既婚者同士のサシ飲みにおいて、単なる友人としての気軽な集まりなのか、それとも何か特別な感情、いわゆる不倫願望が芽生えているのか、その境界線は時として曖昧で、気づかないうちに危険な領域に踏み込んでしまうこともありますが、相手の言動や態度を注意深く観察することで、その真意を読み取ることは可能ですので、既婚者同士のサシ飲みにおいて、相手に脈があるのかないのかを見極めるためのポイントをご紹介します。
既婚者同士がサシ飲みに行く心理とは？
既婚者で男女二人でのサシ飲みは、単なる友人付き合いのケースもあれば、そこに特別な感情が絡んでくるケースもあります。
お互い家庭を持つ身でありながら、なぜ異性との二人きりの飲み会に魅力を感じるのでしょうか。
既婚者特有の心境があるようですので、どのような心理でサシ飲みに行くのかを男性と女性に掘り下げてご紹介いたします
男性が「既婚者同士 サシ飲み」をする心理とは？
- 気分転換としてのサシ飲み
既婚男性にとって、女性と二人きりでのサシ飲みは仕事や家庭のプレッシャーから解放される一時のリフレッシュの場になることがあり、気の合う女性との気軽な会話を楽しむことで、日常のストレスを和らげ、心をリセットしようとするわけですがこの場合、特別な感情や恋愛的な思いはなく、純粋に息抜きを求める気持ちが強いのです。
- 自尊心を満たすための時間
多くの男性は、結婚後も女性から魅力的な存在でありたいと思っていて女性と二人きりでお酒を飲み会話するなかで自分の魅力を再確認し、自己肯定感を高めることで自信をつけたいと思っているのですが、これは必ずしも不倫を意図したものではなく、あくまで自尊心を満たすことを目的としている場合のサシ飲みという考えなのです。
- 職場での関係性を円滑にするため
職場の同僚や取引先の既婚女性と二人きりでのサシ飲みは、単なる社交辞令や業務の一環として行われることが多く、ビジネス上の信頼関係を築くことが目的であり、恋愛的な感情はほとんどなく、むしろ仕事を円滑に進めるための手段として、既婚者同士で女性なのですがサシ飲みすることが普通にあるわけなのです。
- 既婚女性への潜在的な恋愛感情
既婚男性が結婚している女性に特別な感情を抱くことは世間では珍しくないわけですが、サシ飲みは距離を縮め、親密になるきっかけになるので潜在的な恋愛感情があると、よこしまな気持ちで飲みに誘ったりするわけです。
最後の一線を越えることを決して目的としているわけではないのですが、あわよくばという気持ちがないわけではありません。
- 奥さん以外の女性と話がしたい
奥さんとの関係があまりうまくいっていないことが原因となって、結婚しているにもかかわらず、奥さん以外の女性と話す機会をもちたいためにサシでお酒を飲みに誘うことがあるのです。
既婚女性を誘う大きな理由として結婚している者同士として、共通な話題で会話ができると思っているからだったりします。
既婚者同士 サシ飲みにおける女性の心理とは？
- 気分転換と心の解放
既婚女性にとって、お酒を外に飲みにいくことは日々の家事や育児から解放され、自分自身を見つめ直す貴重な時間となるので一時的に日常から離れ、自由な会話を楽しむことで、心のバランスをとることができるのです。
相手が既婚男性でないといけないということはなく、たまには旦那さん以外の男性でかつ結婚している者同士だといろいろ分かり合えることがあるので何気ない気持ちでサシ飲みをしているのです。
- 自己肯定感を高めるために
女性も結婚していたとしても男性にとって魅力的な存在でありたいと思うこともたまにはありますから、男性とサシでお酒を飲む場で褒めてもらったりすることで、自分への自信を再び取り戻そうとする気持ちがあるのです。
これが必ずしも恋愛や特別な感情があるわけではなく、女性としての価値を確認したいといった思いがメインだったりします。
- キャリアの一環として
職場の上司や同僚が既婚男性であるにもかかわらず飲み会を二人きりでするのは、職場での良好な人間関係づくりのためにサシでお酒を飲みにいくこともあるのです。
