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くしゃみくしゃみや鼻水が止まらなくなってしまうと、仕事や家事などが手につかなくなってしまったり、それどころか日常生活を送るだけでも大変な状態になってしまいますし、山積しているやるべきことが全く進まなくなってしまって困りますよね・・・。
 
 
特にくしゃみは出る度に体力も消耗して疲れてしまうので、何とかしたいと思っている人は多いのではないでしょうか?
 
 
生理現象の1つではあるものの、それでもくしゃみや鼻水が止まらないのには必ず原因があるため、ここではそんな止まらないくしゃみや鼻水の治し方や改善策をご紹介したいと思います。

さまざまな原因や症状、それに対する薬や予防法など、ご自身のケースに当てはめてみるなどして是非参考にしてみて下さい。

くしゃみとは?

医者くしゃみは、意味もなく起きるものではなく、主に2つの理由によって引き起こされていることをご存知でしょうか?
 
 
1つ目は、体の中に入ろうとする異物を体外に追い出す「防御反応」の役割があり、鼻の内側にある粘膜がくしゃみを引き起こしています。
 
 
粘膜は異物が侵入したかどうか確認するセンサーのような役割があり、外からのゴミや細菌、ウイルスなどが入ろうと接触すると、その刺激が神経に伝わって反射作用として筋肉を緊張させ、その緊張が最高潮に達してはじけるとくしゃみとなるのです!
 
 
この一連の動作によって、外部から侵入しようとした物質を体の外へ吹き飛ばすため、くしゃみは体を守っているということになるわけなのです。
 
 
2つ目は、体温を上げるための生理現象としてのくしゃみです。
 
 
人は呼吸で息を吐く際、その吐く息によって鼻腔の内部の体温を保とうとしますが、その鼻腔内の体温が著しく下がった時、鼻腔内の知覚神経は脳に出す「体を震えさせることで体温を上げろ!」という命令がくしゃみなのです!
 
 
防御反応や生理現象としてくしゃみは必要な存在ですが、基本的に自力で抑制することが難しく、原因に対して逐一改善策や予防策を施すことが大切になります。

くしゃみが止まらない原因の症状と治し方

くしゃみが止まらないのは、鼻炎・風邪・寒暖差アレルギー・花粉症・ハウスダストが主な原因となっていますから、それぞれの症状や治すための薬などについてご紹介したいと思います。

鼻炎

鼻炎

鼻炎とは?

鼻炎とは「鼻カタル」とも呼ばれ、鼻の内側を覆っている粘膜が炎症を起こした状態のことを言い、「急性鼻炎」「慢性鼻炎」「アレルギー性鼻炎」「血管運動性鼻炎」の4種類が代表的です。
 
くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が起き、急性鼻炎は俗に「鼻風邪(はなかぜ)」とも呼ばれ、なかなか改善されずにいると慢性鼻炎に移行するようになってくるわけなのです。
 
アレルギー性鼻炎は、抗原抗体反応であるアレルギーが原因で起こる鼻炎で「鼻(び)アレルギー」とも言い、最近は増加傾向にある鼻炎で症状は血管運動性鼻炎と同じですが、その血管運動性鼻炎は明らかな抗原が認められていないため、自律神経の障害の1つであると考えられています。

急性鼻炎の症状

急性鼻炎は風邪ウイルスによるものが主な原因であり、ウイルスによる感染から細菌感染へと生じてしまうこともあるので注意が必要です。
 
急性鼻炎の主症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりや、頭痛や咳、発熱などが多く、水っぽくサラッとした鼻水が出る初期に比べて、発症から数日経つとドロッと粘り気のある鼻水になることがあります。
 
この鼻水が鼻の中に溜まったり、炎症が起きて鼻の粘膜が腫れてしまうと鼻づまりが起きます。
 
鼻づまりが悪化して呼吸が口からの「口呼吸」の状態になると、のどの粘膜が乾燥して炎症の症状がのどや気道の粘膜に広がることで、咳や発熱、倦怠感などが新たに引き起こされることもあるので、症状が悪化する前の初期段階で留めておくことが大切になります。

急性鼻炎を治す薬

風邪ウイルスが原因であることが多い急性鼻炎ですが、その風邪ウイルスにダイレクトに効く薬は存在しないため、それぞれの症状を和らげることに集中して治療していくことになります。
 
