気づけばもう今年も残りわずか・・・
年末になると何かと忙しくなってきますが、そんな師走のなかで大変なのが大掃除ですよね。
スケジュールをしっかりたてて計画的に大掃除をしよう!なんて思っていたのに中途半端なまま、いつのまにか年が明けてしまった・・・
そんなことを毎年、繰り返していらっしゃる方も多いと思います!
ですから年末の大掃除は、いつからやればいいのか?そんな疑問をもっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこで、毎年の年末で大変な大掃除を効率的に終わらす大掃除のコツについて大掃除リストのスケジュール作成の方法も踏まえてお伝えしていきますので、ぜひご参考下さい!
目次
大掃除のコツ
年末というのは、師走というくらい1年の中で最も忙しい月ですから頭の中でイメージしているだけでは、なかなか大掃除は進まないものです!
一人暮らしや二人暮らしなら、掃除する場所も少ないですから1日くらいで大掃除を終えることも可能でしょうが、4人世帯や5人世帯で3LDK以上の間取りのご家庭なら1日で終わらすのは、なかなか難しいものではないでしょうか?
ではどのようにすると効率的に大掃除ができるようになるのか?そのポイントについてお伝えしたいと思います!
モノを捨てることと掃除することを分けて作業する
断捨離(だんしゃり)という言葉がもはやスタンダードになってきましたが、いかに不要なモノを事前に捨てることができるか?というのが大掃除を効率的に進める一つ目のコツになってきます。
毎年、大掃除をし始めてなかなか進まない方が沢山、いらっしゃいますが多くの方の原因として整理整頓をしながら掃除するという二つの作業を同時に行ってしまっているからなのです。
掃除は、拭く・掃く・磨くというのが基本作業になりますから、整理整頓しながらだと不要なものを捨てるという作業を行うことになり大掃除する時間がイメージしていたものより多くかかってしまうわけなのです。
モノを捨てるということは、自分のこれからの生活に必要なモノなのか不要なモノなのかを判断する時間が必要ですから、整理整頓する作業というのは意外と時間がかかってしまうのですね。
ですからモノを捨てる整理整頓の作業と掃除をする作業を分けて考えるようにして下さい。
大掃除チェックリストをスケジュール表として作成する
大掃除を効率的進める二つ目のコツとして、具体的に「いつ」「何処の」「何をやる」というようなチェックリストを家族の中で「誰が担当する」のかまで明確にしたスケジュール表を事前につくっておいて、進めるという計画の大事さというのが挙げられます。
大掃除リストを作成するうえで、整理整頓と掃除を分けて計画したほうがいいのですがまずは、不要なモノを捨てるいわば断捨離する作業も大掃除のスケジュールに入れて作成することがベストな方法といっていいと思います。
作成のポイントは、部屋/場所別に大掃除する日時を掃除内容別に計画することで、掃除のし忘れがないようにチェックできるようなリストにすることが大切になってきます。
大掃除のスケジュールを立てるポイント
整理整頓して不要なモノを捨てる作業をきちんと計画することが大掃除のスケジュールを立てるうえで重要になってきますが、そこで大切なのがゴミ収集の年内最終日を把握しておくことなのです。
可燃ゴミは、年内最終の日を意識することが多いと思いますが、プラスティック・ペットボトル・金属類・ビン類・ダンボール・古紙などは、意外と覚えてなくて捨てモレなどがあったりするのです。
せっかく大掃除をしてキレイになったのに資源ゴミだけが一緒に年を越してしまった!なんて経験をもつ方も多いのではないでしょうか?
