クエン酸洗剤に比べ安全で、高い洗浄力を持っているといわれるクエン酸ですが、今使っているその方法で本当に正しいのでしょうか?
 
 
クエン酸を使い掃除する際の正しい方法や使い方については、きちんとご存知の方は案外少ないですから注意点も含めてまとめてみました。

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クエン酸の効果も踏まえてクエン酸を使った場所別の掃除の方法や掃除の用途によってクエン酸の使い方を変える方法など、ぜひポイントを押えて頂きたいと思います。
 
 
クエン酸掃除のやり方についてマスターするためにご参考下さい

クエン酸とは?

クエン酸とは?そもそもクエン酸とはいったいどんなものなのでしょうか?
 
 
なんとなくすっぱい食べ物に入っている成分というのが、世間一般の認識だと思いますがその歴史などは結構、古いですから少し紹介しておきたいと思います。

クエン酸の成分

私たちが食べる食品に含まれている酸味成分のことを有機酸というのですが、クエン酸はこの有機酸の一つの種類になります。
 
クエン酸は、レモンやオレンジなどの柑橘類に多く含まれている成分になるのですが、梅や酢にも含まれている有機酸なのです!

クエン酸の由来と歴史

漢字でかくと枸櫞酸となるのですが、この枸櫞(クエン)というのはレモンの類似系の果実の一種で、レモンなどの柑橘類に多く含まれている成分なのでクエン酸と名づけられたとされるのが名前の由来になっています。
 
紀元前400年頃の古代ギリシャの時代に病気の治療に用いられたと記録が残っているほど、クエン酸の歴史は古く病を治すのによい成分というのがクエン酸のもともとの活用方法になっていました。
 
イギリスの医者で科学者でもあるクレブス博士によって1953年にクエン酸回路というエネルギーをつくりだす仕組みが発見されてからは、疲労物質である乳酸を分解することがわかってきた為、筋肉痛や疲労回復などに効果的ということで現在では、スポーツ飲料やサプリメントなどの成分として取り入れられることが多くなっています。

クエン酸の効果

クエン酸は、あの酸味から食欲を増進させる効果があるので夏バテ防止のための栄養分としても摂取されるようになっています。
 
また、ミネラルの吸収を促進する作用もあるので細胞の酸化防止になりアンチエイジングにも良いとされたり、尿酸値を下げる働きをする効果があることから、痛風の予防にも効くとされています。
 
更に肝臓の脂肪の代謝を高めて機能を改善するとのことで肝臓病にも効く成分だといわれております。

クエン酸が掃除に活用される理由

クエン酸は酸性ですから、その性質によってアルカリ性の物質を中和したりカルシウムを溶かす働きがあるわけなのです。
 
つまりアルカリ性の汚れを中和させて取りやすくしたり、アンモニアに含まれるアルカリ性を中和させ強い臭いを消臭する効果があるのです。
 
キッチンなどの水回りの白い水垢(カルシウムが原因)の汚れや、トイレの悪臭に強いのはこの酸性がしっかりと作用するからなのですね。
 
同じ酸性の酢に含まれる酢酸は独特のツーンとした刺激臭がありますが、クエン酸には刺激臭がありません。
 
そのため酢よりもお掃除には向いているので活用される理由にもなっています。

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クエン酸を使って掃除すると効果のある汚れや場所とは?

クエン酸が持つ効果を十分に発揮するには正しい方法とクエン酸掃除に向いている汚れに対して使う必要があります。
 
 
クエン酸が掃除に向いている場所というのがあるわけですが、どういった場所や汚れにクエン酸は効果があるのかと言いますと

  • 水回りの水垢・ポットの中に固まった白い汚れ
  • 洗濯槽の汚れ
  • トイレの臭いや汚れ
  • お風呂の排水口の汚れ

のようなものにクエン酸は効果を発揮してくれるのです!

クエン酸を使った場所別の掃除の方法

キッチンなどの水回りの水垢・ポットの中に固まった白い汚れ

キッチン 
これらの汚れは主に水に含まれるミネラルが付着して硬くなり固まったものです。
 
クエン酸の酸性で溶かすことができるので、柔らかいスポンジなどに粉末のクエン酸を付けて、よごれとなじませるように優しく擦るようにして下さい!
 
ゴシゴシと強くこすらなくても、徐々にクエン酸の効果で汚れが浮いてくるのです!

洗濯槽の汚れ

洗濯槽 
洗濯槽に白い塊が付着しているのを見たことはありませんか?
 
