あなたの周りにも空気が読めなくて周りの人が困惑してしまったり、楽しい雰囲気を悪くさせてしまうような人というのがいらっしゃるのではないでしょうか?
あまりにも空気が読めない人と一緒にいると、ついイラッとしてしまうこともありますし、精神的に結構疲れてしまいますよね・・・
KYいわゆる空気が読めないというのは、その本人は実は全く気づいていないことがほとんどですからもしかしたらアナタ自身が空気が読めない人とレッテルを貼られているということはないでしょうか?
空気を読めない人には共通した特徴がありますから、そのパターンを少し確認してご自身と照らし合わせてみてください。
また、アナタの周りの空気が読めない人とどのように接していけばよいのか現在進行形で困っていらっしゃるのであれば、接するうえでの対処法をご紹介していきますので、お付き合いしていく上での参考にぜひしてみてくださいね。
目次
人の話を聞かない
空気が読めない人の特徴として、「人の話を聞かない」ということがまず挙げられるのではないでしょうか。
このようなタイプの人は自分のことしか考えていない、自己中心的な人であることが多く、こちらが何かの話をしていたとしても相槌などの反応も見せずにいたりします。
話をしている途中なのに全く関係のない話題を突然出して来て話し始めたりするので、それまで話をしていた相手は面食らってしまいます。
要は人の話に興味は無く、とにかく自分の話を聞いて欲しいので、相手が話している間ずっと自分が話す側の立場になるタイミングを伺っていたりもします。
これは会話だけでなくメールでも当てはまり、人の話を聞かない人はもらったメールの内容もよく読まずに返信してしまうことが多いので、メールをやり取りする場合は少し注意する必要があります。
人の話を聞かない人の対処法
人の話を聞かない人は我が強いことが多く、いつでも「自分が」「自分が」と自分のことしか見えていないことがとても多いです。
「こちらの話を聞いていないな」「本文をよく読まずにメールを返信しているな」などと感じたら、手間かもしれませんがもう一度話をしたりメールの内容を確認するようにすると、後々のトラブルにならずに済むのでお勧めです。
周りが見えてない
「周りが見えていない」というのも、空気が読めない人の特徴の1つです。
たとえば、会社の同僚達とサッカーの話題で盛り上がって皆で楽しく話している中で、「サッカーなんて全然面白くないじゃん!」とその状況とは正反対のことを言って、その場がシーンと静まり返ったとしても、周りが見えていないので自分のその発言で周りがドン引きしていることに気がつかない、ということになるわけなのです。
見えていないのは周囲の状況だけではなく、自分の発言の何が良くなかったのかさえわかっていないことが多いので、このような周りが見えていない人は悪気が無い場合も多いため、注意したくてもどうやれば効果的なのか、なかなか難しく悩みどころとなってしまいます。
周りが見えてない人の対処法
自分が言ったことややったことの何が悪かったのかを全くわかっていないケースが多いので、回りくどい言い方はせずに出来るだけストレートに原因を教えてあげるようにしてみて下さい。
何が良くなかったのか、当の本人が自分で気がつくことがとても大切なので、ストレートに教えつつもキツい言い方にはならないようにしてあげるのがお勧めです。
自分のことを面白いと思っている
空気が読めない人の中には「自分のことを面白いと思っている」という特徴もあり、これは普段の仕事の時間にはなかなか垣間見せない反面、会社の飲み会など笑いが必要な場面などで表面に表れて発覚するということもあります。
普段はペコペコしている上司に対して、飲み会では無礼講状態で無茶な言動や行動をしてしまうのは、自分の発言や行いが面白く、周囲もウケてくれるという自信が根底にあるから積極的に接することが出来ているのだと思います。
このような人が持っている自信には確実な根拠はあまり無く、その人の思い込みである可能性が高いわけですが、周りは面と向かって「面白くないよ」とはなかなか言えずに途方に暮れてしまう・・・というケースは多く存在しています。
自分のことを面白いと思っている人の対処法
このような人が新入社員などのまだ社会常識に慣れていない人であればすぐに注意して終了となると思います。
上司などの目上の人の場合は注意なんて出来るわけがないので、「全然面白くないよ~」と思っていても極力顔や態度には出さずに、とりあえずウケているという状況を作ることでその場をやり過ごすのが、社会人の対応として穏便に済ませられる対処法だといえるのです。
気が利かない
「気が利かない」というのも、空気を読めない人の特徴の1つとして挙げられます。
たとえば、社内の誰もがたくさんの仕事量を忙しくこなしていたとして、自分の仕事が片付いても周りがまだ終わっていないという場合、「手伝おうか?」とまだ終わらない人の手伝いをするのが普通です。
しかし気が利かない人というのは、こういう場合自分の仕事さえ終わればそれがゴールとなり、そこから気を利かせて他人を手伝うという思考回路が無いのです。