地域によっては、ゴミ分別が細かく分けられているところもありますからゴミの種類ごとに年内の収集の最終日をスケジュール表に入れておくようにして下さい。
大掃除のスケジュール作成
具体的に下記の内容を押えたスケジュールを作成するといいと思います
- 場所/部屋別にどんな内容の掃除を誰が行うのかを分けて作成する
- 整理整頓してモノを捨てる作業を掃除の項目と分けて作成する
- ゴミ収集の年内最終日をゴミの種類別に記載する
大掃除リストのテンプレート
上記を踏まえた年末大掃除用のリストをチェックできるスケジュール表としてテンプレートをエクセルとPDFにて作成いたしましたので、ご自由にご利用下さい。
“大掃除チェックリスト&スケジュール表 Excel” をダウンロード oosoujichecklist.xlsx – 628 回のダウンロード – 14 KB
“大掃除チェックリスト&スケジュール表 PDF” をダウンロード oosoujichecklist.pdf – 523 回のダウンロード – 346 KB
大掃除用の必要道具リストをつくっておく
いざ大掃除を始めようとしたときに、アノ道具がない!なんてことがないようにしなければなりません!
3つ目の大掃除のコツは、大掃除用の必要道具リストをつくっておいてスムーズに大掃除がスタートできるようにしておくということなのです。
大掃除に必要な基本的な道具は下記のようなものになります
- バケツ
- 雑巾
- スポンジ
- 使い捨ての手袋
- マスク
- 台所用洗剤
- ガラス用洗剤
- トイレ用洗剤
- フローリング用洗剤
- フローリング用ワックス
- お風呂用洗剤
- カビ取り剤
- パイプ用洗剤
- 網戸用洗剤
- アルコール除菌スプレー
大掃除便利グッズを活用する
4つ目の大掃除のコツは、大掃除用便利グッズなどのアイディア商品を使って楽に掃除を進めていくということになります!
ダイソーなどの100均ショップや東急ハンズの大掃除便利グッズは、非常に進化していて、特に東急ハンズ ネットストアは、マイクロファイバーと毛足の長いブラシ繊維で洗剤を使わずに汚れをかき取ることができる窓・網戸楽絞りワイパーや研磨剤を使わない水アカクリーナーなどいろんな用途の便利グッズが揃っています!
楽天の大掃除便利グッズもおすすめで、手間もかからず短時間でプロ並みのワックスがけができる、ワックスモップやカーペットのシミをバクテリアが食べてくれるバイオシミ取りスプレーなど諦めてた汚れが簡単に落とせたりします。
最近は、ホームセンターや大型スーパーなどにも大掃除用便利グッズなんかがコーナー化されて売られていたりしますが、便利グッズの代用としてご家庭にあるものを使って賢くキレイにお掃除することもできますから、その方法とコツについてご紹介したいと思います。
五徳の油汚れには重曹+αが有効!
油汚れに重曹が効果的というのは有名な話ですが、重曹を溶かしたお湯でごしごしとこすってもこびりついてしまった五徳の油汚れはなかなか落ちないことが多いです。
がっちりとこびりついてしまった汚れには重曹+αでパックしてあげるのが大掃除のコツなんです!
【材料】
- 重曹
- 小麦粉
- 酢
- 食器用洗剤
これらをしっかりと混ぜて五徳に塗ります。
重曹を使った掃除の方法
キッチンペーパーで塗った場所を保護し、30~40分後にぬるま湯で洗い流しながらこすってみてください。
あんなに頑固で落ちなかった油汚れが気持ちいいくらいボロボロと落ちてきます!
重曹を使うときの注意点
ただし、この方法には注意点があるのですね。
それは「まぜるな危険!」と書かれた洗剤は使用しないことです!
アルカリ性の重曹、酸性の酢と化学反応を起こして、ガスが発生してしまい非常に危険なんです!
洗剤の裏面をしっかりと読んで、安全な使い方をするように心がけて下さい。
和室の畳には緑茶の出がらしがおすすめ
大掃除するときに意外と面倒なのが畳の掃除で、畳の隙間のヨゴレやホコリがなかなか落ちないので苦労しますよね!
畳は水分を嫌うため、水拭きをするにも固く絞らなければならず、また目も細かいので拭き掃除も大変ですから、そんな時、便利なのが緑茶の出がらしを使うコツなのです!
緑茶の出がらしを使った掃除の方法
緑茶の出がらしを絞り、畳の部屋に撒き、それをホウキでさっと掃くだけなんです!
