耳の周りをプーンと嫌な音を立てて飛ばれたり、外出する度、いつの間にか刺されていて痒い・・・
人間の血を吸うのはメスの蚊で繁殖のために吸っているわけなのですが、暑い季節になると出てくる蚊の存在は、とっても不快ですよね。
ここでは、蚊に刺されないための対策と、蚊の撃退方法をご紹介しますので、少しでも快適な夏を過ごすための参考にしてください。
目次
蚊に刺されないための対策
まずは蚊に刺されないためにできる対策をご紹介します。
虫よけスプレーを使う
最もポピュラーな方法で、効果があるのは虫よけスプレーを使うことです!
その使い方ですが、肌が露出する部分にまんべんなく振りかけるようにして下さい。
虫よけスプレーは一度使うと一日中効果が持続するというわけではなくて、汗とともに流れ落ちてしまったりして、時間とともに効果は薄れてきますので、こまめに使うと効果的です。
虫よけスプレーなどの成分が気になるという方には、蚊が嫌がる成分が含まれている『ハッカ』がおすすめです。
- ハッカ油 10ml
- 水 100ml
- エタノール 10ml
をスプレーボトルなどに入れ、直接肌の露出部分にスプレーしても良いですし、布団にスプレーしておけば寝ている時に蚊に刺されてしまうのを防ぐこともできます。
網戸に振りかけておけば、蚊の侵入防止にもなります。
服装に気を配る
特に外出時、蚊に刺されないようにするためには、まず服装に気を配ってみるようにして下さい。
肌の露出を少なくできる長袖・長ズボンの着用がおすすめです。
また、蚊は暗い色に寄ってくる傾向があるので、明るい色の服を選ぶとより効果的です。
足の臭いにも寄ってくるので、靴はサンダルよりスニーカーを履くようにしましょう。
扇風機・テレビをつける
家の中に蚊が入ってきているのに気づいたら、扇風機とテレビを付けてみるようにして下さい。
まず、扇風機ですが、蚊の飛行能力は時速2.4キロメートルとかなり低く、さらに扇風機の風によって人を感知する働きを鈍らせ、蚊を混乱させることができるので、扇風機をつけることで蚊を退治するというわけにはいきませんが、その風によって、蚊が寄り付かないようにすることができるのです。
そして次にテレビをつけることですが、蚊に刺されやすいのは体温が高い人。
その習性を利用するのですが、プラズマテレビの表面の温度は40度以上、人間の体温を上回るので、お部屋の中でプーンと蚊の飛ぶ嫌な音が聞こえたらテレビをつけるのも蚊に刺される対策をすることに繋がるのです。
食事を見直す
蚊は体温が高い人を好むということは前述しましたが、そのほかに代謝がいい人、酸性の血液を好みます。
酸性の血液をつくるのは肉類・糖類・脂肪分に偏った食事ですから、食生活を見直すというのも蚊に刺されるのを防ぐことに繋がります。
また、蚊は強い香りを嫌う傾向にありますので、ハーブ類を摂取するのもおすすめです。
蚊の撃退方法
蚊を見つけたらパチンと叩くというのが定番という人も多いのではないかと思いますが、なかなか仕留めることができなかったり、その間にも刺されてしまうとイライラしますよね・・・
次に蚊の撃退方法をいくつかご紹介します。
殺虫剤を使う
基本的には、この方法が一番効果があって、早い撃退方法です。
蚊を見つけたら、殺虫剤をスプレーする。
これだけで蚊は落ちます。
また、部屋の中などで殺虫剤をスプレーしておくと、蚊が入ってくるのを予防することもできます。
蚊取り線香やリキッドを使う
殺虫剤の次に有効なのが蚊取り線香やリキッドです。
殺虫剤のように使った瞬間効果が現れるというわけではありませんが、殺虫成分を時間をかけてまんべんなく部屋に行き渡らせることができるので、蚊の撃退に効果的です。
水対策をする
