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大寒大寒(だいかん)という言葉をなんとなく聞いたことはあると思いますが、夏至や冬至といった季節を表す言葉の中ではあまりメジャーでは、ないせいかその意味や由来をご存知の方は少ないのではないでしょうか?
 
 
大寒という文字から「とっても寒い」というイメージがあり、一般的に1年の中で最も寒い期間とされているのですが、実は1年間で寒さが厳しくなる期間というのは毎年、大寒とされる期間からすこしずれているのですね
 
 
それではなぜ大寒は、一年の中で一番寒い日されているのでしょう?そしてどのように決められているのでしょうか?

ここでは大寒の意味や由来と2019年の大寒の日はいつなのかをご紹介していきたいと思います。
 
 
また、知っているとちょっと得した気分になる大寒の過ごし方についてお伝えしますので参考にしてみて下さい

大寒の意味とは?

画像引用:https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/others20160217-414916/

今は太陽暦を使用して暦を知るようになっていますが昔、太陰暦を使用していた時代には1年間の太陽の動きを24の期間に分けその区切られたところの季節を表す言葉として二十四節気として使っていたのです。
 
 
毎年同じ時期に同じ節気がやってくることから、季節を知るために使われていたり、天候に左右される農業に便利な指標のようなものとして使われていました。
 
 
大寒とはこの二十四節気の中で24番目を表す節気になり「大きく寒い」と書く文字通り一年のうち(二十四節気の中)でもっとも寒さが厳しい時期とされており大寒の次の節気は立春になりここから春にむかっていくというのが一般的な考えになっているのです。
 
 
ちなみに大寒のひとつ前の節気が小寒(しょうかん)になり、この小寒から立春の前いわゆる節分までを寒の内(かんのうち)といい大寒はこの間にある節気なのですね
 
 
寒中見舞いなどは、寒の内の間に届くのが礼儀とされていますからぜひ覚えておいて下さい

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大寒の由来

寒さも厳しい大寒の頃は、確かに寒さも厳しい時期になるのですが、気象庁がだしている気温データによりますと1年で最も寒くなるのは、大寒よりも立春の時期が統計的には多いのですね。
 
 
では、なぜ大寒が最も寒いと位置づけされているのか?
 
 
もともと二十四節気は、中国の内陸部が発祥の地とされていてそこから伝わったものなのです。
 
 
中国の内陸部の気候というのは、大寒の期間が1年を通して寒さが厳しくなるというのがその理由となっているわけなのです。
 
 
日本人は、寒さが最も厳しくなる時期こそ春の始まりという考えがあり、そこから温かくなっていくので立春の頃が最も寒くなるは理にかなってはいるのですね。
 
 
このように大寒などを表す二十四節気は、中国から伝わってきて使われるようになったわけなのですが、日本人の風情ある考えや季節に対する想いなどが様々つまっているのです。
 
 
一番で最も寒い日は大寒より多少、後ろにズレているとはいえ、大寒の頃はとても寒い期間であることは間違いないですからその由来も含めて理解しておくといいと思います。

2019年の大寒の日とはいつ?

いつ?2019年の大寒の日は、1月20日になります。
 
 
1月20日頃から立春までの15日間を大寒としているのですが、太陰暦では大寒に限らず他の節気についても日にちが変動しますので必ずしも1月20日が大寒の日というわけではないのです。ちなみに2016年の大寒の日は1月21日だったんです。
 
 
なぜ、必ずしも同じ日にならないのかというと、太陰暦は月が地球の周りを1周するのにどれだけかかっているのかという日数で暦をつくる考えだからなのです。
 
 
ちなみに月が地球を1周する公転期間は、29.53日でこれを昔は1ヶ月としていましたから二十四節気が毎年、日付がズレていく理由になっているのです。

大寒のちょっと得する過ごし方

大寒の日を少し楽しく得する過ごし方についてご紹介しておきたいと思います。

卵を食べて運気アップ!

卵 
大寒の日に産み落とされた卵は「寒(かん)たまご」と呼ばれていて、風水では金運をアップする効果があると言われています。
 
パックで販売されている卵には産み落とされた日が明記されている卵もありますから、2017年は金運アップを願いながら「1月20日」のものを買ってみるのも良いですね。
 
また、大寒の日に卵を食べるのは、運気アップにつながるとされているので、大寒の日には「卵」を食べてげんをかつぐのもちょっといいかもしれません。
 
デザートやおかしの多くには卵が含まれていますので、暖房を効かせた部屋で、のんびりとアイスクリームを食べて運気アップ!という過ごし方もお洒落だったりします。

お味噌汁やお酒を飲む

味噌汁
大寒の期間はとても寒いため、水が傷みにくいとされていたことから、先にお話しした二十四節気の中の大寒のこの時期にお酒や味噌の仕込みを始めるとよいとされていました。「寒仕込み」というやつですね
 
そのことを踏まえて、寒さの厳しい大寒の日にはお酒作りや味噌の仕込みを始めるということは難しいと思うのですが、手作りのお味噌汁をじっくり作ったり、身体の芯から温まるお湯割りをゆっくり飲んで、寒い季節、疲れた身体を温めてあげてみてはいかがでしょうか?
 
 
地方によっては大寒ならではの行事もありますが、基本的に大寒だからこう過ごさなければいけない、というものはありません。
 
 
しかし、運気がアップするかもしれない寒たまご、そして昔のことを想いながら高い清酒で少しの贅沢という過ごし方は試してみて損はないですよね。

まとめ

大寒の意味、具体的に大寒とはいつのことなのか、そして知るとちょっと得した気分になる大寒の過ごし方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
 
 
一年の中で最も寒いとされる大寒。あなたは誰と、どんな過ごし方をしますか?
 
 
寒いと気持ちも内向きになってしまいやすくなりますが、大寒の日には「今日は一年で一番寒い日だ!」と少しの贅沢をしてみても良いのではないでしょうか
 
 
「昔の人はこの日を太陽の動きで判断して、こんなに冷え込む時期に味噌や酒の仕込みを始めたんだなぁ・・・」と、昔々の大寒の日に思いをはせながら、自分で作ったお味噌汁を飲んでみるも結構いいもんだと思います
 
 
あなたなりの過ごし方で、大寒の日を楽しみましょう!
 
 
そして、冷え込みが激しい大寒の時期、寒さだけでなく、疲れもたまり風邪などを引きやすくなる時期でもあるので、自身の健康を気遣って、大寒の日を心身ともに健康で迎えてくださいね。
 

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