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それよりも胃腸炎には、種類によっては怖い症状があるものが多いですからその種類と感染経路を知ることや治療法などについて知識を深めるほうが有意義だと思います。
 
 
あと芸能人の方が急性胃腸炎になって急遽、仕事を休止中などといったニュースをテレビやネットでみかけることもあると思いますが、この急性胃腸炎という病気もほとんどが感染性胃腸炎になるのです。
 
 
胃腸炎の名がつく病気は、多岐にわたりますからその種類と症状や原因と治療法、さらには胃腸炎になったときに体にいいとされる食事や食べ物についてご紹介したいと思います。

胃腸炎の原因とは?

胃腸炎はその名前の通り、胃と腸に何かしらの炎症が生じている状態で、炎症が胃だけである時は胃炎、腸だけの時は腸炎、そして両方にある場合が胃腸炎になります。
 
 
感染性胃腸炎のことを胃腸炎の総称として使うことが多いですから感染性胃腸炎にかかってしまう原因についてご紹介していきたいと思います。
 
 
感染性胃腸炎は主に細菌とウイルスによって感染することが多く、細菌が原因となる場合は、ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクターが有名です。
 
 
ウイルスが原因となる場合は、ノロウイルス、ロタウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルスなどが知られており、これらが原因となる胃腸炎の中でもロタウイルスは小さいお子さんに多くみられる感染症で4歳から5歳にかけてほとんどの子供が感染するのです!
 
 
細菌やウイルスにより感染することが多い感染性胃腸炎ですがその他の原因もあり、毒キノコ、寄生虫、水銀、カドミウム、ヒ素といった物質に汚染された食品を食べることでも発症してしまうこともあるのです。

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胃腸炎の症状

胃腸炎の症状として特徴的なものが嘔吐と下痢の2つが挙げられるのですが、必ずしも2つ同時に症状がでるということもなく、嘔吐だけ発症する場合、下痢だけ発症する場合もケースとしてはあります。
 
 
嘔吐や下痢にともない、吐き気と腹痛も症状としてあらわれ、ひどい時には脱水症状を引き起こしたりしますから、胃腸炎になりますと風邪の症状よりもかなり苦しい状態となってしまいます。
 
 
あと稀ですが腹部の痙攣を引き起こすこともあり、人によっては立って歩けず寝たきりで、苦しまれる方もいらっしゃっるのです。
 
 
ウイルス性の胃腸炎の場合には、症状としてあらわれるのが発熱そして倦怠感や疲労感もあり全身がだるくなるようなことも特徴的になります。
 
 
細菌性の胃腸炎の場合には、細菌の種類にもよりますが血便がでる事もレアケースとしてあります。

胃腸炎の潜伏期間と発生期間

胃腸炎といっても感染するウイルスや細菌の種類によっても、潜伏期間や症状が発生する期間も異なってきますが、おおまかには次のようになっています。

ウイルス性胃腸炎の場合

潜伏期間⇒1日~3日が多い※腸管アデノウイルス胃腸炎は、5日~7日
 
症状が発生する期間⇒2日~7日が多い※ノロウイルス胃腸炎は、1日~2日

細菌性胃腸炎の場合

潜伏期間⇒4時間~28時間が多い※カンピロバクター腸炎は、1日~10日
 
症状が発生する期間⇒細菌の種類によって様々
カンピロバクター腸炎:5日~7日・サルモネラ腸炎:4日~5日・腸炎ビブリオ:2~3日など

胃腸炎はうつるの?

胃腸炎は、結論から申しますと人にうつり感染するウイルス性の胃腸炎と人から人への感染は、ほとんどない細菌性胃腸炎に分けられるというのが答えになります。
 
 
ウイルス性胃腸炎は、潜伏期間にうつるのか?という点についてですが、症状が発生してからの感染がほとんどですので、潜伏期間に人にうつり感染することはありません。

胃腸炎の治療法や薬について

胃腸炎には基本的に特効薬のようなものはなく、ほとんど脱水予防と対症療法的なものを行い、自然回復させていくことになります。
 
 
胃腸炎を患うと下痢や嘔吐が続きますから脱水症状にならないような脱水予防は水分補給をこまめに行うことが一番です!
 