また上司との良い関係を築くことで、仕事における新たなチャンスを得ようとするケースもあり、たまたま既婚男性であったというだけなので恋愛感情がないことが多いのです。
- 情緒的な支えを求める心理
旦那さんとの関係があまりうまくいっていなく、コミュニケーションが不足いたりすることから、心の支えを求める意味で男性とサシで飲みにいくケースもあったりします。
信頼できる相手と二人でお酒を飲むことを通じて、悩みを打ち明け合い、心の重荷を軽くすることを目的とすることが多いのですが、恋愛的な感情を抱いているわけではなく、気持ちを共有できる相手としての関係性を大切にしています。
- 特別な感情を抱く場合も
女性も時には、旦那さん以外の男性に特別な感情を抱くことがあるわけですが、その好きかどうかという感情は実は曖昧で、はっきりしないものなのです。ですからその男性とサシでお酒を飲むことで、その感情が本物かどうか自分の気持ちを確かめようとすることもあるのです。
- 新たな刺激を求めて
日常生活にマンネリを感じて、新しい刺激を求めることもあると思いますが、この動機は単なる冒険心や好奇心に過ぎず、不倫を目的とするものではないことがほとんどです。人生に少しの新しい変化をもたらすために経験豊富な既婚男性と二人きりでお酒を飲みにいくこともあるのです。
しかし、はじめは恋愛感情がなくサシ飲みできていたのに気づけばその男性に惹かれてしまうなんてこともあり、新しい刺激は不倫の入り口になることも多いようです。
- 相談相手としての信頼関係
信頼できる男性を相談相手として見る女性にとって、サシ飲みは友情や信頼を深める場なので、恋愛感情よりも、相手との信頼関係や理解を大切にしたいと考える場合、心を開いて話すことでお互いをより良く理解しようとするのです。
既婚者同士のサシ飲みで「脈ナシ」と判断できるポイント
会話が業務的または一般的な内容ばかりの場合
会話が仕事関連や一般的な話題に終始し、個人的なエピソードや感情的な話題に移らない場合、「脈ナシ」である可能性が高く、会話が淡々と進みとくに笑いなどがあまりないことが特徴だと思います。
飲み会の時間や頻度が少ない
サシ飲みの時間があらかじめ決まっていて、長引くことがなく、頻度も少ない場合は、相手が特別な意図を持っていない証拠で、飲み会がスムーズに終わり、時間管理をしっかり行っている姿勢が見られる場合、相手は関係を深めることを意図的に避けていると言えるかもしれません。
視線を合わせずボディタッチを避ける
必要以上に目を合わせず、ボディタッチにも慎重な態度が感じられる場合、相手に恋愛的な興味はなく、適切な距離を意識し、一定の間隔を保つ行動が見られれば、それは「脈ナシ」のサインと受け取るべきです。
飲み会後の連絡が業務的な範囲に限られる
飲み会後の連絡が仕事の話題だけに留まり、プライベートな話が少ない場合も、恋愛的な意図が薄いことが分かります。プライベートなやり取りが控えめで、業務の話に徹するようであれば、相手は距離感を保ちたいという意思を持っていると言えそうです。
家庭や配偶者の話を積極的に語る
飲み会の場で家庭や配偶者について積極的に語る姿勢が見られれば、それは家庭を大切にしている表れであり、相手に特別な意図がないことを示します。「脈ナシ」の典型的なサインとも言えるでしょう。
家庭の話題が前向きで、親しみを込めて語られる場合、相手が現状に満足していることがうかがえます。
既婚者同士のサシ飲みで「脈アリ」と感じられるサイン
何気ない仕草がシンクロする
例えば、相手が自分と同じ飲み物を注文する、何気ない仕草がシンクロするといった場合は、一体感や親密さを示していて、こうした一致は「脈アリ」の可能性を感じさせますが、これだけで確定的な判断をするのはなかなか難しく、ほかのサインと合わせて慎重に見極めることが大切です。
頻繁にボディタッチがある
肩や腕に軽く触れるといった行動が頻繁に見られる場合は、相手が親しみや好意をもっている現れではありますが、相手の反応や場の雰囲気も併せて慎重に注意して観察することが大事で、無意識の行動である場合も多いため、相手の意図をしっかり見極めることが大事です。
視線が長く交わる、深く見つめられる