風邪薬を選ぶ時は、「抗ヒスタミン作用」や「抗コリン作用」などの成分が配合されているものを選ぶようにし、特に鼻づまりがひどい時には「ナファゾリン塩酸塩・オキシメタゾリン塩酸塩の点鼻薬」や「プソイドエフェドリンの内服薬」がオススメです。
 
これらの成分は鼻粘膜の血管を収縮させて、鼻腔を広げて鼻の通りを良くする働きがあります。
 
成分の名前が長かったり馴染みのない名称なので覚えるのが難しいかもしれませんが、これらの成分の入った薬は薬局で購入することが出来ますし、薬剤師さんが常駐している薬局であればメモを持参するなどして聞いてみると、症状に合わせた薬を処方して貰えることもありますので、是非参考にしてみて下さい。

アレルギー性鼻炎の症状

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニなどが原因で起こる「通年性アレルギー性鼻炎」と、スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が原因で起こる「季節性アレルギー性鼻炎」の2つに分けられることをご存知でしょうか?
 
通年性アレルギー性鼻炎は、発作性のくしゃみや鼻水、鼻づまりが一般的な症状ですが、季節性アレルギー性鼻炎である花粉症ではさらに、目や耳、のどのかゆみや皮膚の荒れ、頭が重く感じるなどの症状が出ることもあります。
 
これらの症状は、鼻の粘膜に存在している「肥満細胞」と呼ばれる細胞から、ヒスタミンやロイコトリエン、トロンボキサンという化学伝達物質が放出されることで起こります。
 
ヒスタミンは鼻の神経を刺激するのでくしゃみや鼻水に、ロイコトリエンやトロンボキサンは血管を刺激するので鼻づまりに大きく関係していることになります。

アレルギー性鼻炎を治す薬

アレルギー性鼻炎を治す薬はいくつかあり、それぞれの症状に合わせて選ぶことをオススメします。

抗ヒスタミン剤

即効性があり、ひどいくしゃみや鼻水に効果を発揮しますが、副作用として眠気が出てしまうこともあるため、車の運転や機械の操作などを行う予定のある場合は控えるのが望ましいです。

抗ヒスタミン剤には第一世代と第二世代のものがあり、どうしても車の運転や機械の操作などを行う必要がある時は眠くなりにくい第二世代を選ぶようにして下さい。

抗アレルギー剤

眠くなりにくく、くしゃみや鼻水、鼻づまりに効き目がありますが、効果が発揮されるまで二週間ほどかかるなどの効き目の遅さがあることを頭に入れておくようにして下さい。

ステロイド点鼻薬

鼻粘膜の浮腫を抑えて、くしゃみや鼻水、鼻づまりに効果があり、鼻の内部に噴霧するため副作用もほとんど無いと言われている点鼻薬です。

血管収縮点鼻薬

その名の通り、血管を収縮させることで鼻づまりを解消する薬ですが、長期間の使用は逆効果になることがあるので、短期間の使用で留めておくようにして下さい。

風邪

風邪

風邪とは?

誰もが一度は罹ったことのある風邪は、ウイルスや細菌などの微生物が鼻やのどに感染することで発症する、急性炎症の総称で正式名称は「風邪症候群」と言われる病気であることを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
 
風邪による鼻水やのどの痛み、発熱といった症状は、体の防御反応によるものなので、治すためにはそれぞれの症状への対処が必要になります。
 
風邪の原因となるウイルスや細菌などの微生物は、80~90%がウイルスであり、風邪ウイルスの数は200種類以上あると言われていて、さらに同じウイルスであっても型がいくつもあります。
 
しかも年々変化していくので次々に新しいウイルスに感染して風邪を繰り返してしまうということになってしまいます。

風邪の症状

風邪は大きく分けると「夏の風邪」と「冬の風邪」に分けられ、症状もそれぞれによって違いがあるのです!

夏の風邪

主な症状は発熱やのどの痛みで、冬の風邪に比べると高熱が続きやすいという特徴があります。
 
その特徴から脱水症状を起こしやすいため、こまめな水分補給がとても大切になりますし、さらに悪化すると結膜炎や胃腸炎の原因となることがあるので注意するようにして下さい。

