お魚がおいしくなってくる季節到来。あの魚がだんだんと水揚げされるようになってきますね。
そう、ブリです!私の地元はブリの宝庫と呼ばれているところなので、冬になると天然ぶりのアラを使ったぶり大根をよく作るんですよ。
本来ならば、鍋を反射式ストーブの上に置き、コトコトじっくり煮込んで大根にブリのうまみをたっぷりとしみこませるのですが、急にぶり大根が食べたくなったら、じっくりも待てません!
そんな時は、主婦の味方である圧力鍋でお手軽時短でおいしいぶり大根を作ることもあるんです。
そこで、ブリの宝庫から、圧力鍋で作るおいしいぶり大根のおすすめレシピをご紹介します。
ぶり大根の材料
ぶりのあら1キロ 大根1.5本 お酒400㏄ お水700㏄ お醤油お玉1杯弱 お味噌お玉に半分弱 はちみつお好みで。みりんお玉1杯弱 ショウガ少々
圧力なべの容量が少なければ、減らしても構いませんし、家族が少ないという場合も、全体的に減らしたりしてみてくださいね。
下ごしらえの方法
①ブリは脂が強いので下茹でする。
下茹でしたことにより、余計な臭みと余計な脂が出ていくので、うまみが残ります。
下茹でといっても、ずっと煮込むわけではなくて沸騰したお湯にブリのアラを入れて白くなったらお湯を捨ててください。
もし、まだ脂がきついなと思ったら、もう一度沸騰したお湯にブリをさっと通して脂分を落としてみてくださいね。
②ぶりをきれいにする。
ブリのアラには、血がまだ残っていたり、皮にぬめりがあったりすることがあるので、手でやさしくなでるように汚れを取ってください。
この汚れを取らないと、きれいで臭みのないぶり大根にならないので、一番肝心な作業です。ここで手を抜かないようにしましょう。
ちょっとこの部分は大変ですが、そんなに時間はかからないと思うのでぜひやっておいてくださいね。
③大根は大きめにカットする。
ぶり大根はよく煮込んで大根にブリのうまみをしみこませるのが特徴です。
大根が小さいと、ブリのうまみをたくさん吸い込んでくれないので、大きめにカットしておきましょう。
もちろん皮もしっかりとむいてくださいね。よく煮込むので面取りはしなくてもいいです。
④大根も下茹でする。
大根も下茹でしておきましょう。一度大根を軽くゆでたら、ざるにあげてください。
大根も表面を丁寧に水洗いしてあげてください。大根のあくをきれいに取り除いてあげましょう。
調理方法
①圧力なべにお水や調味料を入れてください。
蜂蜜を入れるのは、ぶり大根に照りを持たせるためでもあり、ぶり大根のうまさを引き立ててくれるので、もし入れるのであれば多めかな?と思うぐらいの量を入れてくださいね、
お味噌は、隠し味程度でいいです。できれば麹みそが合うと思います。お醤油は刺身醤油がおすすめ。甘みもありますし、ぶりにとっても相性がいいと思います。
ショウガは、ブリの匂いが気になるという方にお勧めです。お好みで包丁で薄切りにしたものを入れましょう。
圧力なべに調味料をいれたら、よくかき混ぜてくださいね。
②大根は下にいれましょう。
大根を先に入れて、きれいに並べてください。きれいに並べられた大根の上に、そっと、下茹でしたぶりのあらを並べておきましょう。
そうすることにより、ブリのうまみが大根にしみこみやすいですよ。
しっかりと蓋がされているか、再度確認してみましょう。蓋がしっかりされていないと、ちゃんと圧力がかからなくておいしいぶり大根ができなくなっちゃいますよ。
蓋を確認したら、最初は中火ぐらいで加熱します。しっかりと加熱されて圧がかかってきたら中火で20分ぐらい加熱します。
20分たったら、少し弱火にして、じっくりと10分です。無理やり開けるのではなく、冷めてきて圧が下がったら開きましょう。
大根に箸をさしてみてください。簡単に入るのであれば、しっかり火が通っている証拠です。
あと、ブリの骨もちょっとつついてみてください。軽くほぐれないようであれば、もう少し火にかけておいてもいいかもしれませんね。
一度完全に冷ましましょう
煮物は、冷めることによって味が一層しみるので、ゆっくりと冷ましておくのがいいでしょう。
しっかりと冷ましたら、冷蔵庫で保管しましょう。
食べる前になったら、もう一度火をかけてアツアツのぶり大根を食べてくださいね。これで出来上がりです!
まとめ
どうでしたか?簡単にできそうですよね♪
圧力鍋がないという方は、ぜひ、昔ながらのゆっくりコトコトでチャレンジしてみてくださいね。
ゆっくりコトコトで作るぶり大根も、圧力鍋で作るぶり大根もどちらも作り手の気持ちがスパイスになり、より一層おいしくしてくれるんですよ。
さあ、この冬はおいしいぶり大根で身も心もあったまりましょう!