当然自分から手伝おうとはしないため、その様子を見て周囲から「この人は気が利かない人だ」というように受け取られてしまうわけなのです。
このような人は「自分は間違ったことはしていない」と思っていることが多いので、「あなたは気が利かない人だね」と言ったとしても焼け石に水の状態になってしまいます。
気が利かない人の対処法
気が利かない人は自分では「これでOK!」と思っているので、周りがいくらイライラしていたとしても、残念ながら気がつくことはほとんどありません。
そのため、「この人はこういう人なんだ」と割り切って接したり、最初からその人には過度な期待はしないといった対処を行うと、周囲も余計なストレスを溜めずに済むのでお勧めです。
他人に厳しい
空気が読めない人の中には、「他人に厳しい」という特徴もあります。
このような人は、自分自身の評価は甘いものの、その分他人の評価は厳しく、ちょっとした大したことのないミスもいちいち指摘して来たり、咎めたりします。
他人にだけでなく、自分にも厳しい人であれば周りから「空気が読めない人」だとは思われにくいものですが、他人の失敗にはすぐに反応するのに、自分が失敗した時にはごまかそうとしたり無かったこととして過ごす傾向があるので、顰蹙を買いやすくなるのです。
そんな他人に厳しい人は、自分の発言や行動によって相手がどう思うのかまで想像したり考えていないことが多く、その時々の自分の気分などで厳しく接することもあります。
他人に厳しい人の対処法
ミスや失敗をしたのが他人なのか自分なのかによって、その態度や対応を変える傾向があるので、厳しい態度をとっていても実はしっかりとした根拠が無いという場合も多いのです。
「何も考えずに言っているからいちいち反応しないようにしよう」と思って受け流すのが、精神的にも楽になる対象法だと思います。
自尊心が高い
自尊心が高い人は、その場の空気が読めていないことに気がついていないということだけではなく、自分が言ったことに対して「うまいこと言った」と思っていたりします。
自分の行動に対して「私はうまいことやった」と自分を高評価している場合が多いので、ちょっと厄介なタイプでもあります。
自分のことしか頭に無く、自分が一番仕事が出来るとか、周りは自分よりも劣っているなどといった考えを持っていることが多く、当然ですがプライドも高いため、周りが注意したくてもその言い方次第では刺激してしまって逆効果・・・となる恐れがあります。
空気が読めない人の特徴としてさまざまなタイプを挙げて来ましたが、この「自尊心が高い」タイプは特に対処の仕方に工夫をする必要があるのです。
自尊心が高い人の対処法
プライドが高いので、自尊心を傷つけるような言葉選びや言い方をしてしまうと、逆にその人が逆上したりいじけてしまい大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。
くれぐれもこちらが下手に出ていることを滲ませるような言動や態度で接するようにすると、穏便に対処できる場合があります。
口が軽い
空気が読めない人の特徴の中でも「口が軽い」というタイプは多く存在します。
ごく普通に考えれば、今それを言うべき状況やタイミングではないことがわかるのに、口が軽い人はそんなことは一切考えずにサラリと発言してしまいますし、その後にどうなるかなんて考えていないことがほとんどです。
たとえば、久しぶりに会った友人が以前よりもふくよかになっていた場合、「太ったな」と思ってもそれは口には出さずに心の中で留めておくことが普通ですが、口が軽い人は思ったことをすぐに言葉にしてしまうので、面と向かって「わあ!太ったねえ!」と平気で言ってしまいます。
噂話なども大好きなので、その場にいない人に関する噂をあちこちに言いふらすなど、基本的にデリカシーに欠けているのが口が軽い人の特徴でもあります。
口が軽い人の対処法
後先考えずに発言したり、人の噂話が好きな「口が軽い人」の対処法としては、自分がその噂話の餌食になる可能性もあるので、とにかく自分に関する情報を与えないように気をつけることです。
そして口が軽い人は自身よりも他人の話ばかりする傾向があるので、一通り話を聞いたら「そうなんだ。で、あなたはどうなの?」とその人が自分自身のことを話すように仕向けることも効果的な対処法になります。
自我が強すぎる
空気が読めない人には、自分を守ろうとしたり、自分を出来る限り主張したいという自我が強すぎる人が多く、どんな時も自分の意志のみを大切に自己主張をしてしまうがために、場の雰囲気や空気を空気を台無しにしてしまう言動をとってしまう特徴があるのです。
また、自己主張をしないタイプの空気が読めない人でも、自分を守ろうという意識が強すぎるため、マイペースな言動を終始してしまうのです。
自分以外の意見や考えを受け入れることができない強すぎる自我が引き金となって、ちょっとした会話でも批判的な意見を言ったり、周りに同調することができず冷たい目で見られてしまうこともあります。
