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母の日毎日手作りの食事が何も言わずに出てきたり、綺麗に洗濯されて畳まれた衣類が用意されていたり、お風呂場やトイレやリビングといった家中が常に整えられているのを、つい当たり前の光景だと思ってしまいがちですが、全てはお母さんのおかげということを改めて感じることが出来るのが、一年に一度の「母の日」ではないでしょうか。

日頃の感謝を込めて、お母さんに堂々とプレゼントやお礼のメッセージなどを渡すことが出来る母の日ですが、そもそも母の日とはいつ頃から始まったのか、その由来やカーネーションを贈るのはなぜなのか、さらには2018年の母の日はいつなのか、といったことをご紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

2018年の母の日はいつ?

いつ母の日というのは、「○月○日」といったように日付が決まっているのではなくその年によって変わりますが、曜日は日曜日と固定されています。
 
 
日本における母の日は「5月の第2日曜日」と決まっているので、2018年の母の日は5月13日となります。
 
 
しかし世界中でこの日が母の日となっているわけではなく、国によって母の日の日付は違い、たとえばスペインやポルトガル、ハンガリーの母の日は「5月の第1日曜日」と決まっていますし、スウェーデンの母の日は「5月の最後の日曜日」とされていたりと、その国によって異なるのです。
 
 
他にも5月に限らず、母の日が3月や8月、10月に制定されている国もあります。
 
 
ただ日本と同じ日付の国は多く、アメリカやドイツ、イタリアやカナダなどの母の日は同じく5月13日となっていて、その国によって日付に違いがあるというのはとても興味深いですね。

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母の日の始まりの由来と意味

そもそも母の日はアメリカで生まれ、日本に伝わったのは何と大正時代であり、本格的に全国に広がったのは第二次世界大戦後なのです。
 
 
20世紀初頭、アメリカのウエストバージニア州に「アンナ・ジャーヴィス」という女性がいて、アンナさんは1905年5月9日に母親を亡くされました。
 
 
苦労して自分を育ててくれたことや、教育支援や平和活動などを生前に行なっていた母を敬う気持ちを世に残したいと思い、「母親のための祝日を設ける運動」を始めたところ、賛同者がどんどん増えてやがてアメリカ全土にまで広がっていったのです。
 
 
アンナさんの母親は「アン・ジャーヴィス」といって敬虔なクリスチャンであり、「マザーズデイ・ウォーク・クラブ」というボランティア団体を作って、地域の医療補助活動をしていましたが、アンさんが住んでいた地域は南北戦争の北軍と南軍の両方の駐屯地となっていました。
 
 
両軍には、はしかやチフスといった病気が流行っていたり、戦争で負った怪我で苦しんでいる兵士がたくさんいましたが、アンさんはどちらの軍などの差別なく、献身的に医療ケアを行なっていたのです。
 
 
南北戦争中も戦争後もさまざまな活動を行なっていたアンさんを敬う、アンナさんの「母親のための祝日を設ける運動」をきっかけに、5月の第2日曜日を「母の日」とする法律が1915年に施行されたことが、「母の日」の始まりとなりました。
 
 
アメリカで生まれて1915年から始まった母の日は、日本では1937年に森永製菓が告知したことで少しずつ広がっていきましたが、その後第二次世界大戦に突入してしまい、母の日に関する話し合いなどを行える状況ではなくなってしまったため、10年後の1947年に正式に制定されて日本における母の日が誕生したのでした。

母の日にカーネーションを贈るのはなぜ?

カーネーションアンナさんは亡き母を追悼するために、教会で白いカーネーションを祭壇に飾り、出席者にも配りましたが、なぜ白いカーネーションだったかというと、母であるアンさんが好きな花だったからです。
 
 
このエピソードから、母の日とカーネーションに強い繋がりが生まれ、さらに母が健在であれば赤いカーネーション、亡くなられているのであれば白いカーネーションを自分の胸に飾るようになりました。
 
 
当初はこのように自分自身の胸に飾ることが主流でしたが、やがて母親本人にカーネーションを贈るように変わっていったのです。
 
 
アンさんが好きだった花であることに加え、元々カーネーションは聖母マリアが、十字架に架けられたキリストのために流した涙から咲いた花だという謂れもあることで、特に赤いカーネーションは「母性愛の象徴」とされていることから、母の日に手渡す定番の花となりました。
 
 
赤いカーネーション以外にも、現在ではピンクやオレンジ、青や紫といったさまざまな色のカーネーションを贈ることが増えていますが、色によって花言葉や意味に細かな違いはあっても、母の日に贈られるカーネーションの花言葉は「純粋な愛情」や「女性の愛」といった、共通の意味が込められているので、お母さんの好きな色のカーネーションを選ぶのもおすすめです。

母の日におすすめのプレゼントは?

プレゼント母の日のプレゼントとしてカーネーションは王道的な存在ですが、他にも手紙やメッセージカードを添えたお菓子なども定番となっています。
 
 
ただ定番のものをプレゼントするのも悪くはありませんが、お母さんが本当に欲しいと思っているものをプレゼント出来たら、贈られたお母さんだけでなく贈った自分たちもとても嬉しい気持ちになるのではないでしょうか。
 
 
実はお母さんが本当に欲しいと思っているものは、花やお菓子といった「物」よりも、子供たちと一緒に食事をしたり、一緒に出かけたり旅行に行くといった「家族や子供と一緒に過ごす時間」であることが多いのです。
 
 
物はお金を出せば手に入れることが出来ますが、子供と過ごす時間はお母さん自身では買うことが難しいため、母の日のプレゼントとして食事や旅行を選ぶと喜んでくれる可能性がとても高いです。
 
 
しかしそのような時間を作ることがなかなか難しい場合には、カーネーションにこだわらずにお母さんが好きな花をプレゼントしたり、最近では有名店が手がけた豪華な料理を詰めた「母の日膳」といったものもあり、毎日の食事作りからお母さんを解放してあげて、母の日はお母さんの完全な休日にしてあげるというのも喜んでもらえる可能性が高いのでおすすめです。

まとめ

年に一度、お母さんに堂々と感謝の気持ちを伝えられる母の日には、お母さんの喜ぶ顔を見たいと思うのは当然のことですよね。
 
 
人によって好みは違いますが、どうすればお母さんが喜んでくれるのかを考えてプレゼントを決められたら、とても素敵だと思います。
 
 
この記事で母の日の由来などを知ったことをきっかけに、2018年の母の日は5月13日ということをしっかりと頭に入れておいて、ぜひ早めに準備を始めるようにしてみて下さい。

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