あごに知らない間にできるニキビには痛い、痒い、ヒリヒリするなど様々な症状がありますが、そのまま放置しておくとさらに悪化してしまうケースが多いので、早く治したいものです。
ただ、あごニキビがなかなか治らない!って方が多いのですがなぜなのでしょうか?
大人になってからできるニキビ、いわゆる大人ニキビは10代の頃できる思春期のニキビとはできる原因も違ってきますし、肌の潤いなんかもかなり保湿力が落ちていますからなかなか治らないわけなのです。
ニキビができる要因は様々でニキビが慢性化してしまう原因というのがありますから、こちらの記事を参考にしてみて下さい
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市販のニキビ専用の薬だけでは、治りにくいのですがニキビを改善する正しい知識をもって対処することで案外、簡単にあごニキビを治すことができたりします。
簡単にできるニキビの治し方は、ずばり食生活の改善と生活習慣(良質な睡眠をとる!ストレスを溜めない!)の改善が大きなカギなんです!
ニキビ治療とその後の予防にも行動を変えるだけで簡単にできる方法なのでご参考にしてみて下さい。
食生活の改善で治す方法
あごニキビを改善するために、まず最初に取り組んでほしいことが食生活の改善なんです。どんな食べ物がニキビ改善に効くのかというのをまず知ることが大切なのですね。
あごニキビを改善するための栄養素としては、ビタミンを多く含む食べ物がいいのですが栄養素ごとに食べ物も分かれてきますからそれぞれの栄養素と代表的な食べ物についてまずは、ご紹介しましょう。
①ビタミンA
ビタミンAは、肌の生まれ変わりを促進する効果があるのでニキビ治療だけでなく美容全般で大切な栄養素だといえます。肌の新陳代謝をよくして活性化させることは、ニキビ予防には効果的なんです。
ビタミンAが多く含まれる食べ物としては、下記のものが代表的です
・うなぎ
・鶏レバー
・卵
また、βカロチンは体内でビタミンAに変化しますので、下記の野菜はβカロチンを多く含んでいますからおススメです。
・わかめ
・春菊
・小松菜
・人参
②ビタミンB
ビタミンBは、8種類あるのですがその中でもニキビ改善に効くのがビタミンB2とB6の2種類なんです。ビタミンB2は、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑えるために脂質の代謝を活性化させる働きをし、B6は、新しい皮膚を生成するのを助ける働きがあるのです。
ビタミンB2が多く含まれる食べ物としては、下記のものが代表的です
・豚レバー
・牛レバー
・粒うに
・すじこ
・魚肉ソーセージ
・焼き海苔
・納豆
ビタミンB6が多く含まれる食べ物としては、下記のものが代表的です
・鶏ひき肉
・まぐろ(赤身)
・ビーフジャーキー
・するめ
・きな粉
・コーンミール
③ビタミンC
ビタミンCは、皮脂の過剰な分泌を抑える効果をもっていて、美白作用もあるメラニン色素の合成を抑制する働きもあるので美肌を維持するのに重要な栄養素なのです。
ビタミンCが多く含まれる食べ物としては、下記のものが代表的です
・明太子
・ハム
・ベーコン
・赤ピーマン/青ピーマン
・アセロラ
・パセリ
・レモン
・ゴーヤー
・キウイ
・焼き海苔
④ビタミンE
ビタミンEは、ニキビの改善を最も助ける栄養素になります。ニキビを予防するにはホルモンバランスを維持することが大切で、このホルモンバランスが崩れることによってニキビはできるとされています。
ビタミンEは、女性ホルモンを増加させるために卵巣に働きかける役割をはたしてくれるため、ニキビの改善には一番重要な栄養素なのです。
ビタミンEが多く含まれる食べ物としては、下記のものが代表的です
・せん茶の茶葉
・とうがらし
・アーモンド
・抹茶(粉)
・あんこうのきも
・すじこ
・サフラワー油
上記のほかにも、食物繊維や乳酸菌を含む食べ物もニキビ予防には効果が高いとされています。
このような、ニキビを治すために必要な栄養素を含む食べ物を多く食する、生活に改善してみて下さい。
生活習慣の改善で治す方法
ニキビができる最大の要因がホルモンバランスの乱れになります、生活習慣を見直すことによりホルモンバランスを理想的な状態に維持できるようにすることで簡単にあごニキビは治すことができるのです。
生活習慣といっても幅広いわけですが、充分に睡眠をとる事とストレスを溜めない事を重点にご自身の生活習慣を改善することを心がけてみてください。
質の良い睡眠をとるためには?