冬の風邪

鼻水や鼻づまり、咳や発熱が主な症状であることが多く、のど風邪をひいた人からのウイルスが飛沫によって感染することも多いのが特徴です。
 
低温で乾燥しやすい冬場は、そんな風邪ウイルスが大好きな環境なので、室温は20度前後、湿度は60~70%を心がけるようにするのが望ましいです。
 
基本的に夏も冬も油断しないで、こまめなうがいや手洗いを習慣にしておくことが一番の予防策になるので、是非身につけておくようにして下さい。

風邪を治す薬

風邪の原因であるウイルスを殺すことで、根本的に風邪を治す薬は無いため、それぞれの症状を緩和するための薬が「風邪を治す薬」ということになります。
 
その風邪を治す薬にはさまざまな種類があり、熱を下げるための抗炎症剤、咳止めや痰の薬、鼻水を緩和する薬や胃薬などが挙げられます。
 
一番大切なのは風邪ウイルスに打ち勝つことが出来る体を作ることで、薬の力で症状を抑え込んでいる間に負担を減らして体力を温存するのが、風邪に対する一番の治療法になるのです!
 
そのため、「薬で風邪を治す」のではなく「体力を温存するために薬の力を借りる」という意識を持ち、風邪をひいた時にはとにかく安静にすることを心がけるようにして下さい。

寒暖差アレルギー

寒暖差

寒暖差アレルギーとは?

寒暖差アレルギーとはその名の通り、「気温が高かった前日に比べて今日は急に冷え込んで気温が下がった」などの、寒暖差が原因で自律神経に乱れが出ることで起こり、お医者さんには「血管運動性鼻炎」と診断されることがあるアレルギー反応です。
 
血管は寒いと縮み、暑いと広がる性質があるので、激しい寒暖差の環境に晒されると血管の収縮が追いつけない状態になり、自律神経が誤作動を起こすことで体に不調をもたらしてしまうのです。
 
寒暖差アレルギーは特に7度以上の気温差があるとこの症状が起きやすいので、暑い夏から涼しい秋に変わる季節の変わり目などには、上着を羽織るなどの調節しやすい服装を心がけて十分に注意するようにしてみて下さい。

寒暖差アレルギーの症状

激しい気温差によって起こりやすい寒暖差アレルギーは、鼻水や鼻づまりによって鼻がムズムズしやすかったり、ムズムズすることでくしゃみが出やすくなったり、肌の表面にじんましんが出てしまったり、イライラしやすくなってストレスが溜まりやすくなったり、食欲が無くなったり胃腸の調子が良くなくなるなどの主症状があります。
 
花粉症などの一般的なアレルギーは、アレルゲンという原因物質に反応することで発症しますが、寒暖差アレルギーはそんなアレルゲンやウイルスなどとは関係なく発症するという特徴があり、見分け方が難しい場合もあります。
 
風邪の鼻水は黄色であることに対して、寒暖差アレルギーの鼻水は透明であることが目安の1つとされているので、一般的なアレルギーと寒暖差アレルギーのどちらが発症しているのかわからないという場合には、鼻水の色を見て判断してみるようにしてみて下さい。

寒暖差アレルギーを治す薬

寒暖差アレルギーにはアレルゲンやウイルスは関係ないため、特効薬というものも存在しないことになりますので、予防策をしっかりとることがとても大切になってきます。

体を冷やさない

寒い日はマスクやひざ掛けなどを積極的に使い、体が感じる温度差を少なくするように心がけたり、さらに血流を良くして滞りを無くすことも予防策になるので、マッサージを頻繁に行ったりお風呂では湯船に浸かるなどするのが望ましいです。

体力をつける

筋肉量の少ない高齢者の方や女性の方は、寒暖差アレルギーになりやすいと言われているので、特にそんな方々には簡単な運動やウォーキングなどを毎日の生活の中に取り入れることで、基礎代謝をアップするように心がけることをオススメします。

正しい食生活を心がける

エネルギー源になるタンパク質や、疲労回復に効くビタミンやミネラルなどをまんべんなく摂取して、体の免疫力を整えるように心がけて下さい。

花粉症

花粉症

花粉症とは?

