年越しそば年末の仕事を終わらせて、大掃除や新年の準備と「師走」の名の通り多忙の大晦日!
 
 
すべての用事を終わらせてようやく一息つけると思った時に、疲れた体に染み渡る年越しそばをすする・・・
 
 
今年もいい年だったなぁ・・・
 
 
そんな思いをはせながらすする、年越しそば!
 
 
子供の頃は、せっかく家族全員が囲える食事の席で、そばなんてなんだか質素だなぁと子供心に思っていると、両親から「縁起物だから」と窘められたものです。

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1年を締めくくる日本人なら当たり前の食文化ですが、大人になってからも、なんとなく大晦日といえば「年越しそば」と当たり前に考えて、今では当時の両親の様に「縁起物だから」と言ってはいるものの、意外とその由来や意味なんかは知らない人が多いですよね。
 
 
あと、年越しそばを食べるタイミングって・・・・?
 
 
そんな年越しそばの由来や意味、食べるタイミングなどの疑問について、まとめてみましたのでご参考下さい。

そばの歴史

蕎麦(そば)
奈良時代には、蕎麦は存在していたのですがその頃は麺としてではなく飢えをしのぐための食べ物で、蕎麦の実を茹でたりお粥にして食べていたのです。
 
 
鎌倉時代になると蕎麦粉を使った食べ物もバリエーションも増え「せんべい」や「おやき」、そして鍋の具材としての「つみれ」「すいとん」としての食べられ方や「蕎麦団子」「蕎麦饅頭」として食べられるようになったのです。
 
 
現在のように麺状として食べられるようになったのが江戸時代からとされていて、蕎麦のつなぎに小麦粉を使う技法が朝鮮から来た僧侶によって伝えられたことで生まれました。
 
 
江戸に来た地方からの労働者に、すぐ食べられて美味しいと大変、好評だったようです。

年越しそばを大晦日に食べる由来や意味とは?

年越しそばは、12月31日の大晦日に1年の厄を断ち切るという縁起を担いで食べるというのが一般的な認識だと思いますが、なぜ大晦日に蕎麦(そば)を食べるようになったのか?という由来や意味などはなかなかご存知ないと思います。
 
 
年越しそばを大晦日に食べる由来や意味については、諸説あるのですがその中でも有力なものが次のものになり、年越しそばという名称ではない呼ばれ方をしていたりします。

寿命そば

蕎麦(そば)は、長くて細い食べ物なので長寿延命など縁起を担いで大晦日に食べるようになったとされる説

縁切りそば

蕎麦(そば)はよく切れるという特徴から、1年の苦労や災いなどを切り捨てて(縁を切って)新しい年を迎えたいという想いから食べるようになったとされる説

福そば

金や銀を細工する細工師が散らばった金粉を集めるためにそば粉を練った団子を使うことから、蕎麦(そば)というのは金を集める縁起が良い食べ物で金運を向上させるので大晦日に食べるようになったされる説

運気そば

鎌倉時代に博多にある承天寺の弁円というお坊さんが年の瀬を越せない困っている町人に蕎麦餅(そばもち)を振舞ったところ、翌年に多くの人々の運気が上がったという謂れがありその伝説から、大晦日に蕎麦を食べるようになったとされる説

借銭切り・勘定そば

蕎麦は切れやすいというところから、借金を打ち切るという意味合いで大晦日に食べるようになったとされる説
 
 
昔は飢餓や疫病なども多くあり、健康でありたい!という想いや来年こそは金運に恵まれる良い年になるようにと祈願する意味合いから1年の締めくくりである大晦日に年越しそばを食べるようになったのですね。
 
 
また、一説によりますと年越しそばは、もともと節分に食べる習慣があったともされています。

年越しそばを食べるタイミングは、いつが正しい?

年越しそばを食べる正しいタイミングは、除夜の鐘が鳴るのを聴きながら食べるのがいいと思っていらっしゃる方が多いようですが、実は大晦日であればいつ食べてもいいのですね!
 
 
つまり、朝ごはんの時間や昼ごはんの時間に年越しそばを食べることも全く問題がないのです!
 
