既婚者同士の男女が二人で食事をする…これは一見するとただの社交や友人関係の延長のように思えるかもしれませんが、実際には多くの人が「これって大丈夫?」と疑問を抱くことも多いのです。
異性との関係が絡むと、家庭内での信頼関係や周囲からの視線が気になってしまうものですから、既婚者同士で食事をすることは「あり」なのでしょうか?それとも「なし」なのでしょうか?そんな微妙なテーマに焦点を当て、判断の基準や注意点を詳しくご紹介したいと思います。
既婚者の異性同士が食事へ行くのはOKか?NGか?
既婚者同士が異性と二人で食事に行くというと、なんとなく気まずさや不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
「ただの友人だから問題ない」と思っていても、他人の目やパートナーの反応が気になり、つい慎重になってしまうと思いますが、食事の時間帯や場所によって、その意味合いが大きく変わるため、一概に「大丈夫」とは言えない部分があるので、ランチとディナーのケースに分けて、それぞれのシチュエーションでどのような配慮が必要なのかをお伝えしたいと思います。
ランチの時間帯ならOK?
ランチの時間帯に異性の既婚者同士が二人で食事をすることは、比較的OKだとは思います。
日中の明るい時間帯であれば、周囲からも「仕事の話をしているのかな」や「友人としての食事なのかな」と見られやすく、深い意味がないことが伝わりやすいですし、短時間で済むランチであれば、親密な雰囲気が生まれにくく、気軽に会いやすいとは思います。
とはいえ、ランチでたとえ明るい時間帯であっても、頻繁にランチをするようであれば、周りから誤解されますし、パートナーに対しても、頻繁に異性と二人で会っていると、「本当に友人関係なの?」と不信感を抱かせてしまいますから、比較的OKなランチとはいえ、あくまで節度を守ることが大切です。
ランチであっても事前にパートナーに伝えておくと、信頼関係を保ちながら安心して食事に行けるので、パートナーに対してオープンな姿勢を見せ、無用な心配をかけずに済むような小さな配慮が、健全な関係を保つためにはとても重要です。
ディナーやお酒の席だとどうなる?
一方で、ディナーやお酒が絡む夜の食事になると、ランチとは違った慎重さが求められます。
夜の時間帯は、どうしても特別な雰囲気が生まれやすく、異性同士が二人きりでディナーをすることは、多少なりとも親密さが感じられるので、いくら友人同士だとしても、周囲の目には「ただの食事」以上の意味があるように映ってしまうことが多いのです。
特に、お酒が入る場面では、ついリラックスしてしまい、相手との距離が近くなってしまうこともあり、気が緩んで思わぬことを口にしてしまったり、相手に対する感情が表に出てしまうこともありますから、配偶者や周囲から疑われる目でみられがちですので、慎重に行動したほうがよいです。
夜のディナーは、仕事の時間が終わった後にわざわざ会うので「なぜ夜に会う必要があるのか?」と勘ぐられますから、夜の食事に誘われた場合には、できるだけカジュアルで明るい雰囲気のお店を選んだり、他の友人も一緒に誘うなどして、誤解されにくい状況を作ることが大切で、お酒が入る場面では、節度を持って行動し、相手との距離感を保つことで、健全な関係を維持するようにしてください。
既婚者同士が二人で食事やお酒に誘う本音とは?