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となり、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を引き起こす病気で、「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれていて、現在では日本人の約4割が花粉症であると言われています。
 
原因とされている花粉が飛散する季節にのみその症状があるのが花粉症の特徴ですが、花粉症を引き起こすとされる植物は日本に約60種類あると言われているので、人によっては一年中花粉症に悩まされているという場合も少なくありません。
 
花粉症の主なアレルゲンは、スギやヒノキ、ブタクサやカモガヤ、オオアワガエリ、白樺(シラカンバ)などが挙げられ、それぞれの飛散時期や飛散地域などに違いもあり、代表的なアレルゲンであるスギは北海道や沖縄には存在していないとされています。

花粉症の方に多いモーニングアタック

モーニングアタックとは、花粉症などのアレルギー性鼻炎の方が、朝の起きがけの際に発作的なくしゃみや鼻水などの鼻炎症状が現れることを言い、特に花粉症の方の多くがその朝の時間帯にひどい症状で悩まされているという調査結果があります。
 
モーニングアタックが起きやすい理由としてはいくつかあり、夜の間に床の上に落ちた花粉などのアレルゲンを朝起きた時に吸い込むことで現れたり、起床して布団をたたむ時に花粉が空中に舞い上がって反応してしまうことが挙げられます。
 
他に、起床時は自律神経の状態が、休息時や睡眠時に優位になる「副交感神経」から、活動的な昼間に優位になる「交感神経」にスイッチが切り替わることによって、一時的にバランスに乱れが生じて鼻が刺激に対して過敏になるために反応が起きるなども挙げられます。
 
特に自律神経のバランスが一時的に乱れることで、モーニングアタックの症状が出やすくなるという考えが当てはまる人は多いとされているのです。

花粉症の症状

花粉症を発症した際に現れる主な症状は、くしゃみや鼻水、鼻づまりといったいわゆる「鼻の三大症状」に加えて、目のかゆみや涙、充血などの目の症状が伴うことが多く、それ以外にものどのかゆみや皮膚のかゆみ、さらには一見関係無いイメージのある下痢や熱っぽさなどの症状も、人によって現れることがあります。
 
鼻や目の症状だけでなく、頭に常に何かズーンともたれ掛かられているような「頭重(あたまおも)」の症状もある場合が多いので、仕事や家事などに集中しにくい状態になるのが悩みであると感じている人は多いのではないでしょうか。
 
さらにシラカンバやハンノキ、イネ科の花粉症の人は、特定の果物や野菜を食べると口の中がかゆくなったり腫れてしまう「口腔アレルギー症候群」という症状もあります。

花粉症を治す薬
抗ヒスタミン薬

花粉症の治療薬として使われることの多い薬で、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こすヒスタミンの作用をブロックします。

メディエーター遊離抑制薬

花粉が体内に入った時に、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンやメディエーターという体内物質が放出されるのを抑える薬になります。

抗ロイコトリエン薬

鼻づまりの原因になる、鼻粘膜の腫れを引き起こすロイコトリエンが免疫細胞から放出されるのを抑える薬で、鼻づまりの改善に効果を発揮します。

血管収縮薬

鼻に噴霧し、粘膜の血管を収縮させて腫れを取り除いて鼻づまりを解消する効果が期待できる薬です。

ステロイド薬

花粉症の症状がひどい時に使われ、体の免疫反応を抑えるのでどのタイプの症状にも効果が見られる薬になります。

ハウスダスト

ダニ

ハウスダストとは?

ハウスダストとは、ホコリの中でも特に1mm以下の肉眼では見えづらいもののことを指し、他にも衣類などの繊維クズやダニの死骸・フン、ペットの毛やフケ、花粉やタバコの煙、カビや細菌などさまざまな種類があります。
 
ハウスダストの3分の1近くは外から入ってきたものとされていて、その侵入経路は風に乗って窓やドアから入ってきたり、人の衣服やバッグ、その他の持ち物の中に入ったりくっついてきたり、靴底にくっついてきたりとさまざまです。
 
ハウスダストは空気中に舞い上がりやすい性質があり、体内に入ってしまうとアレルギーの症状や喘息などを引き起こす原因になることがあるのです!
 
外から入ってきたもの以外にも、ハウスダストは室内で発生する場合もあり、その多くは衣類や布団などから発生する綿ボコリが大半であるとされています。

ハウスダストの症状

ハウスダストに対するアレルギー反応は、主にくしゃみや鼻水を引き起こすことが多いですが、皮膚炎や鼻炎、結膜炎や喘息の原因にもなってしまうので注意する必要があります。

