低体温は、現代病の一つとも言える症状で、低体温症になってしまいますと、いろいろな病気を引き起こす直接的な原因になることもあるので怖いものなんです。
難しいのは、体温が下がっていますので、体を温めて、体温を上げればいいという単純なものではないということなんです。
低体温症の場合、血行が悪くなっていますから、新陳代謝の作用が低下したり、それによって免疫力がおちて、風邪が治りにくい、疲労がたまりやすいなど、数々の生活習慣病を引き起こしたり、女性については婦人科系疾患にかかってなかなか改善できなかったりするんです。
低体温の原因をしっかり知って、万が一、低体温症になったときのために改善の方法を知っておいて下さい!
目次
本来の体温、低体温ってどれくらいの温度でしょうか?
人の理想的な体温は36.5度と言われており、一般的に36.5度から37度だと、新陳代謝もよく、免疫力も活発となるので、体温がこの範囲だと、健康的に過ごせるといいうわけなのです。
逆に低体温と言われる温度は、35度半ば以下と言われることが多いわけなのですが、体温が35度くらいになりますと代謝は低下し、排泄機能もうまく働かず、さらにガン細胞が育ちやすい体温といわれたりしますから、低体温というのはとても怖い状態なんですね。
低体温状態になっていると不眠にもつながるので、ますます体が休まらず、代謝も進まないという状態に陥ってしまうこともあったりしますから、ご自身の平熱が35度くらいの方は注意が必要です。
体温が34度くらいになりますと、布団で体をくるんでも、体温が上がらないような危険な状態になることもあり、悪寒を感じるというより、体が凍る前のような感じで唇も暗めの色になってしまっているんです。
低体温の原因を知りましょう!
低体温の原因はいくつか挙げられますが、一言でいうと、普段の生活習慣によるものが多いんです!
①ストレスやホルモンバランスの乱れからくる自律神経の乱れ
ストレスがたまると、体の神経の働きがにぶって、血行が悪くなるなどの症状につながってしまうんです。
また、ホルモンバランスがくずれると、自律神経が鈍ってしまい体温の調整がうまくいかなくなってしまいます。
特に女性の場合は、これが原因で婦人科系疾患につながり、ほかの症状を併発するので怖いものなんです。
②運動不足
運動をしていない、または全然動いていないと、血液を送り出す役割を担う筋力が低下して、体温も下がっていってしまうのです。
③ダイエット
ミネラルやビタミンを含んだ食べ物を摂取すると、体の熱を作り出すのですが、ダイエットを行っている場合にこのミネラルやビタミンが不足するような状態になったりします、そうしますと体の中で熱をつくりださないようになってしまうのです。
特に過度なダイエットを行う方は、ミネラルやビタミンが不足するばかりか、食べられない欲求不満からくるストレスや自律神経の乱れも影響する場合もあるので注意が必要なんです。
④栄養バランスの乱れ
たんぱく質、ミネラル、カルシウム不足、脂肪や糖質の過多摂取なども、筋力や血行を左右して、低体温に大いに影響を及ぼすんです。
また、暑い時期に冷たいものを食べすぎたり、寒いときに温かい甘いものを食べすぎたりすることも体内バランスを崩してしまいます。
例えば、マンゴー、パパイヤ、パイナップルなどは、体を冷やす作用があるので、暑いときなどはよりいっそう美味しく感じるわけなのですが、程度を超えるような体を冷やすまで食べ続けるのはよくないのです。
低体温を改善するには?
低体温の改善は、日常生活の中で実践できますので、改善の方法のうち即効性があって簡単なものをいくつか紹介します。
①ストレスをためないこと
仕事などでストレスをためないということは難しいことですが、たまったストレスを発散させるような習慣化が大事で、ヨガや瞑想をしてみたり、好きな映画を見たり、好きな街を散歩したり、ひと駅分歩いたりすることで上手にストレスを発散させて下さい。
とにかく、自分がリラックスする方法を見つけて、実践するのがポイントですね!
②お風呂で体をあたためる
全身浴または半身浴を10分~15分行います。
このとき、10秒バンザイの格好でリンパを流したり、ふくらはぎをマッサージします。
マッサージはさするだけでも、揉む方法でも、自分が好きなマッサージをするだけで大丈夫です。
毎日のお風呂タイムでふくらはぎをマッサージをする習慣をつけてみて下さい!
③無理な食事制限のダイエットを控える
無理な食事制限のダイエットは栄養不足におちいったり、体に不調をきたす原因になりますから注意が必要です
体重を減らしたいときには、ウォーキングを行ったり、スクワット、四股踏みなど、できるだけ運動を中心とした方法をとることをおすすめいたします。
これらのエクササイズを実践しますと、筋肉もつきますから、体温を上げる効果も十分期待できますし、一石二鳥なんです。
まとめ
低体温を改善するには、とにかく、新陳代謝をあげて、栄養バランスの取れた食生活を送ることが大事です。
ここで紹介した低体温の改善方法は、ほかの生活習慣病にも応用が効くので、いったん覚えて習慣化することをおすすめします!
副次的な効果もあるので、ぜひ一つからでもいいので試してみてくださいね。
低体温になったときだけでなく、普段からも、体温を定期的に図って、自分の体調管理を行い健康体を維持しましょう!
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