思い込みが激しい人の言動や行動で、え?なんでそんな風に思われてるの?とびっくりしたことありませんか?
あなたの周りにも、びっくりするぐらいに思い込みの激しい人っていると思うのですが、もしかしたら、あなたも自覚はないだけで、意外と思い込みが激しい人と思われているのかもしれません・・・
そこで今回は、思い込みが激しい人に多い共通する原因と対処方法についてじっくりとご紹介していきたいと思います。
もし、ご自分にあてはまるようでしたら、円滑な人間関係づくりをしていくためにも治し方についてきちんと把握して改善することをおすすめ致します。
目次
すべて自分の思うことが正解だと考えるクセのある人の対処法
思い込みが激しい人に多い共通の原因として、すべて自分の思うことが正解だと考えるクセがまず挙げられます。
例えば、AさんとBさんが会話をしていて、AさんがBさんの会話の内容をきちんと聞き出してもいないのに、きっと結末はこうなんだろうなと心の中で思ってしまったりすることがあります。
普通の人だったら、ちゃんと自分からBさんに、こう思っているんだけど、どうなんだろう?と確認をちゃんとするものです。
しかし、思い込みの激しいAさんは、確認作業をせず、自分が思ったことが正解だと頭の中で判断してしまうのです。
それが本当は全く違っていても、Bさんにこんなことがあったんだよと、ほかの人に伝えたりして、結果Aさんはほかの方々にまで間違った情報を伝えて、誤解を招くようなことになったりするのです。
いくら、BさんがAさんに本当は違うんだよと言っても、『きっと本当のこと(Aさんが思っていること)は隠し事をしているんだね』と心の中で思い込みの上塗りを勝手にしているのです。
あなたが、Bさんだったらどんな風に対処しますか?
対処法
まず、Aさんが思っていることをゆっくり聞いてあげてみて下さい。このときは、違っていると思っても決して反論してはいけません。
一通り聞いてから、少しずつ時間をかけて、正解のほうにAさんを導くのがいいのですが、子供に言い聞かせるように話すことがポイントになります。
思い込みの激しい人というのは、どこか子供のような部分があるので、子供に話すようにしてあげたほうがいいわけなのですね。
相手を尊重しながら話をしていくとだんだんと誤解は解けていくと思います。
思い込みが強すぎてネガティブな人の対処法
思い込みが強すぎてネガティブな考え方しかできないのも、思い込みが激しい人の原因の特徴的なものになります。
勉強においても、あいつはうまく何でもこなす人間だけど、私なんてどうせ何やっても無駄なんだ!勉強したってなんになるのよ。そう思い込んでいる人っていますよね。
仕事においても、上司にちょっと注意されると、すぐに、私は本当に仕事ができないダメな人間だから、仕事のやる気が出ないわ。
と、悪循環を繰り返している人を多く見かけたりします。
思い込みが激しいと、少し褒められてもなかなか受け入れることができなくて成長につながらないのですね。
あんな誉め言葉を言ってるけど、陰では私のこと笑っているに違いない!なんて思っているのです。
ネガティブな思考が強いと常にマイナスに物事を考えてしまうクセがしみついているわけなのです
対処法
対処方法としては、上司側であれば、注意の仕方を変えてあげるということが一番だと思います。聞き入れてくれるように丁寧に指導するのが一番です。
同僚や友人であれば、違ったこと言ってるなぁと思っても、とりあえず聞いてあげて、それからじっくりと自分の意見を思い込みの激しい相手に伝えてあげて下さい。
とにかく、本人の心を動かす言葉をかけるというのが治すきっかけになると思います。
考え方がとにかく暗い人の原因と対処法
思い込みの激しい人は、何かにつけて考え方が暗いのも原因だったりするのです。
これから起こることを、良いほうになかなか考えることができずに、悪いほうへと考える人が多いです。
明日遠足だ!晴れるといいな♪と思っているのと、明日遠足だ!雨降ったらどうしよう?と思うのだったら、どちらが楽しい気分になりますか?
晴れるといいなって思っていたほうが精神的に健全ですし、ワクワクするほうが人生にとっては何かとプラスになるというものです。晴れたら何しようかなと楽しいことばかり浮かんできますよね。
雨降ったら、あれもやれないこれもやれないと思い、そのうちに遠足が面白くないということにつながりかねません。
対処法
こういう思い込みの激しい人の対処法としては、明るい気分にさせることと、暗い気持ちになる時間を与えないことですね。
ネガティブな思考というのは、性格的になかなか治すことが難しいのですが、いかにしてプラス思考で物事をとらえることができるのかを考えて投げかけてあげることを習慣化することで徐々にですが治っていくようになります。
ポイントとしては、これをやったらどんな良いことに繋がるのかをまず、先に考えることを優先するように促すといいと思います。
リスクやデメリットについては、実際にそうなったときに対処することを考えればよいということを伝えながら、リスクやデメリットから入ってしまうと、あまり良い結果に繋がらないということを諭していくことがベストな方法になってきます。
他人をおもいやる心がない人の対処法
思い込みの激しい人というのは、とにかく自分本位なんです!
