既婚者同士のダブル不倫が終わった後の既婚男性というのは、どのような心理状態になるのでしょうか？一見冷静に見える男性でも、実は様々な感情の波に揺れ動いているものです。
表面上は何事もなかったように日常生活を送りながらも、心の中では複雑な思いを抱えていますから別れ方によって異なる既婚男性の本音や、その後の行動の裏にある深層心理について詳しくご紹介いたします。
また、別れた後の既婚女性の気持ちや行動などもあわせてお伝えしていきます。
未練がなく前を向いていく既婚男性の心理
いい思い出ができてよかったと思っている
人生の中で、誰にも言えない秘密の関係を持つことになった既婚男性は、ダブル不倫という関係が終わった後、既婚男性の心の中には様々な感情が交錯していて、後ろめたい気持ちは確かにありますが、その一方で、特別な思い出として心に残り続けていくのです。
日常生活の中で感じていた空虚感や寂しさを埋めてくれた大切な時間になっていたので、互いの気持ちを理解し合い、支え合えた関係だったからこそ、その思い出は宝物のように大切にされ心の奥底では、その時間があったからこそ、今の自分があるのだと感じている部分もあるのです。
これは決して不倫を正当化するものではなく、むしろその経験から学び、本来の家庭生活を見つめ直すきっかけとしていくことが大事で、その思い出を大切にしながらも、これからの人生を前向きに歩んでいこうという気持ちが芽生えていくのです。
既婚者同士のダブル不倫の経験というのは心の中にしまっておくべきものであり、決して他言しないほうが賢明です。それは、家族を守るためでもあり、相手の既婚女性のためでもあります。
二度と既婚者同士のダブル不倫はしたくないと思っている
不倫関係を清算して別れを経験した既婚男性は「もう二度とこのような関係は持ちたくない」という思いを抱えているようです。それは決して、相手の既婚女性との時間を否定しているわけではなく、その関係があまりにも深く心に刻まれているからこそ、二度と同じ経験はできないし、したくないと感じているのです。
日常生活の中で嘘をつき続けることの精神的な負担は、想像以上に大きなもので、家族との何気ない会話の中でも、後ろめたさを感じ続ける日々なので関係が終わった今でも、あの時の選択は正しかったのだろうかと、自問自答することがあります。
お互いが家庭を持つ身であったからこそ、その責任の重さを今になって痛感することもあり、一時の感情に流されて始まった関係かもしれませんが、その代償は決して小さくはなかったのです。
家族サービスを頑張ろうと思っている
不倫関係が終わった後、既婚男性はそれまで気付かなかった妻や子供たちの存在の大切さを、改めて実感することになってくるので、家族との時間を大切にしようという気持ちが、これまで以上に強くなっていきます。
休日は家族と過ごす時間を増やし、平日も早めに帰宅して家族との団らんを大切にしようとします。これは、失いかけた大切なものへの気付きであり、関係を持ってしまった罪悪感からの償いの気持ちでもあります。
子供たちの成長をより身近で感じたいと思うようになり、学校行事や習い事にも積極的に参加し、妻の話にも、これまで以上に耳を傾け、家事の手伝いなども自然と増えていくような考えの行動になっていくのです。
仕事に打ち込んで気持ちを整理したい
複雑な感情を抱える中で、既婚男性は仕事に没頭することで気持ちの整理をしていきたいと思うようです。仕事に集中することで、余計なことを考えなくていいようにするための心理だと思います。
業務改善に挑戦したり、今まで後回しにしていた課題に取り組んだりすることで、前向きな気持ちを取り戻したいと思っているわけです。
仕事での成功や達成感を得ることで、実は自尊心を取り戻そうとする心理もはたらくので、これまで以上に仕事に打ち込み、新しい目標に向かって進もうとする姿勢もみられるようになるのです。
今までとは違う視点で仕事を見つめ直すことで、新たな可能性が開けてくることもありますから、人生の再スタートを切るための重要なステップとなるのです。
