鼻づまりになると鼻呼吸が苦しくしなるので、十分な睡眠がとれなくなってしまったり、頭がぼーっとして集中力も低下したりして本当になんとかしたい症状ですよね・・・
あとニオイも分からなくなってしまって食事も美味しくなくなりますから厄介極まりないですし、更に辛いのが外出先での鼻づまりではないでしょうか?
鼻づまりの状態ですと思考も低下してしまいますし、夜もなかなか寝れないこともあったりしますから、早く解消したいものです。
そんな辛い鼻づまりに効くツボ押しで解消する方法や鼻うがいの正しい方法などについてご紹介したいと思いますので、なかなか寝れない夜が鼻づまりが原因で頻繁にある方はご参考下さい。
目次
鼻づまりの原因とは?
鼻づまりと一言でいっても実は、その原因については様々にあるのです!
一般的には、風邪やインフルエンザのような病気によって鼻が詰まる原因になることが多いわけですが、鼻の構造上の問題によっても起こることがあります。
また、次のような疾患が原因となって鼻が詰まることもありますから覚えておいて下さい。
- 鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)
- 急性副鼻腔炎(きゅうせいふくびくうえん)
- 慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)
- 咽頭扁桃(いんとうへんとう)
鼻づまりの原因や様々な症状についてこちらに詳しくまとめていますのでご参考下さい
部屋を理想的な湿度に保つ
なかなか眠れないような鼻づまりでは、まず部屋を理想的な湿度に保つようにすることが解消法の前にやってほしいことになります。
眠っている時の部屋の湿度が低いと口や鼻の粘膜が乾燥して、鼻づまりが起きやすくなってしまうからなのです!
部屋の湿度は40%~60%が理想的で、それ以下になると乾燥した空気を好むインフルエンザウイルスや風邪ウイルスが蔓延しやすい環境になってしまいます。
だからといって湿度を上げすぎて、60%を超えてくるとカビやダニが発生しやすくなってしまいますから、注意が必要です。
部屋が60%以上の湿度になった時には表面積の広い濡れたバスタオルを干したり、加湿器を置いて理想的な湿度を保つようにする必要があります。
大人の方の鼻づまりだけではなく、赤ちゃんが鼻づまりで苦しそうにしているときは特に部屋の湿度を40%~60%を保つことをして下さい。
鼻づまりを解消するツボ
鼻づまりを解消して早く治す方法で最も効果的なのがツボ押しになりますから、なかなか寝れないときにはぜひお試し下さい!
人の体の周りにはエネルギーいわゆる気が巡っていて、この気の流れの経絡上にあり、気血が出入りし、経絡が合流したり分枝したりする経絡状の重要なところがツボ(経穴)になるというのが東洋医学の考え方になります。
経穴であるツボを指圧することで、血行を促進させ、気の巡りを良くする働きがあり、WHOでも身体に効果を与えるということが認められていて、361個、左右対だと実に670個ほどのツボがあるのです!
全身にあるツボの中で鼻につながるツボもあり、そのツボを押すことによって鼻づまりの解消に即効性があるものが、存在するわけなのです。
迎香(げいこう)
鼻の左右のふくらみの両脇に位置するのが迎香になり、鼻づまり解消に効くツボになります。
迎香を両手の人差し指で軽く押えるようにすると効果的に指圧ができるのです。
睛明(せいめい)
鼻のつけ根の両脇に位置するのが睛明になり、このツボも鼻づまり解消には効果があります。
睛明を親指と人さし指を当てつまむようにしながら押したり揉んだりする指圧のやり方で鼻づまりに効くようになります。
迎香と睛明を人差し指の腹を使ってこするように行ったり来たりするとより効果的です!