 
ただ、下痢や嘔吐があまりにも激しい場合には、水を飲むことすらできなくなりますから、その際には点滴によって水分を補給するしかありません。
 
 
対症療法については、頭痛を和らげるための頭痛薬の服用や吐き気を抑制するための吐き気止めの服用、腸の環境を整える整腸剤の服用による治療法が一般的になります。
 
 
下痢や吐き気がひどく辛いということから、市販薬の下痢止めや吐き気止めを服用する方もいらっしゃいますが、胃腸炎の時の下痢や嘔吐という症状は菌やウイルスを体外に排出する体のメカニズムのひとつですから、初期の段階では下痢止めや吐き気止めの服用は避けたほうがいいのです。
 
 
自分で判断せずに病院にいったうえで、医師の診断の元に薬については処方してもらうようにしなければなりません。
 
 
それでは、胃腸炎の代表ともいえる胃腸風邪と急性胃腸炎について詳しくお伝えしたいと思います。

胃腸風邪について

胃腸風邪感染性胃腸炎の代表格である胃腸風邪は子供がかかりやすい病気として知られていますが、その種類によっては大人がかかるケースもありますので子供の病気として油断することがないようにして下さい。
 
 
下痢、嘔吐による体調不良は胃腸風邪として診断されることが多く、同じ胃腸風邪でも人によってその症状は様々なものとなっているんですね。
 
 
胃腸風邪は、ウイルス性胃腸炎の俗称でノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスが代表的なウイルスで、これらのウイルスに感染した場合、下痢や嘔吐などの症状が発症するのです。
 
 
食あたりの場合でも胃腸風邪と診断されることがあり、他の病気との境界があいまいで、実際の症状は感染するウイルスによって微妙に異なってきたりします。
 
 
ウイルスにも寿命がありますから徐々に体調も回復していくわけですが、症状が良くなってもウイルス自体は便の中に残っていて、二次感染の可能性もあるのです。
 
 
最近、耳にする機会が増えたノロウイルス胃腸炎は、生の牡蠣から感染することで有名ですが、学校給食のメニューの中に入っていた、きざみ海苔によって集団感染した事例もあり、あらゆる食品が感染経路となっていて、症状は嘔吐、激しい下痢、発熱、寒気などで非常に高い感染力をもっているのです!
 
 
胃腸風邪の感染経路や潜伏期間ならびに治療法についてはこちらで詳しくご紹介していますのでご参考下さい!
胃腸風邪の潜伏期間はどのくらい?症状からわかる治し方について

急性胃腸炎について

急性胃腸炎急性胃腸炎の多くは感染性胃腸炎であり、細菌もしくはウイルスがその原因となっています。
 
 
細菌性急性胃腸炎は夏場に流行しますがウイルス性急性胃腸炎は冬場に多いのが特徴で、感染しないためにも、日頃からうがいをしたり、マスクを着用するなどの対策するようにして下さい。
 
 
ウイルス性と細菌性の大きな違いは、他人にうつりやすいかどうかにあり、ウイルス性急性胃腸炎は感染力が強く他人に移る可能性が高いのですが、細菌性急性胃腸炎は食中毒として感染することが多く、人と人との間での感染力は低いとされています。
 
 
急性胃腸炎の中でも、ウイルス性急性胃腸炎は他人にもうつる可能性が高いですから、自分自身に症状を感じる際には誰かにうつさないように十分注意をして下さい。

ウイルス性急性胃腸炎の原因となる主なウイルス

ノロウイルス

生牡蠣を食べ発症するケースが有名
 
人の手を介して感染する接触感染や飛沫感染や塵埃感染で人から人へとうつる

ロタウイルス

乳児・幼児などの小さなお子さんに発症率が高い
 
主な感染経路は、経口感染・糞口感染

アデノウイルス

51種類あるアデノウイルスの中で40型と41型が急性胃腸炎の原因とされています
 
季節性がなく、子供に多く発症するのが特徴になっています。
 
 
また細菌性急性胃腸炎は細菌が付着した食品を摂取した時に感染することが多いため、同じ物を食べることによっての集団感染で複数の人が感染するケースがあるのです。

細菌性急性胃腸炎の原因となる主な細菌

カンピロバクター腸炎

感染した鶏、豚、牛の生肉を食べたり、犬や猫との接触などが感染経路

サルモネラ腸炎

細菌が付着している卵の殻に接触しただけでも感染します

ウェルシュ菌腸炎

時間が経過したカレーやシチューなどを食べた時に感染することが多い。
 
 
急性胃腸炎を発症しますとその種類によっては初期症状が風邪に似ているものもあり、単なるカゼと思い込む方が多いのですが、風邪とは明らかに違う症状を発症します。
 
 
ウイルス性・細菌性によっても異なってくるのですが主な症状は次のようなものになります!

