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スポーツマンセパタクローというスポーツが最近、注目を集めているのですがご存知でしょうか?
 
 
ほとんどの方が、セパタクローという名前さえ聞いたことがないのだと思うのですが、空中の格闘技と呼ばれるだけのことあって、なかなかのエキサイティングな競技ですからお伝えしていきたいと思います。

セパタクローとはどんなスポーツの競技ルールなのか?そしてどんな魅力があるのか?たっぷり解説していきます。
 
 
これを読んだらセパタクローをきっと見てみたくなると思いますよ。

セパタクローの名前の由来と歴史

まずはセパタクローの名前の由来をご紹介しましょう。
 
 
セパタクローの「セパ」はマレー語で「蹴る」、「タクロー」はタイ語で「(藤で編んだ)ボール」という意味で、セパタクローとは「セパ」と「タクロー」という二つの単語が合わさってできた言葉で、単語とおりセパタクロー=ボールを蹴るという言葉なのですね。
 
 
セパタクローは、間にネットをはさんで、足や胸、頭を使ってボールを落とさないように相手のコートに返しあう競技で、手を使わずに行うバレーボールと言えば分かりやすいかもしれません。
 
 
実は、歴史はかなり古く9世紀ころから東南アジアで行われていた競技なのです。
 
 
9世紀というと894年に遣唐使が廃止されたなどと学校の歴史で学びましたが、その頃にはもうセパタクローが行われていたというのが驚きです。
 
 
そして1965年に東南アジア競技大会で競技種目に採用されるのですが、その際にアジアセパタクロー連盟が設立され、統一ルールが作られたのです。
 
 
その後、1988年の国際セパタクロー連盟が設立されることとなり、アジアだけではなく世界へ広がり競技人口も増えてきているのです!
 
 
日本は1989年に日本セパタクロー協会が設立されその年にアジアセパタクロー連盟と国際セパタクロー連盟に加盟しています。

 
日本ではまだまだ知名度は低いのですが、とても歴史のあるスポーツだということが分かりますね。

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セパタクローのボールやコートの大きさは?

ここではセパタクローで使うボールやコートの説明をしていきたいと思います!
 
 
セパタクローで使うボールは以下の特徴があります。

  • ボールは12の穴と20の交点ができるように編み重ねてあり、プラスチックで作られているものを使用
  • ボールの円周は、男子用が0.41m~0.43m、女子用では0.42m~0.44m
  • ボールの重量は、男子が170g~180g、女子用が150g~160g

 
規格について非常に細かく決まっていて男子と女子のボールの重量も違うのですね。
 
 
ボールの素材は、蹴ることがメインのスポーツなのでサッカーボールのように合成ゴムか皮革で出来ているのかと思われがちなのですが、実はプラスチックで出来ているということが少し驚きだと思います。
 
 
コートの特徴は以下ようなものになっています。

  • バドミントンと同じ広さのコート(縦13.4m×横6.1m)で同じ高さ(男子用1.52m、女子用1.42m)のネットを使用
  • コートの真ん中にセンターラインがありコートを左右に2等分する
  • センターラインの両端に半円のクォーターサークルを引く
  • 左右のコートの真ん中あたりにそれぞれ半径0.3mのサービスサークルを描く

特徴的なのは最後のサービスサークルです。
 
 
これは試合の開始時にサーブを行う場所で、サーブする選手はここからサーブを打ちます。

セパタクローのルールはどうなっている?

セパタクローのルールについてはバレーボールと似ている競技になっていますから比較しながら説明していきましょう!

①手の使用の禁止

華麗なる足技がメインのスポーツで、手の使用についてはルールとして禁止されています!

②3回タッチする間に相手のコートに返す

バレーボールと同様に相手コートへ3回のタッチで返すことがルールになっています!
 
しかしバレーボールは同じ選手がボールに1回だけしかさわれないところを、セパタクローでは1人で続けて3回までボールにさわっても良い点です。
 
足で行う難しい競技なので一人で複数回さわることを可能にしてラリーが続くようなルールになっています。

③守備位置のローテーションはなし

バレーボールでは得点が入るたびに選手がくるくるとポジションを移動しますがセパタクローにはそういった移動はなく同じ位置でプレーを行います。

④サーブ権は1人が3回連続でサーブを打てば交代

こちらもバレーボールとは違うところでサーブを1回打って交代ではなく3回連続でサーブを打ちます。

⑤勝敗は1セット21点のラリーポイント制

ラリーポイント制とはサーブ権があるなしに関わらずラリーに勝った方のチームに点が入るということです。
 
デュースになった場合は最大25点まで争われます。
 
2セットを先取した方が勝ちなのですが、1セットずつを取り合った時は3セット目を行い、そのセットで21点を先取した方が勝ちとなります。
 
 
そのほか細かいルールについてはこちらの動画で紹介されておりますのでぜひ、ご覧下さい

とても魅力的な競技であるセパタクロー

ここまででセパタクローがどのような競技なのか少しずつ分かっていただけたと思います。
 
 
では実際にどのような見所があって魅力的なスポーツなのかを解説していきます。
 
 
セパタクローの魅力は、空中格闘技と呼ばれるだけあって空中戦による華麗なる足技にあるのです! 
 
 
華麗なる空中戦の足技の数々を日本セパタクロー協会制作のこちらの動画をご覧下さい


 
 
バレーボールは手でボールを相手のコートに返し、バドミントンはラケットで相手のコートに返しますが、セパタクローはでコートに返します。
 
 
ということはボールを強く返すために足を反対にして上に持ってくるしかありません。
 
 
サッカーで言うオーバーヘッドキックのような形です。
 
 
海外ではバイシクルシュートとも言いますがサッカーでは滅多に見られない技で、セパタクローではこの技を何回も見ることができるのです。
 
 
初めて見た時はこんな競技があるのかと驚いてしまうと思います!
 
 
アクロバティックに高くジャンプして足でボールを自在にあやつる姿は魅了されてしまいますし、スピーディかつ繊細な動きは他の競技にない一面を持っていると言えます。

まとめ

セパタクローがどんな競技であるか、どれほど魅力的な競技であるか分かってもらえたでしょうか?
 
 
マイナーで地味な競技かと思っていたかもしれませんが、全然そんなことはなくとても熱い魅力的な競技であることが分かってもらえたと思います。
 
 
セパタクローは国際大会も開催されており、直近では2016年8月20~25日にマレーシアで行われた大会に日本チームも参加しています。
 
 
マレーシア・ミャンマー・インドネシア・シンガポールといった強豪国のみが参加する中、男子女子ともに厳しい結果となりました。
 
 
アジアで盛んなだけあって、これらの国は強いですね!
 
 
ぜひこの記事でセパタクローの魅力を知っていただいて、日本のセパタクローの選手を応援していきましょう!

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