これはアルカリ性の洗剤を利用しているときに、炭酸ソーダなどの洗剤の成分がカルシウムと結合して炭酸カルシウムとなったものです。
 
炭酸カルシウムも酸性のクエン酸で溶かすことができるのです。
 
少量のクエン酸の粉末を粉末洗剤用のトレイへ入れて、槽洗浄モードで洗濯機を回します。
 
それだけで洗濯槽の汚れがさっぱりと綺麗になります。
 
炭酸カルシウムが取れると洗濯槽自体がきれいになるだけではなく、洗濯物に残っていた嫌な臭いも軽減されるといわれています。
 
ただし洗濯物自体の汚れは油脂やタンパク質によるものなのでクエン酸では落とすことができません。
 
いわゆる「お洗濯」とは別に、洗濯槽の洗浄の為に利用して下さい。

トイレの臭い・汚れ

トイレ 
トイレの臭いの原因は主に尿などに含まれるアンモニアです。
 
アンモニアはアルカリ性なので、クエン酸の酸性で中和して臭いを消すことができます。
 
少量のクエン酸をトイレのふき取りシートなどにつけて便座などを拭うだけで、トイレの嫌な臭いがさっぱりとなくなります。

お風呂の排水口の汚れ

お風呂の排水口
家のお掃除の中で最も大変なのが、お風呂掃除ではないでしょうか?
 
特に排水口は、ヌメリや水垢などなかなかキレイに掃除ができないですから、クエン酸での掃除は効果が高いのでお試しになって下さい。
 
クエン酸をスプレーを使い正しく風呂の排水口をお掃除する方法については、こちらをご参考下さい
お風呂のやっかいな排水口掃除のコツ!

掃除の用途によってクエン酸の使い方を変える

使用方法別のクエン酸掃除
クエン酸は、いろいろな使用方法ができますからご紹介したいと思います!
 
 
まず、クエン酸粉末を購入する際は、主にスーパーやホームセンターの洗剤売り場で売っている、安価なものを購入しても問題はありません。
 
 
実はクエン酸にもある程度グレードがあり、薬局などで販売されている、薬として使用できるほどの純度のものを買ってしまうと高くついてしまいます。
 
 
ですのでどうしても安全性がほしいという場合を除けば、洗剤売り場で売られているクエン酸で十分な効果が出ますのでそちらを買うことをお勧めいたします。
ネットで格安に買えるクエン酸⇒自然にやさしいクエン酸(360g)

クエン酸を粉末のまま掃除に使う

クエン酸を粉末のままで掃除に使う場合には、次のようなミネラル分が原因となっている汚れで使うとよいと思います。

石鹸のカス

水の中のミネラルと石鹸に含まれる成分が反応することで発生する汚れになります。
 
お風呂の排水口や床そして壁などに白く固まった状態になっていますからクエン酸をそのまま振りかけてお掃除すると効果的に汚れが落ちるのです。

水垢

水に含まれているミネラルが結晶化することで白く固まった汚れになります。
 
お風呂場の鏡や浴槽・蛇口やキッチンのシンク・蛇口などに発生します。
 
また、食器洗浄機や電気ポットにも水垢は発生しますので、粉末のまま容器内に入れ、お手入れモードなどで運転を開始すれば、クエン酸が内部の水垢をしっかり落としてくれます。
 
食品添加物などとしてもクエン酸は使用されているので、お掃除した後の水を捨てればそのまますぐ使えるのです。

尿石

私たちの尿に含まれるミネラル分が便器などに固まったものになります
 
便器にクエン酸をそのまま振りかけて尿石を溶かして水で洗い流すときれいになります。
 
 
クエン酸を使って掃除する際には、粉末の状態で使うよりクエン酸水として使う用途のほうが多くなりますから、クエン酸水の作り方についてご紹介しておきます。

クエン酸水の作り方

  • 準備するもの:クエン酸300g(一袋)・ペットボトル500ml・水
  • ペットボトル500mlにクエン酸300g(一袋)をそのまま入れます。
  • ペットボトルいっぱいに水を入れます。
  • シャカシャカと振ります。
  • 溶けきらない粒が沈殿するまで放置します。
  • 溶液が落ち着いてきたらうわずみ液だけを使います。
  • 作ったクエン酸水はスプレーなどに移し変えて掃除に使うと便利です。


 
また、クエン酸で掃除する場所や落としたい汚れによっていくつか作ると便利なものがあります。
 
それがクエン酸スプレー、クエン酸パック、クエン酸ペーストで、それぞれ作り方と便利な使い方を紹介していきましょう。

クエン酸スプレーの使い方

スプレー
さきほど作り方についてお伝えしたクエン酸水を、100均などにも売っているスプレー容器に入れることでクエン酸スプレーを作ることができます。
 
クエン酸スプレーはお風呂場の鏡や洗面台のシンク、またはリビングなどで使うと効果的なんです!
 