  • 発熱
  • 嘔吐
  • 激しい下痢
  • 血便
  • 全身の倦怠感

この中でも特に激しい下痢や血便(細菌性胃腸炎にみられる)の症状は単なるカゼでは発症しないものとなっています。
 
 
さらに嘔吐や下痢の症状が続いてしまうと、今度は脱水症状になり危険な状態になってしまうこともあるのです。
 
 
急性胃腸炎は大人だけでなく子供にもかかるわけですが、特に乳児の場合は自分の症状を言葉にできないお子さんも多いため、唇が渇いていたり、おしっこが長時間出なかったりする時には脱水症状の危険性がありますので、早急に病院で診察を受けるようにしてください。
 
 
また急性胃腸炎は、ウイルス・細菌による原因の他にも、仕事や人間関係などの生活の中でストレスを溜め込むことが原因で患う、ストレス性急性胃腸炎もあります。
 
 
ウイルス性急性胃腸炎・細菌性急性胃腸炎・ストレス性急性胃腸炎について、こちらで詳しくご説明していますのでご参考下さい!
急性胃腸炎は人にうつる?症状や主な原因と潜伏期間について

胃腸炎のときの食べ物や食事の注意点

胃腸炎を患った場合には、できる限り早めに治療する必要があり、食べものや食事にも注意が必要になります。

胃腸炎の時に食べたり飲んだりするとよい食品

胃腸炎にかかった時は消化の良い食べ物で、胃に負担がかからず、しかも栄養があるものを食べなければいけませんから、次の食品がおススメになります。

  • お粥
  • 軟麺
  • 耳のない食パン
  • うどん
  • 野菜スープ
  • 味噌汁
  • リンゴすりおろし

 
うどんそしてこの中でも特にうどんがオススメで、うどんの主成分である炭水化物はエネルギーとして体にしっかり吸収される食べ物ですから、胃腸炎で弱っている体にはとてもいいわけなのです。
 
 
リンゴすりおろしまた、リンゴにはビタミン類とくにビタミンAを多く含んでいて栄養価は高いわけですが、他にもペクチンという物質も含まれていてこのペクチンは、柔らかい糞便から水分を吸い取り便の硬さを調整するという作用もありますから、下痢を止めるという視点からもリンゴすりおろしは、胃腸炎のときには食べるとよい食品になります。
 
 
これらの食べ物は、消化が早く胃にかかる負担を軽減できますが、より消化を効率良く行っていくために、少量ずつ食べるるようにすると体力の回復も早くなります。
 
 
例えば1日に何回かに分けて食べるようにすると胃への負担も更に軽減され、同時に十分な栄養をこまめにそして緩やかに摂取していくことができるため、胃腸炎で嘔吐や下痢で弱った体にはやさしい食べ方になるわけなのです。

胃腸炎の時に食べたり飲んだりするのを避けたほうがいい食品

  • お肉
  • 香辛料の入った料理 カレーやキムチなど
  • ごぼう
  • たけのこ
  • お酒
  • コーヒー
  • 牛乳

脂の多い食品、香辛料や唐辛子が多い料理は、胃には大きな負担になり、そして繊維質の多い野菜などは下痢を引き起こしやすいので避けるようにしてください。
 
お酒やコーヒーも胃に刺激を及ぼす飲み物ですし、牛乳のような乳製品もよくありません!

まとめ

胃腸炎についてまとめてみましたが参考になりましたでしょうか?
 
 
胃腸風邪・急性胃腸炎など様々な病気の症状や原因がある胃腸炎ですが日頃の予防をしっかり行い感染しないように心がけて下さい。
 
 
胃腸炎にかかったかなぁ?と思ったらまずは内科にて受診を行って下さい。
 
 
その他ですと消火器内科もしくは胃腸科などでも対応して頂けると思います。

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