職場や学校などで、自分はどのように見られているのか、周りの目が常に気になる人っていますよね。
もしかしたら、何かの病気かも・・・
と結構悩んでいらっしゃる方が実は多く、そういう方って、また朝が来た・・・、という感じでなんだか憂鬱な気持ちで学校や仕事に出かけてらっしゃるんです。
あなたの周りにもいませんか?周りの目が気になりすぎて、存在感を消し去って周りから何も言われないようにしている人が・・・
そんなことを気にしたこともない方からすると、その人の心理状況などは全く理解できないのだと思うのですが、周りの目が常に気になる人からすると結構、深刻な悩みだったりします。
今回は、そんな周りの目が気になる人の心理状況やその原因と克服する方法、そして可能性のある病気についてご紹介していきたいと思います。
周りの目が気になる人はガラスのハートの持ち主
周りの目が気になる人は、ちょっとした言葉でハート(心)が壊れやすい人が多いのです。
ちょっとしたことを注意されたことが心に刺さり、もうその言葉を聞きたくないために、言われないように細心の注意を払っていたりします。
それが、積み重なり、いつの間にか、誰にも何も言われないような行動をとってしまうのです。
意外と心に突き刺さる言葉を発した人は、よっぽどのことでない限り、そのことをすっかりと忘れてしまっていることが多いのです。
自分の意見をしっかりと持って、その言葉は自分にとってプラスなのかマイナスなのかを判別し、プラスであれば取り入れて、マイナスであれば気にしないことが克服の第一歩なんです。
他人に言った言葉なんてほとんどの人はあまり覚えていないのが普通ですから気にしない心を養うことが大事なんですね。
他人に何か言われたら、そんなもんかなぁ・・・くらいに受け流すようにしてみて下さい
物事をみる視点というのは、人それぞれですからできるだけ気にしないような気持ちを保つことが大事だと思います。
他人から影響を受けやすいタイプ
ファッションでも、みんなと同じようにしていなきゃダメだ!と思っている方っていませんか?
今、流行のファッションじゃないと、みんなに笑われちゃうから、常にファッション誌を参考にしています!という方も多いのではないでしょうか?
実は、こういう方は、人と同じじゃないと変に思われてしまうのではないかと強く感じてしまうタイプなのです。
いつもみんなと同じような感じの服装や、所持品なので、存在感や個性が全くないんですよね・・・
このような人というのは、とても人の目を気にしやすいタイプの人なのですが、実際には全く他の人からは何も思われていないというのが現実なんです。
みんなと同じだったら、個性が光らない!個性を光らせるには、たまには個性的なファッションをして、みんなの視線をくぎ付けにしてみよう!という考えをもつのは大事かもしれません。
個性的なファッションをしてみても、周りの人、全員が同じ反応をするとは限らないですし、どちらかといえば、反応しない人が多いと思います。
逆に個性があるファッションだと、気になって話しかけてくる人もいるかもしれませんか、そこからお友達も増えて周りの目が気にならなくなってくるものです。
まずは自分の個性を前面に出してみるようにしてみて下さい。
頭が固い人が多い
常に、考え方がひとつに固執している方が、意外と周りの目を気にする人には多く、これはこうでなきゃダメなんだ!こんなやり方じゃだめだ!
などと、頭の柔軟性が欠けている思い込みの激しい人が多いように感じられます・・・
俗に言う頭の固い人ですが、他人の意見を受け入れる心がなく、少し何か言われると、自分から逃げ出してしまう人が多いと思います。
自分にとっては嫌な意見でも、ちゃんと聞くクセというのをみにつけることが大事で、もしかしたらそこから新しい自分への気付きに繋がる場合が多いのです。
ちゃんと聞き入れて、柔軟に対応をできるようになれば、周りの目も気にしなくなってきますし、また明るい一歩となり、今まで知りえなかった世界を見ることができるかもしれません。
自分のこれまでの固定概念を捨てる気持ちで、相手が言う言葉というのを受け止めてみて下さい。
もしかしたら病気という可能性もあります
あまりにも心が弱ってしまい、それが体の一部に影響してしまっていませんか?その影響で人の目が気になってしまうなんてこともあったりするのです。
周りの目が気になってしまう人で可能性のある病気としては下記のようなものがあります
視線恐怖症は、大きく分けて4つの症状に分類されます
・他者視線恐怖症=自分の行動が他人に常に見られているのではないかと感じ不安にかられる、他人の視線が突き刺さる感じがして恐怖感がある
・自己視線恐怖症=自分の視線が他人に対して不快な思いをさせてしまうのではないかという不安にかられる
・正視恐怖症=他人との距離が近いときなどに目をあわせることに恐怖を感じてしまう
・脇見恐怖症=自分の視界の中に入ってくるだけでその人になにの信号のようなものをおくってしまっていると感じてしまう
若い女性に発症することが多いとされる疾患で、従来のうつ病の症状と比較すると異なるため表面的な判断でわがまま・自分勝手と他人に思われるケースが多く精神疾患とまだまだ認知されておらず、最近急激に増えてきているといわれています。
例えば、うつ病ですとやる気そのもが何事に対しても起こらないのですが、非定型うつ病の場合ですと好きなことには楽しくなるという感情がうまれるのです。
非定型うつ病の場合、自分に対する他人からの評価というのが異常に気になってしまい、自分の意見に対して批判されると過剰に反応してしまう特徴があるのです。
人前にでるときに、他人に悪く思われないようにしようという感情が強くなり極度に汗をかいたり、顔が赤くなったり、手が震えたり、息苦しくなったりする症状がでる精神疾患なのです。
人前にでると、繰り返しこのような症状がでるためその場面になると反射的に恐怖感を抱いてしまうのです。
このように気持ちの持ちようでは改善することのできない、精神疾患によって周りの目が気になることがありますから、専門的な病院で治療する必要があるのです。
自分を追い込まずに専門医師に相談することで必ず改善できますから、抱え込まないようにして下さいね。
まとめ
周りの目を気にする人というのは、気持ちの持ちようで克服できる場合と病気によるもので心療内科などに相談しながら改善していく場合があります。
また、この記事を読んでそういえば自分も当てはまるかも?と思われる方は、よいきっかけになったと思って克服することにチャレンジしてみてください。
新しい自分の発見や、より良い人間関係づくりに役立てていただければと思います。