アレルギー性鼻炎

発作のようなくしゃみが続いたり、水のように流れる鼻水や鼻づまりといった症状が現れることが多いです。

アレルギー性結膜炎

目に強いかゆみや充血が起きたり、結膜がむくんで白目の部分がブヨブヨになってしまうこともあります。

アトピー性皮膚炎

子供に多く、乳幼児期は顔や頭、耳などの皮膚が赤く腫れたり、小児期以降では皮膚がカサカサに乾燥して硬くなることが多いです。

強いかゆみを伴うので、かくことで皮膚が傷つき、そこから細菌が入って感染して悪化する恐れもあります。

気管支喘息

激しい咳き込みや、粘り気のある痰、息苦しさなどの症状があります。

ハウスダストを治す薬

鼻の症状が既につらい時は、効果が現れるのが早い第一世代の抗ヒスタミン剤に抗コリン薬が配合されている鼻炎薬を選ぶのが望ましいです。
 
鼻づまりがひどい時には、鼻粘膜の充血を抑える効果のある交感神経興奮薬配合の鼻炎薬や、第二世代の抗ヒスタミン剤を含む鼻炎薬、または即効性のある血管収縮剤が配合された点鼻薬を応急処置的に使うのがオススメになります。
 
鼻炎薬を服用して眠くなることが気になる場合は、眠気が出にくいと言われている第二世代の抗ヒスタミン剤が配合された鼻炎薬や、鼻炎に効果があるとされている漢方薬を服用するようにしてみて下さい。
 
のどの痛みも感じる場合は、炎症を抑える成分を配合している点鼻薬を選ぶのが望ましいです。

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くしゃみを止める簡単な方法

ツボを押す方法

くしゃみは、ムズムズと来てしまったら素直に出してしまうのが一番良いですが、そう出来ない場所・・・図書館や映画館などの静かな場所や、大切な会議の最中などではなかなか思い切ってくしゃみが出来ないものですよね。
 
そんなくしゃみをしたいけど出来ない場所やタイミングの時に便利なのが、ツボを押して止めるという方法になります。

迎香(げいこう)

迎香
鼻の左右のくぼみの部分にあり、犬歯の根元あたりに位置しているツボになります。
 
このツボに人差し指と中指を引っかけるようにして下方向に押すと、鼻がスッと通りやすくなって鼻づまりが改善されるのです。

上迎香(じょうげいこう)

上迎香
名前の通り、迎香のやや上方向に位置していて、鼻の付け根の左右両側にあるツボになります。
 
ここをグッと少し力を入れて押すことで鼻づまりに効果があるので「鼻通(びつう)」とも言いますが、少し痛みを感じたとしてもある程度の強さで押さないと効果は期待出来ないので、強く押すことが重要です。

鼻の下を押さえる方法

くしゃみをする時に、何気なく鼻の下に指を当てている人もいるのではないかと思いますが、それは無意識のうちにくしゃみを抑えようとしているからだと考えられます。
 
この無意識に行なっていることの多い鼻の下を押さえる方法は、くしゃみが出そうになった時に行いたい一番手軽で簡単な方法になります。
 
やり方は簡単で、鼻の下に人差し指と薬指を当てて強く押すだけですが、こうすることでくしゃみをしようとする神経の伝達をストップさせることが出来るのです!
 
このやり方さえ覚えていれば、外出先などで急にくしゃみをしたくなってもすぐに実践出来ますし、指だけでなくハンカチなどで当てても効果は変わらず発揮されやすいので、是非覚えておくようにして下さい。

一気に鼻から空気を吸う方法

そもそもくしゃみは、無意識的に空気を大きく吸って一気に空気を吐き出す動作ですが、その息を吸う時である空気を吸う段階で意識的かつ最大限に息を吸い込み、吸い込み続けて「もうこれ以上息が吸えない」と感じたところから、さらに頑張って空気を吸うと止まる場合があるです。
 
私たちが普段何気なく行なっている呼吸は、空気だけでなくさまざまな異物を吸い込んでいることになりますが、この方法はその異物を体内に取り込むことでくしゃみを解消する方法になるのです。
 
言わば荒療治のような方法ではありますが、鼻がムズムズしてきた瞬間に行うことでくしゃみを回避出来る場合があるので、タイミングが合えば是非試してみることをオススメします。

くしゃみが出ないような予防法

くしゃみがでないように体調管理をすることも大切になってきますから、その方法についてお伝えしたいと思います。

睡眠不足を防ぐ

睡眠不足
くしゃみの元になっている鼻炎の原因には、花粉やハウスダストといった外からやってくる外的要因以外にも、睡眠不足などから来る体の免疫力の低下によって引き起こされてしまうこともあります。
 
くしゃみは体を守る防御反応であり、体を温めるための生理現象でもあるため、花粉やウイルス、ハウスダストといった異物から体を守るには、その体自体もしっかりと健康な状態である必要があるのです。
 
