毎日洗顔していつもキレイに保っていると思われる顔にも、ダニがいるって知っていましたか?
自分の顔にダニがいるかどうかというのは、正直分からないところでもあると思いますが、実は顔ダニというのはほとんどの人の顔に生息しているものなのです。
自分の顔にもダニがいるっ!?
と聞くと正直、驚いてしまいますしダニなので衛生的にも体によくないイメージもありますから、できれば寄生してほしくないと思ってしまいますよね・・・
ところが顔ダニは、人の体には必要なところもあって決して悪い寄生虫ということでもないわけなのです!
但し、きちんとスキンケアをしていてもニキビができてしまう人は、顔ダニが増え過ぎているのかもしれません・・・
そこで顔ダニが増えすぎると起こる症状や治し方の基本についてご紹介していきたいと思います。
そもそも顔ダニって何?
そもそも顔ダニというのは、大きさが0.2~0.3mm程度でとても小さく、人の顔や毛穴に生息しているといわれていて、ダニの種類の中でもデモデスクという種類になります。
デモデスクという顔ダニは、毛穴1つに対しておよそ5~6匹いるといわれていて、頭皮だけでいうと約15万匹はいるそうで、体全体を考えてみるとおよそ約200万匹も生息していると考えられています。
顔ダニのエサになっているのが、私たちの体から普通にでてくる皮脂なのです!
顔ダニは、肌の余分な皮脂を食べてくれるので弱酸性に保ち、顔ダニのおかげで肌のバランス自体が保てるようになっていたりします。
顔ダニがいることで発疹やニキビの原因に?
顔ダニというのは良いことだけをもたらしてくれるとは限らないんです。
顔ダニは皮膚にとっては良いダニなのですが、顔ダニが増えすぎてしまうことで皮膚に症状が出てしまうことも考えられ、それが原因で発疹やニキビなどの症状につながってしまうこともあるのです。
発疹やニキビの症状が出やすい人の特徴としては、皮脂が多いことやメイクが濃いこと、まつ毛にエクステをしている人などで、特に顔ダニが多いと考えられています。
また、クレンジングや洗顔を疎かにしている、生活習慣が乱れている人や辛いものなどの刺激物が好きだという人も同様で、ニキビができないようにと必死でスキンケアをしていても、顔ダニが増えすぎることによってニキビができてしまうこともあるわけなのです。
ニキビが顔にできてしまうと化粧で隠したり、マスクをしたり隠すことに必死になってしまいますよね。
このようにならないためには、どうやって顔ダニを退治していけば良いのでしょうか?
皮膚科で発見されにくい顔ダニ
ニキビができた時には、皮膚科に通ってニキビを治すようにしているという人は多いと思いますが、ニキビ治療の診察だけでは顔ダニを発見するまでに至らないケースが多いといわれています。
この場合は、何回皮膚科に行っても根本的な治療ができないので、顔ダニが減ることがないので絶えずニキビができてしまう状態となります。
医師から専用の薬をもらえなければ、顔ダニ自体は減らすことができないので、顔ダニは皮脂とともに毛穴に繁殖してしまい、これではニキビを改善するどころか、ニキビだらけの顔になってしまうことも考えられます。
そのため、ニキビができやすい人は一度皮膚科に行った時に顔ダニの検査をしてもらうようにして下さい。
薬を使って増えすぎた顔ダニを駆除する
顔ダニが原因で症状を発症している場合は、ニキビの薬が効かなかったり、顔にニキビや発疹ができてかゆみなどが発生、顔全体に赤みがあるような症状になります。
このような症状が現れている場合は顔ダニが原因だと考えられるので、一度皮膚科で検査をしてもらった方が良いでしょう。
顔ダニの治し方としては、ZZ軟膏やXFMLクリーム、または硫黄含有の軟膏を使ったりすることで発生を抑制してくれます。
このような薬は皮膚科でも処方してくれるので、この薬を使って顔ダニを駆除する治療法で症状を改善していくようになるのです。
まとめ
顔ダニの数は、完全に0にすることは不可能に近いのですが、毛穴に数匹の顔ダニがいるだけで、再度症状が出てしまうこともあります。
ニキビができるたびに検査をしてもらうのは面倒だと思いますが、肌をキレイに保ちたいのであれば、この方法が一番良いのではないでしょうか。
また、顔ダニに効果があるとされる顔ダニ対策用洗顔石鹸なども販売されていますから、それを使い毎日毛穴のケアをして皮脂が増えすぎないようにして、エサをばらまかないように対処することが顔ダニを増やさない秘訣だと考えられます。
顔ダニがいるというだけで汚いと感じる人もいますが、大半の人の毛穴に住んでいるので、汚いとあまり気にする必要はありません。
汚いと思ってしまうと付き合っている人と頬をすり合わせたり、頬にキスもできなくなってしまいますよ。
自分も含め、誰にでもいるものだと感じることであまり顔ダニを気にせず、きちんと肌のケアをしていくことが大切です。