蚊は大人になるまでを水の中で過ごします。
ですから、そもそも蚊に卵を産ませたり、大量発生させないためには、水対策をするのがおすすめです。
家の周りの水が溜まりやすい場所…古タイヤや園芸用の鉢の受け皿、放置された子どものおもちゃなどの水が溜まらないように、蚊の発生源である水たまりをなくしてしまうというのが撃退の基本です。
水たまりをなくせない場合は、水たまりができる場所に台所用洗剤を垂らしておきましょう。
こうすることで、蚊は成長することができなくなります。
わざと台所用洗剤を入れた水を溜めておいて、1週間毎に乾いた場所にその水を捨てるというのも、かなりの数の蚊を駆除することが可能です。
農薬をまく
水対策の他にも、庭先などに農薬をまいておくというのも蚊を撃退するてっとり早い方法です。
園芸用の『スミチオン』という農薬をジョウロなどでまくと、蚊の駆除に効果的です。
対策していても刺されてしまう時の対処法
蚊に刺されないよう、対策していても刺されてしまうことはあります。
そんな時のために、最後に蚊に刺された後のかゆみを抑える方法をいくつかご紹介します。
絆創膏を貼る
蚊は人の血を吸う時に、空気に触れると炎症を起こす唾液を注入します。
ですから、蚊に刺されてしまったら、その直後に刺された箇所が空気に触れないよう絆創膏を貼るとかゆみを抑えることができるのです。
絆創膏が手元にない場合はテープでも代用できます。
ただし、貼りっぱなしにするとかぶれてしまうことがあるので、30分ほどしたら絆創膏やテープは捕るようにしましょう。
その頃にはかゆみもおさまっています。
冷やす
保冷剤やジュースの缶、水道水などを使って刺された場所を冷やすと、冷たさでかゆみが麻痺します。
塩をもみこむ
蚊に刺された場所は弱酸性になるので、弱アルカリ性である塩をもみこむと、中和されてかゆみを抑えることができます。
蒸しタオルをあてる
蚊の唾液内の酵素は40~50℃の蒸しタオルを刺された箇所にあてることで効果を失います。
刺されてすぐに蒸しタオルを当てると、かゆくなりません。
道具を使わない方法
定番でよく聞くのが刺された場所に爪でバッテンをつけるというものですが、これはかゆみを抑えるというより、かゆみより痛みが勝つことでかゆみを忘れることができるというものです。
そのほかにも、刺された部分を指圧したりつねると、バッテンをつけるのと同じく、痛みでかゆみを忘れることができます。
掻いてしまうと、蚊が注入した唾液の範囲が広がり、よけいかゆみが増したり、刺された部分が腫れてきてしまったり、傷になって薬を塗る時にすごく痛くなったりしてしまうので、とにかく悪循環。
どんなにかゆくても掻きむしるのは避けましょう。
どうしても掻いてしまう
蚊に刺されると、どうしても掻いてしまうという人や、刺されるとものすごく腫れる、刺されやすい、という人は抗ヒスタミン剤を摂取すべきか、一度お医者さんに相談してみましょう。
まとめ
蚊の対策、退治する方法、そして刺された時の対処法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
全く蚊に刺されずに蚊の発生する季節を過ごすのは不可能かもしれません。
ですが、蚊の習性や特性を知って、刺されにくくするための予防策、そして蚊の撃退法を知っておくと、蚊の多い季節も少しは過ごしやすくなると思います。
蚊の対策には
- 虫よけスプレーを使う(こまめにつける)
- 服装に気を配る
- 扇風機・テレビをつける
- 食事を見直す
蚊の撃退には
- 殺虫剤を使う
- 蚊取り線香やリキッドを使う
- 水対策をする(成虫になる前の蚊の撃退に効果的)
- 農薬をまく
ここでご紹介した方法を、ぜひ試してみてくださいね。