睡眠が不足すると肌荒れなどの美容面での影響も大きいですが、同時に免疫力が低下してしまうという健康面でも大きな影響が出てしまいます。
 
毎日を忙しく過ごしていたとしても睡眠時間をしっかり確保しておくことが、くしゃみが出ない体を作るための一番の近道になりますので、是非きちんと睡眠をとることを心がけるようにして下さい。

運動不足を防ぐ

運動不足
体の免疫力が低下するのは睡眠不足だけでなく、運動不足でも引き起こされてしまい、それが鼻炎の原因にも繋がってしまう可能性があります。
 
体を動かすなどの適度な運動は、自律神経のバランスを整える効果もあるのでとてもオススメですし、アレルギー性鼻炎は生活様式や食事の内容、運動などによって症状を改善出来ることが多いので、それらを継続的に行なっておくと薬に頼らずに予防することが出来ます。
 
鼻炎に悩むことの多い方は、運動を取り入れたり野菜を多く摂取するようにするなど、日常的に少しずつでも生活習慣を改善していくことを心がけるようにすると、くしゃみを上手に対処出来るようになりますので是非実践してみるようにして下さい。

タバコを吸わないようにする

タバコ
タバコを吸う時に発生する煙は、鼻の内側にある粘膜を刺激するので、アレルギー性鼻炎を悪化させる原因になってしまいますので、鼻炎持ちの方はなるべくタバコを控えるようにすることをオススメします。
 
鼻の内側にある粘膜の細胞には「線毛(せんもう)」と呼ばれる毛が生えていて、鼻の中に侵入した異物を外に出す役割がありますが、タバコの煙はこの線毛の働きを邪魔して弱めてしまうので、ウイルスなどの異物や花粉を体外に排除する働きが低下してしまうのです!
 
さらにタバコに含まれるニコチンは、血行を悪くしてしまうので、やはり鼻炎を悪化させてしまいます。
 
タバコは喫煙者本人だけでなく、副流煙は周囲にいる人にも大きな影響を及ぼしてしまうので、タバコを吸わない人も煙を吸わないように気をつけるようにして下さい。

ペットの毛の手入れをきちんと行う

犬
アレルギー性鼻炎の原因になるのは、細菌やウイルス、花粉だけでなくペットの毛も対象になるので、ペットを飼っている方はペットの毛の手入れをきちんと行うことが大切になります。
 
重要なのは、このペットの毛そのものが原因になっているのではなく、毛に付着したりハウスダストに付着する、より細かいフケや皮脂や糞尿などがアレルギーの原因となっていることを覚えておくようにして下さい。
 
そのため、ペットのブラッシングやシャンプーをこまめに行うだけでなく、部屋の掃除も頻繁に行なったり、換気をよく行なったり空気清浄機を使用するなどの習慣をつけることもとても有効です。
 
愛する大切なペットが原因でアレルギー性鼻炎になってしまうのはとても悲しいことなので、ペット自身のお手入れと部屋を清潔に保つ工夫を常に実践して、アレルギー性鼻炎との縁を切ることが出来るように環境を整えることをオススメします。

鼻水が止まらない原因と対処法

鼻水が止まらない鼻水は、くしゃみ同様に止まらないと思考も低下して生活だけでなく仕事にも影響するほど辛いと思います。
 
 
くしゃみとほぼ同じ原因によって、鼻水が止まらないことが多いのですが鼻水の色によってもその状態が異なってきます。
 
 
鼻水が止まらないのには、主に下記の症状によることが原因となっています。

  • 細菌やウイルスによる風邪
  • 花粉やハウスダストによるアレルギー症状
  • 急性鼻炎
  • 血管運動性鼻炎
  • 副鼻腔炎(ふくびくうえん)

止まらない鼻水の詳しい原因や対処法については、こちらでお伝えしていますのでご参考下さい。

まとめ

くしゃみや鼻水が止まらない原因やその治し方について、さまざまなケースを挙げて解説して来ましたが、いかがでしたでしょうか?
 
 
くしゃみや鼻水といった症状は、私たちの日常に溶け込んでいて身近なものではありますが、その原因や治し方にはあらゆるケースがあることを踏まえておくことが大切になります。
 
 
もしくしゃみや鼻水に悩まされたらまずは原因を突き止めて、それに合った治し方を実践していくと快適に過ごせるようになりますので、是非試してみることをオススメします。
 

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