とっても簡単ですが、緑茶の出がらしに残った水分が細かい畳の目の中に入った小さなホコリまで吸着してくれます。
また、ホコリが舞い上がりにくくなるので、せっかく掃いたところに舞い上がったほこりが落ちて積ることも防いでくれます。
緑茶のカテキンには消臭・抗菌効果も期待できるので、一石二鳥です!
木製家具はみかんの皮でつやを出す
年末くらいにしか掃除しないのも家具だったりするわけですが、ツヤもなくなってしまい拭いてもきれいになった感じもしないですからなんとかツヤのある状態に戻したいものです。
そこでツヤのなくなってしまった木製家具にはみかんの皮を煮出した汁で磨くのがおすすめです。
みかんの皮を使った掃除の方法
みかんの皮と水を鍋に入れ、15分ほど煮出します。
固く絞った布で木製家具の表面のほこりをさっと落とした後、冷ました煮出し汁で磨いてあげるとみかんの皮に含まれる油分のおかげでつやつやと木製家具が輝きます。
ワックスなどと違い、自然なつや、風合いが戻るので、愛着のある家具にはぜひとも試してみて下さい。
みかんの皮は乾いてすぐ使うのがよいですが、しばらく置いて数日後に使うなら日当たりの良い場所でしっかりと乾かして保存するのがコツになってきます。
また、白木の家具は豆乳を含ませた布で磨くと、豆乳のたんぱく質や脂肪分でツヤが出ますから、成分無調整のもので試してみてください。
お風呂場の頑固なカビはサランラップで除去
お風呂場のパッキンやタイルの目地に入り込んでしまった黒カビは、ただカビ取り材を塗っただけではなかなか綺麗に落ちてくれません!
風呂掃除は、本当に労力のいるもので、特になかなか除去できないカビには、サランラップを使ってカビ取りを楽にすることができますからぜひお試し下さい!
サランラップを使ったカビ除去の方法
カビ取り剤を塗った後に、サランラップを張ってから1時間ほど放置してみて下さい!
この時に一番大切なのは、必ずお風呂場が乾いた状態でカビ取り剤を塗布することになります。
タイルやパッキンが濡れている状態で薬剤を塗布しても、効果が薄れてしまいますから、乾いた布などでさっと拭いてカビ取り剤を塗るよう心がけてみてください。
サランラップでパックをした状態で1時間ほど放置をしたら、あとはさっと洗い流すだけで、あんなにしつこかった黒カビがきれいさっぱり根っこまで真っ白になります。
カビ取り剤を使用するときには裏面の注意をよく読んで、しっかり換気をしながら使用するようにして下さい!
窓の四隅には塩が効果的!
薬剤を使って窓をピカピカに磨き上げても、なぜか四隅だけうまく拭けずほこりがたまってしまうことってありますよね。
うまく道具が使えない窓の四隅には塩を使って磨くことをお勧めします!
塩を使った窓の掃除の方法
少しだけ濡らした軍手の指先に塩を少量のせ、そのまま指先で四隅をぬぐうだけで、塩の粒がほこりや黒ずみを掻き出してくれます。
泥などが固くこびりついてなかなかブラシなどでも取れない汚れもこの方法でとることができます。
食品なので、洗剤と違いそのあと落とすことに苦戦する必要がないのも助かりますね。
細かいほこりにはストッキングを利用しよう
伝線したり穴が開いて履けなくなったストッキングは、すぐに捨ててしまうのではなく、大掃除に活用できますからとっておいて下さい。
ストッキングは繊維が細かいので、微細なゴミまでしっかりとキャッチすることができるのでとても便利なお掃除グッズなんです!
ストッキングを使って掃除する方法
手にストッキングをはめて、家具と家具の間や細い隙間を掃除しますと、1度に沢山のほこりを取ることができます。
また、ハンガーや細い棒にストッキングを被せることで、冷蔵庫の下などの手の入らない隙間や、窓のサッシの掃除にも利用できます。
スポンジに被せて利用することで水垢取りもできるので、キッチンの掃除をする際にも活躍してくれるのです。
エタノールで掃除と殺菌を同時に行う
エタノールはお酒の成分としても知られており、殺菌効果が高いのが特徴の1つです。
大掃除におすすめなのは、薬局でも購入することができる「消毒用」のエタノールでカビ対策、消臭スプレーとしても利用することができる他、水洗いのできない家電製品の掃除にも利用することができるのです。
エタノールを使って掃除する方法
ガスコンロの周りの油汚れは落ちにくく、掃除するのが大変な箇所ですが、エタノールを付けてから新聞紙などで拭き取ると簡単に落とすことができるんです!