ホッとする気持ちと複雑な思いを抱いている既婚男性の心理
不倫がバレずに終われてホッとしている
ダブル不倫関係が発覚することなく終えることができたことは、別れの悲しさよりもホッとする気持ちのほうが勝っていると思います。家族との関係が壊れることなく、子供たちの将来に影響を与えずに済んだことへの安心感はかなり大きいのです。
しかし、その一方で後悔の念も強く残っていて、なぜそのような関係を持ってしまったのか、自分を責める気持ちは簡単には消えなくて、この経験を教訓として、二度と同じ過ちを繰り返さないよう誓う気持ちも生まれるのです。
お互いの家庭を守るために、この関係を終わらせることができたことは、ある意味で最善の結果だったのかもしれないと考えるようにもなっていきます。
別れたけどまた落ち着いたら会いたいと思っている
既婚者同士の不倫関係を終えた直後というのは、まだ気持ちの整理がつかず、また会いたいという思いが実は残っていて、お互いの気持ちを確かめ合うことができないまま別れることになった場合、その思いは一層強くなります。日常生活の中でふと、二人で過ごした時間を思い出し、胸が締め付けられるようなこともあったりします。
時間が経つにつれて、その気持ちは徐々に薄れていくのですが、それでも、ふとした瞬間に「今、どうしているだろう」と想うことはあるのです。
いつか落ち着いた時に、偶然出会えたら、その時は穏やかな気持ちで言葉を交わせるかもしれないと思うようになります。
未練があり別れたことを悔やんでいる既婚男性の心理
妻より早く出会っていたらと思っている
ダブル不倫の関係が終わった後も「もし結婚する前に出会っていたら」という仮定の思いは残り続け、相手の既婚女性との不倫関係で得られた充実感や心の通い合いを感じていた場合、その思いはとても強く、時としてその想像の中で現実逃避をすることもあったりします。
あくまで「もしも～だったら」というようなタラレバの考えにすぎませんから、実現不可能な願望でしかありません。そのことを理解しつつも、心の奥底でそうした思いを抱き続けることは珍しくないのです。
こういう思いは、現在の生活への不満からくるものではなく、純粋に運命的なものへの憧れから生まれるわけですが、時間とともに、それぞれの人生には意味があり、今の自分があるのは、これまでの様々な出会いと別れがあったからこそだと気付いていくようになるのです。
妻と別れて一緒になりたいと思っている
ケースとしてはそう多くはないのですが、不倫関係を持っていた時期には、妻と離婚して既婚女性の相手と新しい人生を歩み始めることを真剣に考えた男性も少なからずいて、現実的な問題や責任感から決断を下すことはできずにいた場合、ダブル不倫を解消して別れた後に妻と別れて一緒になりたいと気持ちが再燃するケースがあったりします。
不倫関係が終わった後も、相手の既婚女性を想う気持ちは完全には消えない男性もいますから、このような場合は悲しいかな元の夫婦関係にはもどれないと思います。
このように、既婚者同士の関係が終わった後の男性の心理は、非常に複雑で多面的なものとなります。後悔と懐かしさ、罪悪感と充実感、現実逃避と責任感など、相反する感情が交錯しながら、少しずつ整理されていくのです。
良い別れ方ができなかった既婚男性の心理
急に連絡が途絶え、音信不通になった
不倫関係を解消し別れた後、突然音信不通になることは珍しいことではありません。既婚男性から連絡を絶つ場合、お互いが既婚者である以上、日常生活では何事もなかったかのように振る舞わなければならず、その精神的なプレッシャーから、すべての関係を断ち切ることで心の整理をつけようとする傾向があるわけなのです。
罪悪感や後悔の念に駆られることも少なくないですから、相手の既婚女性に対して不倫関係になってしまって苦しめたことを申し訳ないと思っていたりもします。
このような感情の整理がつかない状態で連絡を取り続けることは、相手の既婚女性にもよけい心配や迷惑をかけてしまうのではないか、という気持ちから距離をとる意味で音信不通になる場合があるのです。
