結婚式に招待された時に必ず要しなければいけないご祝儀!
お祝いは気持ちといいますが金額が明言されていないため、一体いくら包めばいいのか悩んでしまいますよね。
ご祝儀の相場でも兄弟やいとこの立場、友人の立場、会社の上司や同僚の立場では金額も変わってきますから今回は、ご祝儀についての知識についてご紹介したいと思います。
目次
まずはご祝儀のマナーを知ろう
ご祝儀の金額は夫婦が分かれることに通じてしまうので、2で割りきれてしまう偶数や、縁起が悪いとされる4や9などの数字は避けるのが一般的になっています。
ただし、事情によりご祝儀を2万円で包まなければならないときもあると思いますからその際は、「1万円札1枚、5千円札2枚」というようにお札が奇数の3枚になるようにして包むようにすると2万円でも大丈夫です。
また、ご祝儀として渡すお金は2人のスタートをお祝いする意味を込めて新札を用意することがマナーとされています。
万一事情により新札の用意ができない場合には、アイロンをかけてしわを目立たなくさせたほうがよく、用意したお札に霧吹きで軽く湿らせ、低温のアイロンでゆっくりと時間をかけて伸ばすようにして下さい。
この時、ビチョビチョになるまで濡らすのではなく、軽く表面が濡れる程度に湿らせるのがポイントになります。
アイロンを掛け終わった後は、本の間にお札を挟み、上から簡単な重しを置いておくと数時間でピンとした新札同様のお札となります。
霧吹きの代わりに衣服にアイロンをかけるときによく用いる、しわ伸ばしのスプレーを用いてもまっすぐになりますが、これも水と同様に多く吹き付けると逆効果となるので、少量だけ用いるようにしましょう。
なお、中袋にお札を入れるときには表向きにするのが基本となり、人物が印刷されている右側を上にして入れるようにして下さい。
以上のマナーを守って用意したご祝儀袋を汚さないようにするためにも、ご祝儀を持ち運ぶ時には袱紗に包むとより丁寧な印象を相手に与えます。
結婚式は慶事ですので、赤や朱色の明るい色の袱紗を用いるようにしたほうがよいですね。
紫は慶事でも弔辞でも用いることができるので、一枚も持っていない人は最初は紫色の袱紗を用意することをお勧めします。
年齢別、相手別のご祝儀の相場は?
それでは実際にご祝儀の相場をみていきましょう。
ご祝儀を贈る対象の方との関係とアナタの年齢別にまとめてあるので、自分のケースに最も近い相場を確認してください。
関係性 | アナタの年齢が20代 | アナタの年齢が30代 | アナタの年齢が40代以上 |
---|---|---|---|
兄弟・姉妹 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 ~100,000円 |
いとこ | 30,000円 | 30,000円 ~50,000円 |
50,000円 ~100,000円 |
甥・姪 | 30,000円 | 30,000円 ~50,000円 |
50,000円 ~100,000円 |
友人 | 30,000円 | 30,000円 ~50,000円 |
30,000円 ~50,000円 |
会社の同僚 | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 ~50,000円 |
会社の部下 | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 ~50,000円 |
会社の上司 | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 ~50,000円 |
取引先など | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 ~50,000円 |
どの年代でも、友人や上司・同僚へのご祝儀は30,000円、兄弟など親族へのご祝儀は50,000円が多いようです。
ご祝儀はお祝いの気持ちですから、ご自分のサイフ事情にあわせて金額を包むことが大切です。
地域によって祝儀の金額の相場というのは異なってきますから、少し心配があるようなら会社の同僚や先輩などから教えて頂くようにしてみて下さい。
また、ご夫婦やご家族で結婚式に招待された場合のご祝儀も金額の相場がわからず困ってしまうことも多いですからこちらの記事をご参考下さい!
結婚式の祝儀の相場!一人で出席・夫婦で出席・家族で出席の場合は?
包む金額に合わせたご祝儀袋を選びましょう
相場を参考に包む金額を決めたら、ご祝儀を包むご祝儀袋も金額に合わせて選んで下さい
まず金額に関係なく共通して、「結び切り」と呼ばれる水引の結び方を選ぶようにします
「結び切り」は一度結んだらほどけない形であるため、「1度きりのお祝い(2度目はない)」という意味を持ちます。
結び切りに対して「蝶結び」の水引は「何度でも結びなおせる」ことから、結婚のお祝いへの使用はタブーです。
包む金額が10,000円の場合
ご祝儀袋の値段が200円から300円程度のものを選ぶとよいと思います。
水引が印刷されているものは、よほど緊急な場合以外では使用しないようにして下さい。
包む金額が20,000円から30,000円の場合
ご祝儀袋の値段は300円から500円程度のものがふさわしいと思います。
親しい友人の結婚式ならばモダンな和紙を用いた祝儀袋でもよいです。
包む金額が50,000円の場合
水引が少し豪華なデザインのご祝儀袋を選びます。
値段にして500円から1,000円程度のご祝儀袋を選ぶことがよいと思います。
包む金額が50,000円以上の場合
1,000円から2,000円の松竹梅や鶴・亀などの縁起の良い飾りがついたものを選ぶのがベストです。
上質な和紙を使ったものを選ぶとなお良いと思います。
また、ご祝儀袋の書き方にもマナーがありますからこちらもご参考にしてみて下さい
まとめ
大切な友人や同僚、親族の結婚式は心から気持ちよくお祝いをしたいですよね。
ご祝儀を渡すマナーは、知らない方も多いですからぜひとも参考にされて、金額の相場をきちんと把握して心からのお祝いを包んであげてください。