会話中に相手がじっと目を見つめてくる、何度も目が合うといったことがある場合は、特別な興味や関心を持っていることが考えられるので、通常の対話以上に視線が深く交わるようであれば、それは「脈アリ」の可能性を示すサインとも受け取れると思います。
個人的な話題や将来の話をされる
相手がプライベートな内容や将来の夢や希望について話しかけてくる場合は、特別な関心を抱いていて、アナタのことをもっと知りたいという姿勢を感じ取れるような話題を積極的に続けようとする様子があれば、親密な関係を築きたい意図があるのだと思います。
特別な雰囲気の場所を選ぶ
サシ飲みの場所として静かなバーや高級レストランといった、特別感のある雰囲気を選ぶ場合、相手が関係をより深めたいという思いを抱いている可能性があります。場所選びにこだわりを感じるようであれば、その気持ちを慎重に見極めたほうがよいと思います。
脈アリの場合に取るべき行動
信頼関係を築くことを優先する
脈アリのサインを感じた場合でも、すぐに関係を進展させようとするのではなく、まずは信頼関係を強化することが重要です。相手があなたに対して悩みや不安を打ち明けてきた際には、耳を傾けて共感し、相手の気持ちを尊重するようにしてください。
単なる「聞き手」に留まらず、自分自身の経験や考えを交えた対話を心掛けることで、より深い理解とつながりを生むことができます。
自然なボディタッチを心がける
信頼関係が深まってきたと感じる段階では、軽いボディタッチを活用することで距離感を縮めることが可能ですが、相手が嫌がるようなことだけは避け、あくまで相手が心地よいと感じる範囲で行動することがポイントです。
冗談を交えた会話中に肩を軽く触れる、乾杯の際に指先が少し触れるなど、自然な触れ合いで距離を縮めていくことが望ましいです。
自分自身の気持ちを伝える
相手が心を開き始めた際には、自分自身の気持ちを伝えることが大切なのですが、全てをさらけ出す必要はなく、相手の気持ちに寄り添った範囲内で、自分も同じような悩みや経験を抱えていると伝えることで、絆を深められるようになっていきます。共通のテーマで話をすることにより、自然な流れで関係性が進展していくと思います。
特別感を意識させる
相手に対して「あなたは特別だ」と感じさせるような言葉や態度を示すことも重要で、忙しい生活の中で、自分が他人から特別扱いされる瞬間を感じることは、非常に嬉しいものです。「あなたと話していると落ち着く」「こんなに気が合う人は珍しい」といった言葉をかけることで、特別な存在感を相手に感じてもらうとよいのです。
楽しい時間をつくることを忘れない
サシ飲みの場では、楽しい時間をつくることを忘れてはいけません。
笑顔や笑いは、二人の距離を大きく縮めるための重要なことなので、ユーモアや軽いジョークを交え、リラックスした雰囲気を作ることで、相手も心を開きやすくなります。また、お酒の力を借りることで、楽しいと思える気持ちにしてあげることも良い方法だと思います。
適度に余韻を残すことがポイント
飲み会が終わった後も、相手に「また会いたい」と思わせるような余韻を残すことが効果的で、すぐに解散するのではなく、駅まで一緒に歩いたり、次回の予定を軽く提案したりすることで、相手に良い印象を与え、次の機会につなげることができるのです。
適切な距離感を保つことの重要性
既婚者同士のサシ飲みでは、どちらか一方が好意を持つ場合でも、適切な距離感を保つことが大切です。
互いの家庭やパートナーに対する責任を忘れず、自分の行動が家庭や相手の生活にどのような影響を及ぼすのかを常に考慮する必要があり、冷静に自分自身の気持ちや行動を見つめて、適切な境界線を守ることで、サシ飲みを健全な関係の中で楽しむことが得策であることを意識したほうがよいです。
サシ飲みの後のコミュニケーションのポイント
冷静なやり取りを心掛ける
サシ飲みの後は、相手に対する連絡の内容や頻度に注意して、連絡が業務的である場合は、そのまま業務に関連した連絡に留めるようにして、プライベートな連絡を控えめにし、相手との距離を適切に保つ姿勢が大切です。
自分自身の気持ちを整理する