外鼻(がいび)・内鼻(ないび)・腎上腺(じんじょうせん)
外鼻は、耳の穴の手前にある小さなふくらみの真ん中の顔よりにあり、内鼻は耳の裏側に位置していて外鼻のやや下になり、腎上腺は、外鼻の少し斜め下に位置しております。
この3つのツボの指圧の仕方は、耳の穴に人さし指を入れ、外側から親指で挟み込んでもみほぐします
内分泌(ないぶんぴ)
内分泌は、耳の穴の下の切れ込みの内側の位置にある、鼻づまりに効くツボになります。
人差し指を入れて優しくマッサージするようにして下さい。
鼻づまりを簡単に解消するツボマッサージ
鼻づまりに効くツボの中で、最も効果のある迎香のマッサージ方法について動画にてご紹介致します。
- 犬歯の歯茎と鼻の境目の硬い部分を人差し指で触って探します。
- 骨のような部分なのですが押すとツーンという感覚がある部分になります。
- その部分を結構、強めに押します。
効果がえられる部分を指で探すのがポイントになります
右側の部分を押すと左側の鼻がとおり、左側の部分を押しますと右側の鼻がとおるようになりますから、片側だけの鼻づまりならこちらの方法で治すのがいいかもしれません。
鼻を温める鼻づまり解消法
鼻を温めるのは局所温熱療法とも呼ばれるのですが、鼻づまりにかなり効果のある治す方法になります。
鼻を温めることで鼻の粘膜の血流が促進され鼻孔が広がり鼻がとおるようになるのです。
蒸しタオルでやる方法がオススメですが、手間がかかりますので熱いお湯につけて絞っただけの温かいタオルでも充分に効果があります。
カイロを代用することでもいいのですが、鼻づまりの時は鼻がグスグスして気持ちが悪いですから、鼻を気持ち良くするという点からするとタオルのほうがいいですね。
まず温かいタオルを鼻の穴はふさがないように、鼻の付け根(眉間辺り)に当てて、タオルが冷めるまでそのままにしておきます。
タオルが冷めてきたら、再度お湯につけタオルを温めてからまた、鼻に当てます。
これを3回ほど行いますと鼻腔が広がり気道を確保することができ、鼻がとおってみるみる呼吸が楽になります。
鼻を温めるタオルに好きな香りのアロマオイルを少し垂らしてみることで更に気持ちが良くなり、リラックスもできますから眠れないような鼻づまりのときには合わせてお試し下さい。
この方法は、大人の方だけでなく赤ちゃんにも効果がありますからお母さんたちは、参考にしてみて下さい。
息を止めて頭を上下に振る
鼻づまりが辛くて即効で治したいという時にオススで、息を止めて頭を上下に振る簡単な運動で鼻づまりを解消する治す方法になります。
お仕事をされている方なら会社でもできますし、学生の方なら学校でもできますから即効で鼻づまりを解消したいときには、ぜひ実践してみて下さい。
簡単鼻づまり解消法
- 大きく息を吸って、吐く息がなくなるまでゆっくりと息を吐きます
- 息を吐ききったら鼻をつまみ、上下にゆっくり頭を動かします。
※ひとつの動きに2秒くらいかけて、ゆっくりと行うようにして下さい - これを息が必要(苦しくなる)というところまで繰り返します。
こちらの動画を参考にしながら試してみて下さい。
これだけで鼻がスーとして、空気の通る感覚をわかるという不思議な方法です。
強制的に酸素不足の状態を作ることで、脳が体に酸素を取り入れるように指令を出すのですが、その際に鼻腔を広げてくれて鼻がスッキリとよく通るようになるのです。
ただ、鼻づまりを早く治したいからといって無理はしないようにして下さい!
ペットボトルを脇に挟む
なんで脇の下なんだろうと思われるかもしれませんが、ペットボトルを脇に挟むことで脇の下にある自律神経を刺激し血管を収縮させて鼻の粘膜部分の腫れを改善してくれるのです!
やり方としては、鼻が詰まっている逆側のワキ、例えば右の鼻が詰まっているのであれば左の脇の下に500mlのペットボトルを挟むのです。
そしてギュッと脇を閉めて1分間程度しますと不思議と鼻がとおるようになってきます。
ペットボトルが一番適していますが、テニスボールなどでも代用は可能で鼻腔に空気の通り道を作ってくれるという効果が得られますから、ぜひ実践してみて下さい。
枕元に玉ねぎを置く
普段玉ねぎを切るとツーンとして涙が出てしまうと思いますが、その成分は「硫化アリル」というのですが硫化アリルは、鼻づまり解消に効果を発揮するのです。
玉ねぎを使って鼻づまりを解消する治す方法ですが、まず玉ねぎをスライサーや包丁を使って薄くスライスし、スライスした玉ねぎを皿に入れあとは枕元に置いて寝るだけです。
この方法は、赤ちゃんやお子さんなどが寝てしまって鼻づまりで苦しそうにしているときにオススメです。
温かいタオルが一番効果的ではありますが、寝てしまって起こすのがかわいそうな赤ちゃんの鼻づまりに実践してもらいたい方法になります。
鼻うがいをする
鼻うがいは、鼻水が止まらないときの治し方としても有効ですが、鼻づまりがなかなか治らないときにも効果的な対処法になります。
鼻の穴の奥に詰まっている鼻水や膿のほかに、花粉やホコリなども洗い流すことができますから鼻腔を掃除して空気のとおりをよくするのには効果的な方法なんです。
鼻うがいは、水道水だと痛みを感じますから、鼻腔の体液の濃度とほぼ同一である食塩水を使用することをおすすめ致します。
気をつけなければいけないのが、食塩水の濃度が濃すぎますと鼻の粘膜を傷つけてしまいますから、水と塩を正しい分量で混ぜてつくることがポイントになります。
こちらの動画にて鼻うがいに使う食塩水の作り方と鼻うがいの方法について解説していますので参考にしてみて下さい
鼻づまりで寝るときに行うとよい対処法
鼻づまりで寝るときにおすすすめしたい対処法についてご紹介したいと思います。
鼻腔拡張テープを貼る
鼻腔拡張テープですと最も有名なのがグラクソ・スミスクライン社から販売されているブリーズライトです!