既婚者であるにもかかわらず、異性の友人と食事やお酒を楽しむことには、いろいろと思惑というものがあるわけで、表向きは「ただの食事や飲み会」としている場合でも誘った側は、そうでもないこともありますから、その本音についてお伝えしたいと思います。
異性の飲み仲間が純粋にほしい
異性との飲み仲間をつくりたいという理由が結構多くて、異性同士ならではの話題で話が盛り上がったりしますから、同性同士にはない楽しさがあり、既婚者なのに飲み会や食事会に異性を誘ったりするわけなのです。
同性からは聞くことがない異性からの意見というのは仕事に活かせたりしますから、仕事へ活かすための飲み仲間という意味合いで誘うケースもあったりします。
こういうお付き合いは、他人からとやかく言われてもやましいことはないわけなので、既婚同士の男女であっても食事や飲み会をしても問題はないと思います。
お互いが相談相手になって信頼関係をつくりたい
既婚者同士が互いの相談相手になることで、信頼関係を深めたいと思う方もそれなりにいて、仕事や家庭での悩みを抱えたとき、同じ立場の異性であれば、共感できる意見を違う立場で聞けたりしますから、こうした相談を通して、お互いの距離が縮まり、信頼関係をつくっていくために食事に誘うこともあるのです。
もちろん、これはあくまで「良き相談相手」としての付き合いを望むケースであり、相手に対して特別な感情を抱いているわけではないのです。
夫婦関係のグチを聞いてもらいたい
日常生活における夫婦間のすれ違いからくる不満を、異性の既婚者に話して気持ちを軽くしたいと思う方も案外多くて、配偶者に対する不満をそのまま伝えるとギクシャクしたりするので、異性の既婚者に話すことで「わかってくれる」安心感を得られることがあります。
既婚者だからわかる夫婦間の問題を男性と女性という違う立場でグチを聞いてもらえることは、とてもありがたいですから、食事に誘って夫婦関係のグチを聞いてもらいたいというわけです。
ただし、自分のグチだけを聞いてもらうだけではなく、相手のグチも聞いてあげることができないと相手も嫌になってきますから気をつけてください。
カジュアルに遊ぶ相手として
既婚者だったとしても、たまには気軽に遊べる異性の友人がいることで、生き抜きができたりしますから、既婚者同士の男女が食事をするケースもあるのです。
結婚していると学生の頃と違い、なかなか異性と遊ぶことはなくなってしまいます。
学生の頃なら付き合ってなくても男女が二人で食事してたとしても、普通ですしお互いがあまり男性・女性と意識していないことも多いものです。
これが結婚してしまうとパートナー以外の異性と二人きりで食事するなんてことは、滅多にないですから、カジュアルに遊ぶ相手として既婚者同士の男女二人だけで食事に誘うこともあるわけなのです。
特別な関係を求めているわけではなく、純粋に楽しい時間を共有したいだけのことが多いのです。
あわよくばカラダの関係をもちたい
すべての既婚者がそうではありませんが、一部の人は「あわよくば」という気持ちがあって結婚しているのに既婚者の異性を食事に誘うこともあるのです。
長く同じ生活を続けていると、夫婦生活のマンネリ化で刺激を求める方やセックスレスの関係の夫婦も最近ではかなり多いですから、カラダの関係をもちたいという、よこしまな考えで食事に誘う既婚者がいるのは確かです。
ただし、実際に行動に移すかどうかは、個人の価値観や倫理観にもよりますし、こうした思いがある場合でも、あえて一線を越えず、友人関係を保ち続ける人もいます。
関係性に応じた既婚者同士の食事の心理とは?
既婚者同士の男女が二人で食事をする場合、その背景にある心理は関係性によって大きく異なります。単に食事をするだけとはいえ、既婚者同士で男女二人きりで会うことには、どこか特別な意味が含まれる場合もあります。
「職場の同僚」「昔からの友人」「マッチングアプリで知り合った相手」といった三つの関係性に応じて、どのような心理がはたらいているのかをご紹介いたします。
職場の同僚としての心理
既婚者同士の男女であっても職場の同僚として食事をすることは、だいたいは仕事の延長のようなものでランチや夕食を共にする機会が増えるのは、業務を円滑に進めるためのコミュニケーションの一環で、特にビジネスの場では、食事をしながらお互いの意見を交換し合ったり、プロジェクトについてのアイデアを共有したりすることがよくあります。
ですので、職場の同僚としての心理としてはとくにやましい気持ちがないことのほうが多いと思います。
ただ、職場の同僚との食事には「ただの同僚」というだけの関係性なわけですが、その関係が深まると、日常の愚痴を話したり逆に聞いたり、心の距離が縮まることがあります。
家庭のこと、パートナーとの問題なども話題に上ると、仕事だけでなく個人としても理解し合える関係が築かれやすくなるのです。これが原因で、職場の同僚として始まった関係が、やがて異性としての意識へと発展することもあるのです。
昔からの友人としての心理
昔からの友人で既婚者同士の男女二人は、お互いが良き友人関係だと思い食事をしていて、なかなかパートナーには話せないようなことも昔からの異性の友人なら話せる貴重な存在なのです。
昔からの友人ですので男女だったとしても何か特別な気持ちがあって食事しているわけではないのです。
ただ、昔の元カレ元カノの関係だった場合は、ちょっと話が違ってきます。
食事中に昔話の良い思い出話だったのが、かつての好きだった感情がよみがえってきてしまい、よからぬ方向にいってしまうこともあったりします。
ふとした瞬間に「異性として特別な存在」として意識してしまうと一気に感情がもえあがることもありますから、既婚者同士の男女の食事においては、過去の関係性から、どのような距離感で接するべきかを意識することが大切です。
マッチングアプリで知り合った場合の心理
最近は既婚者でも趣味や興味を共有する相手を探すためにマッチングアプリを利用するケースが増えています。趣味仲間や友人を求めてアプリを使うことは、もはや珍しくはありませんが、マッチングアプリを通じて知り合った異性と食事をするとなると、浮気へと発展することは多いのです。
マッチングアプリを友達づくりとして利用する既婚女性は多いのですが、既婚男性の場合は、大人の関係をもちたいという気持ちで利用している方が非常に多いといわれています。
アプリを通じて知り合うこと自体が、どこか「新鮮さ」や「非日常感」を伴い「普段の生活では得られない刺激」として意識され特別な感情を抱きやすくなるので、安易に食事にいかないほうがよいと思います
誘われた食事に行くべき?迷ったときの判断材料
既婚者同士であっても、異性の友人や同僚から食事に誘われることは、決して珍しいことではありません。
しかし、家庭を持つ立場として、こうした誘いに応じるべきかどうか迷うこともあると思いますので「既婚者同士の食事は浮気になるのか」「パートナーに話すべきか、それとも黙っておくべきか」「秘密のままにする口実は存在するのか」といったポイントについて、ご紹介しますので、自分がどうすべきかの判断材料にしてみてください。
既婚者同士の食事は浮気になるのか?