飲み会の後に相手への感情が高まった場合でも、すぐに行動に移すのではなく、一度冷静に自分自身の気持ちを見つめ直すことが必要で、既婚者同士の関係では、適切な距離を保ち続けるための冷静な判断をしなければならないのです。
家庭やパートナーとの関係を大切にする
自分の家庭やパートナーとの関係を大切にする気持ちを常に持ち続けることが、健全なサシ飲みを維持するための基本ですから、家庭においての責任や役割を再認識し、適切な関係で、自分の行動を後悔しないようにしてください。
サシ飲みのルールとマナー：既婚者同士が守るべきポイント
既婚者同士がサシ飲みに行く場合、単なる気軽な集まりだとしても、その場の空気や状況によっては微妙な関係に発展する可能性もあります。そのため、誤解を生まないようにするためには、いくつかのルールやマナーをしっかりと守ることが重要です。
明確な目的を持つことが大切
まず、サシ飲みをする際には、何を目的とするのかを明確にすることが重要です。仕事上の話し合いや職場のストレスを解消するための場であるのか、それとも友人としての親交を深めるための機会なのかをお互いに認識することで、余計な誤解を招かなくて済むのです。目的が曖昧だと、気まずい状況を生む可能性があります。
二人きりで会う時間帯に配慮する
既婚者同士の異性ですからサシ飲みを行う時間帯は、相手や家庭に気をつかうようにする必要があり、夜遅くなると、周囲からの誤解を生みますから、日中や夕方早めの時間から飲み始めるのがいいと思います。
お酒を飲むのではなく昼間のランチやティータイムなど、比較的安心できる時間帯での食事を設定することで、健全な関係を保つことができます。
お酒の飲み過ぎに注意する
お酒を飲む際には、適度な量を心がけたほうがよく酔いが回ると、普段は抑えている感情や言動が行動に出てしまい、思わぬ方向にいってしまうことがあります。
既婚者同士の場合、家庭に対する責任を意識し、節度を持った飲み方を心掛けましょう。また、相手が飲み過ぎてしまった場合には、無理に次を勧めず、適切なタイミングで切り上げることも必要です。
パーソナルスペースを守る
既婚者同士がサシ飲みをする際には、パーソナルスペースを守ることが大切で、お互いに親しい関係だとしても、体が触れ合うような距離感でお酒を飲むことは誤解をみますから、無理に接近したりスキンシップを図ったりすることは避け、あくまで自然な距離を保つように心掛けてください。
話題の選び方に気を付ける
男女の既婚者が二人きりでお酒を飲む場合には会話内容にも気をつける必要があって、仕事の話題や共通の趣味について話すのは問題ありませんが、プライベートな家庭の問題について話すのは避けるべきです。
配偶者に対する不満や家庭内のトラブルについて話すと、相手が特別な感情を抱くきっかけになることがあるため注意が必要なのでお互いに明るくポジティブな話題を中心に、軽いトークを楽しむことを心掛けるのがベストなのです。
周囲の目を意識する
既婚者の男女が二人きりで飲みに行く際、周囲の目を意識したほうがよく、人目を避けるような場所を選ぶと、かえって誤解を招く場合がありますから、オープンな場所での飲み会のほうが、健全な関係であることを強調できると思います。
一度立ち止まって考える
既婚男性と既婚女性同士でサシ飲みを続けるうちに、もしも自分の気持ちが揺れ動いていると感じた場合、一度冷静に立ち止まって考えることが必要です。
自分の行動が家庭や相手にどのような影響を与えるのかということに向き合うと、適切な距離を保つことの大切さに気付くと思いますから、感情に流されることなく、冷静な判断をすることで、誤った道にいかない行動になるはずなのです。
まとめ
既婚者同士で男女二人のサシ飲みが不倫に発展するかどうかは、その後のお互いの態度や状況で大きく異なってきます。
男女の既婚者同士でお酒を飲む場合というのは、ほとんどの場合、仕事の延長線上での付き合いであったり、学生の頃からの気心のしれた者同士の情報交換の場だったりするのです。
しかし最初は何気ない飲み会でも、頻度が増えていくうちにお互いが好意をもってしまい、不倫関係へと発展することもあるため、分別ある行動を意識しなければなりません。