「もう終わりにしよう」と告げた男性の本音
既婚者同士の不倫に終わりを自ら告げる既婚男性の場合、その決断には様々な理由があるのですが、最も多いのは家庭への責任感が強く影響していることだと思います。
平穏な日常を取り戻したいという思いや、このまま関係を続けることでさらに大きな代償を払うことになるのではないかという不安が、自分から別れを告げる決断の背景にはあるのです。
既婚女性から別れを告げられた後の男性の気持ち
不倫関係にある既婚女性から別れを切り出された場合、既婚男性は大きな衝撃を受けるわけですが突然の別れ話に、現実を受け入れることができず、しばらくは混乱状態に陥ることもあります。
自尊心の強い男性の場合、別れを告げられることで深く傷つき、その後長期間にわたって立ち直れないこともあるのですが既婚者である以上、そのような感情を表に出すことはできず、一人で抱え込むことになり本当に辛くて切ない想いの日々が続いてしまうのです。
ケンカ別れした後の男性の心理
感情的なケンカの末の別れは、お互いに後味の悪い結末となることが多いものです。特に男性の場合、冷静さを失って感情的になってしまったことへの後悔や自己嫌悪に苛まれることがあります。本当なら円満に別れたかったのにそうならなかった悔しさは、いつまでも引きずることになるのです。
ケンカの原因となった問題が完全な解決を見ないまま別れることで、モヤモヤとした感情が残り続けるのですが、時間が経過し冷静になってから相手に謝罪したいと思っても既婚者同士という立場上、そのような行動に出ることは難しく、わだかまりを抱えたまま時が過ぎていくことになります。
別れた後に既婚女性が既婚男性に未練がある場合の行動パターンとは？
こっそりSNSをのぞいてしまう心理
既婚女性の場合、ダブル不倫を終え別れた後も、相手の様子が気になってしまうのは自然な感情だと思います。女性の場合、相手の近況を知りたいという気持ちが強く、つい相手の既婚男性のSNSへの投稿や活動状況をチェックしてしまうことがあります。これは、まだ完全に関係を清算できていない心の表れともいえます。
相手の現在の生活や心境を推し量ろうとする行動は、ある意味、自分を傷つける行為かもしれません。それでもなおSNSを確認せずにはいられない気持ちは、それだけ相手の既婚男性のことが忘れられないということなんだと思います。
友人知人経由で様子を探る既婚女性の気持ち
直接的な接触を避けながらも、共通の友人や知人を通じて不倫相手だった既婚男性の様子を探ろうとするのも、既婚女性にはよく見られる行動パターンの一つです。表立って連絡を取ることができない立場にありながら、相手のことが気になって仕方がない気持ちの表れといえるのです。
いくら友人や知人から情報を得たとしても復縁することは、あまりお勧めできませんから、ご自分のご家庭を大切にしてほしいと思います。
もし気持ちを抑えきれず既婚男性に想いをつたえてかりに復縁したとしても泥沼のようなダブル不倫関係がはじまるだけなので、きっぱり心を切り替えたほうがいいと思います。
思い切って直接連絡するときの本音
すべての迷いを振り切って直接連絡を取るという選択をする既婚女性もいるのですが、未練や後悔の念が特に強い場合に別れたのにもかかわらず連絡してしまうわけですが、別れてすぐに連絡をとってしまうとお互い気持ちの整理がついていませんから、冷静になって話せないと思います。
不倫関係を解消して別れたあとに連絡をもし取るとするなら、一定の冷却期間を経てから行ったほうがよく、冷静に話せるような気持ちになってからだと良い接し方ができると思います。
まとめ
既婚者同士の関係が終わった後の心理状態は、非常に繊細で複雑なものです。日常生活では普段通りを装わなければならない立場にある既婚男性の場合、その心の整理には相当の時間と努力が必要になることもあります。
最も大切なことは、お互いの生活や家庭を第一に考え、適切な距離を保つことで、それは時として辛い選択かもしれませんが、長期的に見れば、双方にとって最も賢明な判断となるはずなのです。