睡眠不足がお肌に悪いというのは、常識になっていますがただ長く眠ればよいというわけでもありません。
肌を活性化させるつまり新陳代謝が最も行われるのは、眠りに入ってからおよそ3時間から4時間とされています。このお肌のケアを活発化させる時間にいかにして深い眠りにつくことができるかで良質な睡眠をうみだすことができるわけなのです。
睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りで熟睡のノンレム睡眠と2つの種類が存在します。
ニキビケアにとって質の良い睡眠とは、ノンレム睡眠いわゆる熟睡状態を眠りに入ってから3~4時間のところでつくりだされるかなのです。
ノンレム睡眠を実現する5つの行動
①眠る前に飲酒をさけること
眠りについてから1時間くらいくらいしてから深い眠りにつくのですが飲酒はこれを妨げる要因なのです
②ブルーライトを寝る前にあびないこと
スマホやパソコンから発せられるブルーライトは、メラトニンを分解し脳を覚醒させてしまいますので眠りが浅くなってしまうのです。
また、眠る1時間くらい前から部屋を真っ暗にすることも効果的で光を遮断するようにして下さい。
③眠りに快適な室温を保つこと
室温は、26度~27度を保つようにすると快適に眠りにつくことができます。
④肩が浮き上がるような高い枕で眠らない
肩が浮き上がらない状態で、顔がまっすぐ天井をみることができる体勢が最もベストですから、枕選びは重要なのです。
⑤日中に太陽を浴びるようにする
太陽の光を浴びるとセロトニンというものが分泌されるのですが、セロトニンは夜になりますとノンレム睡眠に重要なメラトニンへと変化するからなのです。
以前は、眠りのゴールデンタイムである夜10時~2時の間に眠ることが重要だとされてきましたが、最近では眠る時間より自分の生活サイクルにあわせて上記のような行動をとることがノンレム睡眠をうみだす大切な行動だとされています。
ストレスを溜めないようにするには?
仕事や人間関係など多くの悩みがある現実の中で、いかにしてストレスを溜めずに生活していけるかがお肌にとっては結構大切だったりします。
心のバランスがとれてこそホルモンバランスも理想的に維持できますから、ストレスを溜めないための生活習慣の改善についてもご紹介しておきたいと思います。
①悩みを忘れる時間を1日の中で必ずつくる
悩みを抱えてしまった場合には、ずっとその事だけを考えてしまいがちです。1日の中で数分間でいいですのでつくるようにしてみて下さい。
楽しいことを考えたり、瞑想することなど悩みを瞬間的に遮断するマインドを育てる習慣をつけてみましょう。
深く深呼吸をするだけでも全然OKです。
②誰かに助けてもらえるという心の選択肢をもつ
一人でくよくよ考えているだけでは、悩みは解決できないものです。きっと誰かが力をかしてくれると思うだけでも心の負担がぐっと減るようになります。
実際に相談できる人をつくり、悩みを打ちあけられるような人間関係づくりが大切なんですね。
③自分が好きなことに没頭できるようにする
趣味やショッピングなど、なんでもいいですから没頭できるようなことをみつけてそこに時間を費やすようにしてみてください。
④朝昼晩の食事は、きちんととるようにしましょう
食欲がないときでも、少量でかまいませんからきちんと栄養をとるように心がけましょう。
⑤悩みを書き出してみる
悩みを頭の中で考えていると、堂々巡りになって負のスパイラルから脱しないものです。紙に悩みを書き出すことで意外と客観的にみえるようになってくるものです。
まとめ
あごニキビを治すには、食生活と生活習慣を改善することが最善策であり、簡単な方法なのです。
ご自分でできることから少しづつでも構いませんのでぜひとも実践することをおススメいたします。