花粉症などで鼻づまりの際には、このブリーズライトが欠かせないという方も多くいらっしゃる、人気の商品になっています。
鼻粘膜の腫れによって鼻づまりが起こっている場合には、夜なかなか眠れない状態になっていますから、鼻腔拡張テープ:ブリーズライトを寝るときに鼻の根元に貼るだけでスーと鼻がとおり空気のとおる道をつくってくれます。
鼻呼吸ができるようになりますから、眠りの質があがり快眠できるようになります。
ブリーズライトは、貼る位置によって効果が変わってきますから正しい位置に貼るようにして下さい。
市販の薬を使用する
鼻づまりに効果がある市販薬では、塗るタイプと服用するタイプがありますが、寝るときに使用する場合は塗るタイプを選ぶようにしたほうがいいでしょう。
小さなお子さんからお年寄りまで使えるヴィックスヴェポラップが胸に塗るだけでスーと鼻が通るようになりますからおススメです。
服用するタイプの鼻炎薬を選ぶには、眠くなりにくいという作用が働く薬が多い第2世代ではなく、抗ヒスタミン薬の第1世代を選んだほうが良いと思います。
鼻づまりの改善に役立つ食べ物
即効性は、低いのですが鼻づまり改善に役立つ食べ物もいくつかありますからご紹介したいと思います。
生姜
生姜には鼻水を出し切る効果が期待できますから、鼻づまり解消のためにおすすめの食べ物になります
生姜の主要成分であるジンゲロールにはアレルギー反応を抑えるという働きがあり、また香りが強いことから鼻水が出やすくなるという特徴があるのです。
レンコン
レンコンには、鼻の粘膜を収縮させる収れん作用や炎症を抑える効果があるため、鼻づまり解消にオススメできる食材になります。
青魚
アジやイワシ・サバなどの青魚に多く含まれるDHA、EPAなどがアレルギー症状を緩和してくれます。
ラーメン
ラーメンを食べた後に鼻水が出てきてしまうことはありませんか?
これは温かいラーメンを食べることによって血行が良くなり、鼻づまりが解消されやすくなります。
また、ラーメンから立ち上る湯気も温かく、これがダイレクトに鼻の毛細血管を温めてくれるため、鼻づまりの解消が期待できるのです。
ラーメンだけでなく、カレーライスなど汗をかくような料理や、鍋など湯気が出ている料理なども鼻づまりの解消にオススメです。
氷
鼻炎や花粉症に伴うアレルギーによる炎症が原因であるときは氷をなめることで鼻づまりが改善されることがあります。
これは、氷によって鼻腔周りの炎症を冷やすことができるため、空気の通り道を広げられるからなのです。
ミントガム
ミントの風味が強めのガムは味がなくなるまで噛み続けることで鼻づまりは改善しやすくなることが多いのです。
鼻づまりに効く飲み物
飲み物でも鼻づまり改善に効果が期待でくるものもありますから、ご紹介したいと思います。
炭酸飲料
炭酸飲料なら種類は問いませんので、ゆっくりと少しずつ炭酸を感じながら飲むのがポイントです。
緑茶
緑茶には、カテキンやメチル化カテキンに効果があり、鼻づまりの改善だけでなく目や皮膚によるアレルギー症状をも抑える働きを持つと言われています。
ゆず茶
ゆずにはビタミンCが多く含まれているため、粘膜を保護し、鼻づまりの改善する効果期待できます。
カモミールティー
抗アレルギー効果や抗炎症作用があると言われているカモミールティーは湯気を鼻から吸い込むだけでも効果を感じることができるため、オススメです。
まとめ
鼻づまりは、とても辛い症状ですから早く解消して治したいものですよね!
今回、お伝えしました鼻づまり解消法では、薬などを使わずに対処するなら、鼻づまり解消のツボ・鼻を温める方法・息を止めて頭を上下に振る方法の3つが効果が高いです!
グスグスして気持ち悪いときには、鼻を温める方法が一番良く、外出先や自宅のどちらでもでき即効性を求めるなら、鼻づまり解消のツボマッサージ・息を止めて頭を上下に振る方法が最もおススメの鼻づまりを解消する治す方法になります。