自我が強すぎる人の対処法
空気が読めない人というのは、自分の話ばかりで人の話を聞いてないことがありますので、聞いていないなと思ったらもう一度言ってあげることを繰り返し行うようにして下さい。
空気が読めていないという自覚がない
空気の読めない人の特徴としては、自覚がないということが挙げられると思います。
仮に人から指摘されても自覚がないため反省するどころか、指摘されたことに対してかなり敏感に反応し、時には感情的になって怒り出してしまうこともあります。
しかし、他人が空気を読めていないと思うと、自分自身は空気が読めていると思っているわけですから、他人の事は平気で指摘することもあったりするのです。
空気が読めていないという自覚がないという人の対処法
空気が読めない人が、他人を指摘する場面に遭遇したら、自尊心を傷つけることがないよう、こっそりと、なるべくまわりくどくない分かりやすい言葉で注意してあげるようにして下さい。
冗談が通じない
空気が読めない人の発言や行動は、どんな時だって本人はいたって真剣なのです。
そのため、ちょっとした冗談が通じない人が多いと思います。
周りの人が笑っていても、なぜ笑っているのか、そもそもなぜ冗談を言ったのか・・・
それらを理解することができないため、会話に乗っていくことが難しく、会話に踏み込んでいくべきタイミングを計ることも困難なため、空気を壊してしまいやすいのです。
そんな時にも、自分自身が空気が読めていないとは思ってもみないわけですから、ちょっとやっかいですよね。
冗談が通じない人の対処法
空気が読めない人に理解してもらおうと思うと疲れてしまうこともあるかと思いますので、冗談が通じないときには、「この人は冗談が通じないか、冗談が嫌いな人なんだろうな」くらいの解釈をしておくことが大切です。
真面目すぎる
先にお話ししたように、空気が読めない人は自我が強すぎる傾向があり、常に「自分が、自分が」と自分中心な考えや発言をしてしまっていることは事実なのですが、空気が読めないからと言って根が悪いというわけではありません。
空気が読めない人の多くは根が真面目すぎるがゆえ、冗談が通じなかったり、言葉の裏にある意味などが読めなかったりするわけなのです。
常に正面からしか人の感情を読み取ることができないことが空気が読めない最大の理由なのです!
相手の気持ちを正面からしか読み解くことができないですから会話もおかしなことになっていったり、行動でも手を抜いても良いところや、人と協力すべきところに臨機応変に対応することができずに、覚えたままのことを真面目にこなしていこうとするため、周りとズレが生じてくるのです。
本人はいたって真面目にしているので、これを考えると少しかわいそうにも思えてしまいますよね。
真面目すぎる人の対処法
空気が読めない人の話の内容が真面目すぎるなと思ったら、指摘するというよりは「こうしてみない?」というような新たな提案をしてみると良いかもしれません。
何とかして自分の意見を通そうとする
空気が読めない人の多くは自分の意見は正しく、自分の意見を否定されることを極端に嫌う傾向にあるのです。
それゆえに、自分の意見を否定されると何とかして自分の考えを受け入れてもらおうと強弁をふるうことがあったりします。
そうすることで、自分の意見を理解してもらえて、納得してもらうことができると思っているのです。
それだけ「自分が好き」「自分に自信がある」ということなので、自分に自信がない人からすると羨ましくもなる要素ですが、全て聞いていると疲れてしまいますよね。
そんな時に意見するとどんどん会話に熱がこもってきて会話の終わりが見えなくなってしまうこともあるわけなのです。
何とかして自分の意見を通そうとする人の対処法
空気が読めない人が、自分の意見をなんとか通そうと必死になりはじめたら、ある程度相槌を打ちながら聞き役に徹してみるようにして下さい。
まとめ
空気が読めない人というのは上記に挙げたようなものがあり、その対処法についてご紹介いたしましたが、あなたの周りの空気が読めない人、そしてあなた自身に当てはまるところはありましたか?
空気が読めない人と仕事を進めることになったり、同じコミュニティで活動するときなど正直、精神的に疲れることはあるわけなのですが、それは仕方がないことなんです。
空気読めないとよく言われる人の対処法として、最も効果的で確実なのは、聞き役に徹することですが、時には自尊心を傷つけないよう、こっそり注意してあげることも大切なのです。
そうすることでうまく相手の話を引き出すことができるので、空気が読めない人から見ても印象が良くなっていきますし、下手にみんなの前で空気が読めない人を批判するような意見をしてしまい、延々と反論されるということも避けてとおれると思います。
もし、自分自身にも当てはまるところがあるなと思った方は、何か発言をする前に、ほんの少し今言うべきことかどうかということを考えてみること、そして、あなたとお話している人は敵ではないということを考えてみると、今よりもっと楽に、よりよい人間関係が築いていけるかもしれません。