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自閉症最近では新しい病気も続々と増え、まだ難病認定がされていない病気はたくさんあるといいますが、その中でも自覚症状が少なく気づきにくいアスペルガー症候群という病気を聞いたことはありますか?
 
 
アスペルガー症候群は、まだまだ認知度も低い病気でもあり、難病認定がされていない病気の一つで、言動に支障が出てしまう脳機能障害の1つなのです。
 
 
主に自閉症のタイプの1つだといわれていますが、自閉症よりも自閉度が高く、IQは自閉症の子よりも高いですので、アスペルガー症候群の方と接する際には、特徴や診断の仕方、接し方などについて理解をしてあげることが大切になってきます

 
アスペルガー症候群の症状や特徴について詳しく解説していきたいと思いますのでご参考下さい

アスペルガー症候群とは?

イギリスアスペルガー症候群とは、イギリスで自閉症を診断されない一部の子どもに対して、アスペルガー医師の報告したケースに似ていることからアスペルガー症候群と名付けられました。
 
 
その後、アスペルガー症候群は徐々に注目されるようになっていきますが、アスペルガー症候群に似ている症状を持つ病気には、高機能自閉症や高機能広汎性発達障害などがあり、様々な種類がある病気とも考えられるようになってきています。
 
 
また、子供のころから自閉症だと診断されているケースであっても、成長していくことでアスペルガー症候群の特徴が目立ってくる場合もあるのです。

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アスペルガー症候群の特徴

脳の機能が正常に働かなくなるアスペルガー症候群は女性よりも男性の方が割合が多く約75%程度が男性で、このアスペルガー症候群は先天性の障害であり、脳の機能が正常に働かなくなる病気だと考えられています。
 
 
アスペルガー症候群の障害を抱えている方は自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを察することができないという特徴があり、また他人の思いや考えに共感を抱けなかったり、一つのことに対して強いこだわりを持っているという特徴もあるのです。
 
 
症状には言語障害や知的障害などがないため、周りの人から見ても障害を持っていることが分かりにくいという面があり、対人関係が上手くいかない、コミュニケーションが上手くとれない、限定されたものに興味を示すなどの特徴があり、自閉症の症状と良く似ているともいわれています。
 
 
このため周りの人から理解が得られにくくなってしまい、支援を受けにくい病気なんです。

アスペルガー症候群の診断方法は医師によって違う?

医師の診断アスペルガー症候群は知的障害や身体的な障害が見られないため、気づくことがとても難しく発見が遅れてしまうこともあり、大人になっても障害に気づかず、普通に生活をしている人もいると考えられています。
 
 
乳児の場合は言語が未発達のため、生後すぐにアスペルガー症候群だと診断されにくいでしょうが、同年代の子供よりも目を合わそうとしなかったり、笑わない、人見知りをしない、指さしをしないなどの兆候が見られる場合は経過観察が必要になります。
 
 
アスペルガー症候群の診断方法は、アメリカ精神医学会のDSM-5や世界保健機関のICD-10に則って診断を行います。
 
 
医療機関では主に診断基準に基づいたテストを行ったり、普段のライフスタイルや困難なことについての質疑応答などを確認していき、話を聞いた上で総合的に判断し診断結果が出るようになっています。
 
 
このため明確なことが分からず、アスペルガー症候群ではない、と診断されてしまうケースもあったりするのです。

アスペルガー症候群の方との接し方

社会的な常識や価値観がずれているアスペルガー症候群は、社会的な常識や価値観がずれているので、個性的な人だと周りから見られてしまうことも多いようですので、アスペルガー症候群の特徴を良く理解した上で、接し方を考えていく必要があると考えられます。
 
 
この症状を発症している人は自分の価値観とは合わないものに出会った際に、混乱を起こしやすくなりますので、混乱を引き起こさないように刺激するような言い方をせず、指導というよりは優しく教えてあげるようにするのがポイントです。
 
 
会社などではルールに則って業務を行えるのですが、アスペルガー症候群の場合は何度同じことを説明しても理解されない場合が多いので、その対策として細々したルールよりもいつまでに何の仕事をこなすのかをハッキリ伝えるようにすることで、淡々と仕事をこなしてくれます。
 
 
このように周囲が肯定的に受け入れることで多くの問題は解決し、アスペルガー症候群の二次的な症状を防ぐことができるようになるのではないでしょうか。

まとめ

周りの人間がこのような対策をしてあげることで、アスペルガー症候群の方も、社会的にも進出できるようになりますし、またアスペルガー症候群の方は、褒めてあげることで自らの自信となり、良いことをしたと感じてもらえるため、何かができた時は思いきり褒めてあげるのも大切です。
 
 
褒めてもらえたという効果から人と関わることが楽しいと感じるようになっていき、コミュニケーション能力を徐々にではありますが上昇させることができるようになるからなのです。
 
 
決して問題のある症状ではなく、それ自体も個性となりえますので、周囲の方が理解してあげるようにして接してあげて下さい。

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