また、ドアノブや壁など、人がよく触れる場所をエタノールで拭き取ることで、掃除と殺菌を同時に行うことができますから衛生面でもいいわけなのです。
エタノールを使うときの注意点
掃除に広く活用できるエタノールですが、エタノールには引火性があるので火器を近づけてはいけません!
家電製品の掃除に使う場合は、必ずコンセントを抜き、電源が入っていないことを確認して行うようにして下さい。
また、エタノールは揮発性(きはつせい)の高い液体ですから充分な換気を怠らないように気をつけなければなりません。
換気扇の油汚れにはドライヤーが有効!
キッチンの掃除の中で汚れを落とすのに苦労するのが換気扇の掃除です!
換気扇の汚れはほとんどが油汚れなので、洗剤をスポンジなどにつけ掃除を行ってもなかなかキレイにならないことが多いと思いますが、換気扇の油汚れはドライヤーを使って簡単に落とすことができるのです!
ドライヤーを使って換気扇の油汚れを落とす方法
換気扇を取り外して、汚れが気になる部分にドライヤーの熱を当てていきます。
温風によって油汚れが溶けていくので、汚れを溶かしたらタオルで拭き取って下さい。
億劫だった換気扇の掃除を、短時間で済ませることができます。
油汚れが衣服や床に付いてしまわないように、服装や場所に気を付けて行うようにして下さい。
酢を使って水垢を除去
お酢にはカルシウムやカルキを分解する働きがあるので、水垢の掃除に役立ちます!
鏡の曇りや水垢は落ちにくいため、専用の洗剤なども販売されていますが、酢がある場合は活用してみて下さい。
酢を使って水垢を除去する方法
直接、酢を吹き付けるか、スポンジや布巾に酢を含ませて、水垢の気になる部分を拭き取るようにすると、しつこい汚れも簡単に除去することができます。
また、シャワーヘッドの掃除にもお酢は効果的です!
酢を水に薄めたものにシャワーヘッドを浸からせ、1時間そのままにしておきます。
そうしますと水垢などの汚れが落ちるようになります。
お酢の臭いが苦手という方も結構いらっしゃいますから、お酢の変わりにクエン酸を使った掃除のほうがいいかもしれません。
トイレ掃除には軍手を活用しよう
トイレ用のブラシではフチ裏などの細かい部分までしっかり掃除することができないと思います。
便器の内側まできちんと掃除するためには、軍手を使うと効果的にキレイに掃除できるようになります。
軍手を使って掃除する方法
軍手だけでは汚れが染みてきてしまうので、ゴム手袋を装着した上に軍手を付けます。
軍手に洗剤をつけ、便器のフチやシャワートイレのノズルを拭いてみて下さい。
軍手の粗い繊維に汚れが付着し、隅々までしっかりときれいにすることができます。
トイレは、普段は見えないフチ裏や便器の奥にも汚れが溜まってしまう場所ですから、見えないところもしっかりと掃除することで、清潔にするだけでなく気になる臭いを解消することもできるのです。
まとめ
大掃除を効率的に行うコツとしては、場所/部屋別の大掃除リストを作成しスケジュール化して進めるのがポイントになります。
また、手の届きにくい場所ほど後回しになってしまい、大変な思いをする大掃除ですが、身近にあるちょっとしたモノを工夫して使うことで、しつこい汚れも簡単に落とすことができるようになります。
綺麗な部屋には良い運気もめぐってくるといわれています!
綺麗な部屋で気持ちの良い新年・幸先のよいスタートを迎えられるように、本格的に寒くなる前から少しずつ大掃除をこなしていくようにしましょう!