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風が吹いただけでも痛いといわれるほど激痛を伴うといわれる痛風・・・
 
 
昔は「ぜいたく病」などといわれていたものですが、例えとはうらはらに足が骨折したのか!?と思うほどかなりの痛みをともなう病気なのですね

痛風は、初期症状の痛みがでるまで身体の不調がなかなかでないことから、自分自身では気付きにくい病気なのです。
 
 
そんな痛風の初期症状や気をつけなければならないことなどを詳しくご紹介していきたいと思います。

痛風とは

痛風とは痛風とは体の中にたまった尿酸が結晶となり、激しい痛みを伴う関節炎を起こす病気で、世界的には非常に古くから確認されているわけなのですが、日本で確認されたのは明治時代以降のことなんです。
 
 
近年では医学研究が進み、非常によく効く薬が開発されているので、正しい治療を受けて生活習慣を改めれば健康的な生活ができるようになりました。
 
 
しかし、放置してしまいますと激しい痛みが繰り返されるようになって、体のいろいろなところに症状が現れたり、最悪の場合、腎臓に症状が現れたりする重大な病気へとつながってしまいます。
 
 
痛風というのは、高尿酸血症といい症状がでるまえに血液の尿酸値が高くなる状態が長く続いたりするのです。
 
 
高尿酸血症の状態を放置しておくと、足の親指のつけ根などが赤くはれて痛みはじめます。詳しい初期症状については後の項目「痛風の初期症状は?」で紹介しています。
 
 
痛みは強烈ですが、発作的なもので1週間から10日くらいで次第に収まるようになり、さらにしばらく経つと全く症状がなくなります。
 
 
この発作については、薬で炎症を抑えることで比較的に早く治るのですが、1年以内に同じような発作が起こることが非常に多いのです。
 
 
発作と鎮静を繰り返しているうちに、足首や膝などの関節まで腫れ、発作の感覚が次第に短くなっていきます。
 
 
ここまで症状が進行してしまうと、関節の痛みだけでなく関節の周囲をはじめ、身体のあちこちに結節(結晶が沈着することによってできるコブ状の肉芽腫組織)ができたり、尿路結石ができたりします。
 
 
最終的には重症の慢性痛風になる危険性もあるので、放置することは非常に危険なのです。
 
 
統計学上20歳以降の男性は痛風にかかりやすいといわれていて、血清尿酸値は遺伝と環境の両方が関係しているので、それらの知識を持ったうえで対処する必要があります。

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ご自分が痛風かも?と感じるような身体の不調があるようでしたら専門知識を持った医師に相談することが大切です。

痛風の初期症状は?

痛風の初期症状については、人によって個人差があり、気が付かず進行している場合もあるわけなのです。
 
 
痛風の発作の初期症状は、主に下記のようなものになります
 
 
足の指やくるぶしなど末端が

  • ピリピリ感がある
  • ジーンとうずくような感じがする
  • しびれたような状態になる
  • むくみやだるさがある

 
などの症状が発症と鎮静を繰り返します。
 
 
特にしびれやうずくような痛みは初期であればあるほど、場所の特定が難しく、足の裏が痛むと感じる人もいます。
 
 
ただし、尿酸は体温の低い場所ほど析出しやすいので、70%以上の人が初期症状として足の指での発症を報告されています。

痛風になってしまったら

痛風になった場合、初期症状のうちに病院を受診することをぜひともお勧め致します。
 
 
湿布などで痛みを一時的に抑えたとしても、痛風の発作は必ず繰り返されるものですからきちんと専門医での治療が必要なのです。
 
 
痛風になった場合には、さらに以下の生活習慣の改善が必ず必要となります。
 

①お酒を減らす
 
普段からお酒を飲んでいる人はお酒の量を減らすようにして下さい
 
アルコール全般が痛風に良くないのですが、特にプリン体を多く含んでいるビールは飲むのを控えるかプリン体フリーのものを選ぶようにしなければなりません。

 

②水分を多くとる
水分をとる 
水分を摂取することで体内の循環を促し、痛風の原因である尿酸が溜まりにくい体の状態を保って下さい。
 
2L程度の水を毎日飲んで、1日6~8回トイレに行くようにするのですが、お茶やジュースではなく「水」を飲むことが良いとされています。

 

③食べる量(カロリー・脂質)を減らす
食べる量 
痛風はエネルギーを過剰に摂取することで発症しますから、やはり食べる量を減らさずおえないのです。
 
実際、40~70%の痛風患者が脂質異常症(高脂血症)も発症しています。
 
脂質の多いものを極力避けた食事を心がけることが大切なのです。

 

⑤海藻をよく食べるようにする
ひじき 
ひじきやわかめ、昆布などの海藻類はアルカリ性の食べ物です。
 
アルカリ性の食べ物を食べることで、尿の酸性度を下げることができるのです。

 

⑥運動をする
運動をする 
運動することによって、過剰に摂取されたエネルギーを燃焼させることができます。
 
さらに脂肪を燃焼させることによって体内の脂質量が調整され、尿酸の排出がスムーズになるだけではなく尿酸の生産量を減らすことができます。
  
ただし激しい運動は細胞を破壊して多くの尿素を生産するため、痛風を発症してしまった場合には、軽いランニングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

 

⑦ストレスを減らす
 
ストレスも尿酸の生産に関係しています。
 
ストレスを全くなくすことは不可能だとは思いますが、極力ストレスを溜めてしまわないように心がけましょう。
 
自分なりのストレス発散方法を見つけることが大切です。

 

⑧たばこを減らす
 
喫煙者が高尿酸血症を発症すると心血管系の障害のリスクが非常に高まるといわれています。
 
これはどの病気にも当てはまることですが、たばこ自体が体に決していいものではないので、喫煙量を減らすことをおすすめします。

まとめ

痛風は「ぜいたく病」と呼ばれることがありますが、現在の食生活では20代後半の方でも発症することがある身近な病気です。

初期症状を軽視せず、自分の身体のSOSを見逃さずに適切な対処をするようにして下さい。

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