 
ただ、年越しそばを食べる由来から1年の締めくくりで縁起を担ぐという意味合いで晩御飯時に食べる方や除夜の鐘を聞きながら食べる方が多いわけなのです。
 
 
自分の大晦日の生活スタイルに合わせて美味しくいただくのが一番いいとは思いますが、一年の厄害を取り払うという意味からすると、1年の最終の日の昼よりも夜のほうがいいのかもしれないですね。
 
 
一般的には、年が明ける前に食べるのが良いとされる年越しそばではありますが、地域によっては元旦に食べたり1月14日に食べたりするところもあります。

年越しそばに縁起の良いそばの具は?

年越しそばは「そば」を食べることに意味があり、その食べ方に決まりはありません。
 
 
しかしせっかく縁起物としていただくのであれば、よりおいしく縁起の良い食べ物と食べたいですね。
 
 
縁起の良いそばの具をまとめてみました。

海老

車エビ 
腰が曲がっていることから長寿のシンボルとして。

紅白かまぼこ

紅白かまぼこ 
紅白はおめでたさの象徴です。
 
さらに材料となる白身魚は昔は非常に高価なものであり、白身魚で造られたかまぼこもまた、高価なごちそうでした。

卵焼き(伊達巻)

伊達巻 
黄色は金色に通じることから非常に縁起がよいとされます。
 
特に伊達巻は、かまぼこ同様高級であった白身魚を原料都市、金色であることから神様への供物として考えられたものです。
 
形状が反物(着物の布)を連想させるため、着るものに困らないようにと繁盛・繁栄のシンボルです。

春菊

春菊
大晦日に旬を迎える春菊の「春(しゅん)」は「旬」と同じ読みで、盛りを意味しています。

油揚げ

油揚げ 
商いの神様である稲荷をほうふつとさせる油揚げは商売繁盛の縁起物です。
 
 
どれも御節としても馴染み深い食材ばかりなので、ほんの少し取り分けて置いて年越しそばに添えて食べてもいいですね。

各地の年越しそば

年越しそばは、日本全国で食べられる大晦日の風習になっていますが、地域によって様々な蕎麦が食べられているんです。
 
 
縁起物にこだわらず、今年はいつもと違う年越しそばにチャレンジするのもいいかもです!

天ぷらそば

天ぷらそば
全国的に年越しそばとして多く食べられているのが天ぷらそばです

きつねそば

きつねそば
きつねそばもポピュラーで全国的に食べられています

おかめ蕎麦

おかめ蕎麦
おかめ蕎麦は、具の並べ方が「おかめ」の面を連想させるところからきていて、関東を中心に福を呼ぶ蕎麦として食べられています。

にしんそば

にしんそば
京都や北海道で主に食べられていて、にしんの甘露煮を温かいそばにのせていただきます。

たぬきそば

たぬきそば
種がない天かす(種ぬきがたぬきに通じる)をのせていただくおそばです。

越前おろしそば

越前おろしそば
福井県で有名なのが越前おろしそばで、茹でたそばに大根おろしをかけたり、大根おろしにそばつゆを加えたりしてつけ麺として食べるおそばです。
 
冷たいおそばとしていただくのが主流ですが、温かい越前おろしそばは、年越しそばとしても食されているのです。

沖縄そば

沖縄そば
沖縄県では、日頃から食べられている沖縄そばですが、年越しそばとして和そばよりも食べられています。そばといっていますが実は蕎麦粉は使われておらず、小麦粉が原料なんです!
 
 
せっかくの大晦日なので、普段馴染みのない年越しそばをたまには食べてみるのもいいかもです!

まとめ

調べると、年越しそばには「大切な家族が苦労することなく健康で長生きできますように」という日本人らしい優しい心遣いが感じられるあたたかな習慣であることが分かりました。
 
 
いつ食べてもいいということなので、いつもは仕事で忙しくてなかなか一緒に食事ができないお父さんも一緒に、みんなで食卓を囲って、お互いの顔を見ながら食べたいですね。
 
 
縁起物である年越しそばを食べて、美味しく素敵な新年を迎えましょう!

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