基礎体温を把握するということは、大人の女性にとっては、非常に大切なことなのですね。
特に、結婚をしてお子さんがほしい方にとっては、基礎体温を毎日きちんと測ってしっかり管理することが重要だといわれています。
基礎体温を継続して測ることによって生理の周期を自分自身でわかるようになり、排卵日がいつ頃くるのかが予測ができますから妊娠できる時期などがおおよそですが把握できるようになるのです。
基礎体温が高くて生理がこないときは、妊娠している場合もあるわけですが実は病気の可能性もあったりするのですね。
基礎体温が高い人で生理がこない?と心配されているアナタのために妊娠なのか病気なのかをその原因とともにご紹介したいと思います。
目次
基礎体温を測る上で知っておくべき低温期と高温期
基礎体温を正しく測る上できちんと知っておかなければいけないのが低温期と高温期についてなのです。
通常ですと基礎体温は、卵巣が正常に機能している場合ですと低温期と高温期の二つに分かれた生理周期で変化してしていく身体のメカニズムになっています。
低温期とは
低温期は主に生理が始まった日から排卵日までを指していて卵胞ホルモンとよばれるエストロゲンが増え、低温期の終盤には、基礎体温が下がる状態になり最も基礎体温が下がるった日が排卵日になります。
ちなみにエストロゲンは、女性ホルモンと呼ばれるくらい女性の身体にとっては大切なもので自律神経を整えてくれたり、感情をコントロールしたり、肌や髪へ与える影響も大きい物質なのです。
低温期の基準日数は、個人差にもよりますが12日~18日ほどが理想的でその際の基礎体温は36.5度前後になるのです。
高温期とは
排卵日から次の生理までを指していて黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンが増えることで基礎体温が上がる身体のメカニズムになっています。
ちなみにエストロゲンは、妊娠するために重要な物質で受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜を厚くする役割をになっています。
高温期の基準日数についても個人差はあるのですが12日~14日ほどが理想的でその際の基礎体温は36.7度以上になるのです。
基礎体温を正しく測るには?
基礎体温を正確に測るには、生理周期で3周期(約3ヶ月)は必要とされていますから、3周期をきちんと記録をとるようにして下さい
基礎体温の測り方
基礎体温を測る際には次の点に気をつけて測るとより正確な数値になります。
①毎日目覚めたときの同じ時間に測るのが望ましい
同じ時間で測ることがベストではありますが、生活スタイルによってはなかなか難しいと思いますから、目覚めたときに測るということを守るようにして下さい
②体温が上がらないように体を動かさないで測る
正確な基礎体温を記録するには、目覚めてからすぐに測る必要があります。歯磨きや朝食などで体を動かしたりすると体温が上昇してしまいますから正確とはいえないのです。
習慣化するために寝る前に体温計をベッドや枕もとの分かりやすいところに置いておくようなクセをつけておいて下さい。
③寝た状態で口の中に体温計をさし測る
基礎体温は、口の中で測ることが基本で舌下の奥に体温計の先端を置くようにして下さい!測っているときは口を開いたりしないようにすることがポイントになります。
あと注意点としては、基礎体温を計測する期間は、できるだけ睡眠時間をきちんととるようにして体調の管理も充分に行いながらすすめるようにして下さい。
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低温期なのに基礎体温が高く生理がこない
妊娠した場合には、高温期が維持される状態になり生理がこなくなりますから、きちんと基礎体温を測っていて低温期なのに高い体温場合ですと妊娠した可能性があります。
低温期の基礎体温が高い状況というのは、低温期と高温期の差をみるようにするのですが通常ですと0.3~0.5度差あるのがそれ以上ですと低温期の基礎体温が高いと判断できると思います。
高温期は、14日程度ですからこれが3週間以上も続いているようでしたらまずは妊娠検査薬で陽性反応がでるか確認してみて下さい。
妊娠検査薬などで陰性反応になる場合があるのですが、低温期に基礎体温が高くても妊娠の影響ではなく体に不調が起こっていて何らかの病気であることも考えられますから、産婦人科などで診てもらう必要があるのです。
注意しておかなければならないのが、下記のような状況が続いた場合には低温期でも基礎体温が高くなることがあります。
- 睡眠不足
- 消化不良
ストレスだったり生活習慣だったりと様々な原因が考えられるのですが女性の体は複雑ですから常日頃から体調管理を怠らないことが大切なのです。
基礎体温が高い場合の病気の可能性
基礎体温が高くて妊娠検査薬で陰性反応がでた場合には、病気の可能性もまれにあったりします
基礎体温が高いということは、高温期が続いている状態でかつ生理が無いような場合ですと黄体依存症(おうたいいぞんしょう)の可能性があります。
黄体依存症とは、高温期に黄体ホルモンが分泌される際にその量が過剰となり高温期が長く続いてしまう病気なのです。
別名、ハルバン症候群とも呼ばれることもあり、倦怠感があり情緒不安定になったり頭痛や胸が張るなどの症状をともなうのです。
あと特徴的な症状としては、生理の際の出血が通常よりも多くなったりするのです。
残念ながら現代の医学では黄体依存症の原因が解明にいたってなく、治療薬などがないのです。
ただし、黄体依存症はホルモンバランスのくずれから黄体ホルモンの分泌が過剰になりますから食生活の改善やストレス発散につとめることで改善することは可能なんです。
生理がきたのに高温期が続く場合があるのですがその時は、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)の疑いも考えられます。
子宮内膜症とは、子宮内膣にしかないはずの子宮内膜や子宮内膜様と似た組織が子宮以外にできる病気なのです
症状としては、痛みが主ですが生理痛や下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛、慢性骨盤痛といったものがあらわれるようになります。
移植説
生理の際に体外に血液が流れず卵管へと逆流してしまい、腹部にとどまることによる原因とされる説
体腔上皮生説
腹膜が、なんらかの影響で子宮内膜へ変化することによる原因とされる説
アレルギー説
ここ最近の説でアレルギーが原因ではないか?という説になります
子宮内膜症についての治療については、手術療法と薬物療法の2つがあり年齢やその発症している部分によって医師との相談のうえ決定されていきます。
まとめ
基礎体温をきちんと計測されていない方も多いと思いますで、これを機会に基礎体温を3周期(3月間)計測してみることをお勧めします。
基礎体温が高い状況が続くと妊娠の場合が多いわけですが、病気の疑いがあることも充分に理解してしっかりと自己管理をしてほしいと思います。
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