常に自分を中心に考えていますから、他人を思いやる心というのはほとんどもちあわせていないといってもいいと思います。
社会で働いていこうとすると、必ず他人との人間関係を円滑にしていく必要があるのですが、思い込みの激しい人は他人を意識することが、あまりないですから他人をおもいやることがなかなかできないわけなのです。
対処法
このような自己中心的な考えをもつのが、思い込みの激しい人には多いのですがこのような人の対処法としては、こっちから積極的にコミュニケーションをとることがベストです!
コミュニケーションのとり方も工夫が必要なのですが、とにかく自分本位という考えの持ち主ですから主役にしてあげることを意識してコミュニケーションをはかってみてください。
思い込みの激しい人は、実は責任感が強い傾向にありますから主役にしてやる気を引き出すことによってうまく対処できる場合が多いのです。
○○さんの力がないとこの案件はうまくいかないので力をかしてほしいんですよね~、なんておだてられると結構うまくいったりするんです。
自分の思い込みの激しい性格を治すには?
思い込みの激しい人の対処法については、わかって頂けたと思うのですが、もし自分自身が思い込みの激しい人間でそれをなんとか治したいという方もいらっしゃるのだと思います。
ご自分で思い込みが激しい性格だと自覚していらっしゃるなら次の5つを意識されるときっと改善できると思います。
①周りの意見に耳を傾けてみる
思い込みの激しい性格というのは、他人の意見を聞かない傾向がありますから、まずは周りの意見を聞くことからはじめるとよいと思います。
話の途中でこしを折らずに最後まできくような習慣をつけてみて下さい。
②違う角度から物事をみてみる
ものごとをあらゆる角度から俯瞰でみるということは、凄く大事なことで今まで正しいと思っていたこともその問題点や課題などが新たにみえてきたりします。
何事も多面的にみるということを意識するようにしてみて下さい。
③自分のほうが正しいという言葉を口にするのを我慢してみる
どうしても他人の意見より自分のほうが正しいと主張したくなるのをグッと我慢してみて下さい
アナタにとって結構、大変なことだとは思いますが他人の意見を一度、飲み込んで考えてみるようにすると思い込みが激しい性格もかなり柔軟になってくるはずです。
④ネガティブな思考をやめてみる
思い込みの激しい人の特徴として物事を悪い方向で考えてしまうクセがあることなのです。
全てにおいてポジティブにプラス思考で考えるということではないのですが、極力マイナス発想でものごとをみるのではなく、前向きな考え方を優先するようにしてみて下さい。
⑤真実は何かをもう一度調べてみる
自分の知識や経験でこれが正しいという思い込みが実は、調べてみると違っていた・・・・なんてことはザラにあることなんです。
過去にとらわれずに一度、調べてから真実について把握するような行動をとるようにしてみて下さい
思い込みが激しい性格を治すにはある程度、時間とエネルギーが必要になってきます。
自分の性格というのは、簡単に治せるほど甘くはないのですが上記にあげたことを鍛錬することによってアナタの思い込みの激しい性格は必ず治すことができると思います。
思い込みが激しくても、悪いことばかりでもない
思い込みの激しい人というのは、実はスポーツ選手にも多いのです!
私ならできる!きっと誰も出せなかったタイムで走り、1位を獲得することができる!
きっとあの山を制覇して見せる!私ならきっとできる!
というように、試合や何かに取組むときに、自己暗示をかけるのが非常にうまいという特技をもっていらっしゃいます。
これも一種の思い込みで、一流のアスリートになるには、思い込みも大いに必要というわけなのです
そうやって、オリンピックでメダルを取った選手もいますから、思い込みが激しいからといってマイナスになることばかりでもないわけなのです。
きっとメンタルも強い人なら、思い込みが激しくてもそれを自分でコントロールできる能力を持っていますから逆にいいことなのかもしれません。
まとめ
あなたの周りの思い込みの激しい人には、以上のような対処法でうまく接していけばよいと思います。
難しそうに感じますがコツさえつかめばなんてことはないと思います。
また、ご自分が思い込みの激しい性格なら、自己鍛錬を継続することによって改善することを実践してみて下さい。