既婚者同士で食事をすることが、浮気とみなされるかどうかは、その背景にもよりますが、結論から言いますと食事だけするのであれば、既婚者同士の男女だったとしても浮気にはあたらないのです。
一般的に言えば、食事そのものは浮気と判断されることはほとんどないのですが、食事中に異性として特別な感情が芽生えたり、相手に対して恋愛的な期待を抱いたりする場合は精神的な浮気ということになると思います。
また、相手との距離感が近すぎると、たとえ意図していなくても周囲から疑いの目でみられますし、結果として食事自体が浮気ではないにせよ、その行動が浮気のきっかけとなり得ることを意識しておく必要があると思います。
異性同士で二人きりの食事となると、家庭内での信頼関係に影響を及ぼす場合もあるため、自分の行動がどのように受け取られるかをよく考えなければなりません。
パートナーに話すべきか、それとも黙っておくべきか?
異性との食事の誘いを受けた際、そのことをパートナーに話すべきか、それとも黙っておくべきかという点は、非常に悩むのではないでしょうか?
結論から言えば、パートナーに対してオープンであることが望ましくパートナーに隠し事をしてしまうと、夫婦関係に不信感が生まれることになってしまいます。
たとえやましいことがないので黙っていたとしても、後で知ったときに「なぜ話してくれなかったのか」と不安や疑いをもたれてしまうことになると思います。
一方、ちゃんと報告することで逆に不安を煽ってしまうケースもありますから、相手に安心感を与えるような説明をすることが大切です。「職場の同僚とランチに行く」など、純粋に友人としての付き合いであることを強調し、会話の中で自然に伝えることでパートナーの理解を得やすくなります。あえて黙っておくよりも、小さなことでも日常の一部として話しておくことで、お互いに不安を感じることなく、信頼関係を保つことができるのです。
ただし、パートナーが不安になりやすいタイプの場合には、無用な心配を避けるため、少し配慮したほうがよく必要以上に詳細を説明しないほうがよいかもしれません。
パートナーに言わずに既婚者同士の男女二人で食事するときの口実
アナタのパートナーが心配性だった場合には、あえて言わないで食事をしたほうがよいと思います。
その理由というのが既婚者同士で男女二人の食事だけれど、職場の同僚とのただの仕事上の打合せだったとしても心配性のパートナーの場合、悪い方に考えてしまい浮気してるかもしれないと思い込んでしまうこともあるからなのです。
心配性のパートナーのための良い嘘の口実としては、次のようなものがいいと思います。
- どうしても残業しなければならないので遅くなる
- 会社で飲み会があって遅くなる
- 取引先との会食があって遅くなる
既婚女性の場合は、③はあまりないと思いますから、①②あたりが心配させない口実になると思います。
まとめ:既婚者同士の食事、適切な距離感を守って楽しむために
既婚者同士で異性と二人きりで食事をすることには、それぞれの関係性や状況によって様々な意味合いが含まれるものです。仕事の付き合いや昔からの友人との再会、趣味の共有など、食事の目的が明確であれば大きな問題になることは少ないですが、互いに既婚者であるからこそ、適切な距離感を保ち、パートナーへの配慮を忘れないことが大切なので、信頼関係を損なわないよう、慎重な行動を心がけてください。