お風呂場の鏡や洗面台のシンクにたまった白い水垢にスプレーを吹きかけ、雑巾などで拭き取っていけば、汚れが落ちてピカピカになるのです。
 
またリビングでは消臭スプレーとしても効果が高く、カーテンやフローリングなどもスプレーして一拭きするとかなり匂いが抑えられます。
 
更にペットの匂いにもかなり効きますが、目に入ると良くないですのでペットに向かって直接噴射だけは避けてください。
 
トイレ回りなどを掃除する時にもクエン酸スプレーで消臭するのもおすすめです。

クエン酸パックの使い方

キッチンペーパー
クエン酸パックは、クエン酸スプレーの液をキッチンペーパーに染み込ませて使う方法になります。
 
スプレーだけだと少なくて、すぐに乾いてしまうとなかなか取れない汚れに対応するにはこのパックが有効で、例えばお風呂場のシャワーヘッドや、特に水垢のひどいシンクの隅などにオススメになります。
 
気になる部分にキッチンペーパーを貼り付け、そこにスプレー液をたっぷり噴射してヒタヒタにすると翌日きれいに汚れをふき取ることができます。
 
シャワーヘッドなど棒に近い形状であれば、スプレーで少し濡らしてから、キッチンペーパーをしっかり巻きつけ、浮かないように輪ゴムなどで止めておくとパックがしやすくなります。
 
せっかくスプレーしたものが蒸発しないように、上からラップなどを掛けておくとより効果的にパックすることができるのです。
 
クエン酸パックを使うコツとしては、キッチンペーパーがヒタヒタになるくらいしっかりスプレーをすることと、汚れに対してキッチンペーパーが浮かないようにきっちり密着させることになります。

クエン酸ペーストの使い方

クエン酸粉末に少しずつ水を加えていき、ペースト状にしたものも、お掃除に便利です!
 
ここでいうペースト状とは、少しゆるめの歯磨き粉くらいの感じで、主にトイレ掃除で活躍し効果を発揮します。
 
クエン酸ペーストを気になる汚れに塗りつけ、ブラシでこすると黄ばみがどんどん落ちていき、非常にきれいな状態にすることができます。
 
またクレンザーのような感覚で使えるので、クエン酸スプレーやクエン酸パックなどで落ちなかった水垢などにも対応可能です。
 
どうしても落ちにくい汚れにペーストを塗りつけ、少し待ってからブラシやぞうきんでしっかりと拭き取るのがコツになります。

クエン酸の効果が低い汚れとは?

これまでクエン酸の良い面を見てきましたが、クエン酸掃除に向いていない汚れというのもあるのですね。
 
 
クエン酸は酸性なので同じ酸性の油汚れを落とすのにあまり、効果がありません!
 
 
油ベタベタ油汚れというと台所のベタベタした汚れを連想しがちですが、家電などに黒くついた手垢やちょっとしたべたつきも油汚れになります。
 
 
台所のベタベタした汚れや家電などについた手垢を落とすのにクエン酸は不向きなんです。
 
 
もし油汚れを落としたいのであれば、クエン酸ではなく重曹などアルカリ性の洗浄剤を使うようにして下さい
 
 
重曹を使った掃除の仕方についてはこちらをご参考下さい
重曹の掃除での使い方と効果を解説!お風呂・キッチン・排水口がピカピカに!

クエン酸を使うときに注意するべきことは?

注意するべきことお掃除に重宝するクエン酸では、ありますが、使う際に注意する点もありますから下記の点について覚えておいて下さい。

目に入らないように注意する

目の痛み
体に害があるようなものではありませんが、クエン酸は酸性のため、目などの粘膜に触れると強い痛みを感じてしまいます。
 
もし目に入ってしまい痛みを感じた場合は、流水でしっかり洗い流し、痛みが残るようなら眼科での診察を受けるようにして下さい。

食品にも含まれる成分なので、少量であれば口に入っても心配はありませんが、多量に摂取してしまった場合はしかるべき医療機関に相談することを忘れないで下さい。

他の洗剤などと混ぜないこと

アルカリ性の強い洗浄剤(カビ取り剤など)と混ざると、体に害のある毒ガスが発生する場合がありますので洗浄剤の注意書きをしっかり読んで不用意に他の洗剤と混ぜないようにすることが重要になってきます。

液剤自体と混ぜていなくても、塗布する場所にクエン酸の成分が残っていた場合に化学反応が起きてしまうこともありますから十分に注意して使用するようにして下さい。

鉄製や銅製のものには使用しないこと

鉄製のフライパンやお玉
クエン酸の性質上、金属を錆びさせることがありますから、鉄製のものや銅製のものには使わないようにして下さい。
 
錆びに強いステンレス製のものなら大丈夫ではあります。

大理石などに使用しないこと

大理石
大理石の主成分は炭酸カルシウムなので、クエン酸の酸性の性質で大理石は溶けてしまいますから絶対に大理石に使用しないように気を付けて下さい。

まとめ

人体にも安心で高い洗浄力を持つクエン酸は、年末の大掃除をする際には非常に重宝されると思います。
 
 
特に水垢やアルカリ性の成分が残り、ヌメヌメとして掃除が面倒な水回りの掃除に高い効果を発揮してくれるのはありがたいですね。
 
 
刺激臭がないだけでなく、悪臭に対する消臭効果も期待できるので、すがすがしい気持ちで掃除ができそうです。
 
 
小さいお子さんやペットのいるご家庭にこそおすすめのクエン酸ですから充分にお掃除に活用して下さい。

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