2020年は、日本という国にとって、確実に歴史に残る年ですよね!
いわずと知れた東京で2度目のオリンピックが開催される年です!
東京オリンピックに向けて、「五輪アジェンダ2020」と銘打って様々な改革案が出されました。
様々な、改革案と平行して東京オリンピックへの追加種目としていろいろな競技団体が名乗りをあげたわけですが、最終選考に残った8つの競技が野球/ソフトボール・ボウリング・武術・空手・ローラースポーツ・スポーツクライミング・サーフィン・スカッシュでした。
スカッシュは、残念ながら最終選考で選ばれなかったのですが今後、さらに人気が出る事間違いなしのスポーツなんです!
ただ、スカッシュってなんとなく聞いた事があっても、どんなスポーツなのかルールなども知らないですよね?
いまから知っておいて損はないですので、スカッシュのルールや魅力についてご紹介していきたいと思います。
目次
スカッシュの歴史
19世紀のはじめにイギリスのロンドンにあるフリート監獄で囚人達が運動不足を解消するために塀にボールを当てていたものが、次第にラケットを使うようになったのがスカッシュのはじまりとされています。
1820年頃から、イギリスの大学生の間で競技としてされるようになり、一般社会にも普及されるよいうになったのです。
その後1929年にイギリスでスカッシュ協会が設立され、競技人口も増えていったのです。
1966年には、国際スカッシュ連盟がロンドンに設立されることになって現在にいたっているわけなのです。
そもそもスカッシュとはどんなスポーツ?
スカッシュをまず知るにはこちらの動画をご覧ください。
いかがでしょう?
ラケットやボールはテニスに似ていますがコートが全然違いますね。
簡単に言うと、ひとつのコートに入って交替で壁に向かって打ち合う、という感じです!
コートが前後ではなく左右というのが他の競技とは少し違って面白いですね。
2名(ダブルスは4名)が4面壁に囲まれたコートの中で小さくて中が空洞になっているゴムボールを打ち合うのですが、テニスににている感じもしますがボール自体が全然ちがっています。
ちなみにスカッシュ (Squash) という名前はこのボールが柔らかく握りつぶす事ができることから英語のSquashの意味「押しつぶす、つぶれる」から来ています!
またスカッシュは、ある研究によると「世界で一番健康的なスポーツ」という結果が出たのですが、狭い空間で、ボールを追って走り続けなければならないですので納得です。
消費カロリーはテニスが1時間約330kcalに対してスカッシュは約700kcalになっていて、倍以上ありますからかなりハードな運動を行うスポーツといえます。
実はこのスカッシュ、欧米では割と人気のスポーツで188カ国、2000万人もの人がプレーしています。
日本においては、趣味程度で競技を楽しむ人たちは約10万人で競技者人口としては、約1万人程度なんです。
そしてその中でプロとして競技をしている人は約40人だそうです。
スカッシュの詳しいルールについて
スカッシュの競技ルールについては、みててもどのタイミングで得点が決まるのか、そしていつ決着がつくのか?少しわかりにくいですから、スカッシュの詳しいルールを解説していきたいと思います!
ここでは、正式試合でのルールを元に紹介いたします。
ラリーポイント制の11点先取1ゲーム×5セット
サービスの権利に関係なくポイントが入ります。
この正式試合でのルールはPAR11(パーイレブン)と呼ばれます。
正式試合でない場合は、3ゲームにしたり、1セットを15点先取にしたり、サーブをした人だけが得点できるハンドアウト方式を採用する事もあります。
試合ではなくただスカッシュを楽しむときは正式ルールに従う必要はないということですね。
サービス
サーブするときは片足もしくは両足をサービスボックスに入れなければなりません。
正面の壁にあるサービスラインより上に向かって打ち、そのボールが相手側のコートに落ちるように打つ必要があります。サービスは1回のみなので失敗したら相手の得点となります。
ラリー
ノーバウンドorワンバウンドで正面の壁に打ち返します。
スカッシュのコートは四方を壁に囲まれているのでどの壁を使って返してもかまいません壁はバウンド数には数えません。
得点が決まるのは?
ツーバウンド以上になったとき、正面の壁に当たらなかった時、アウトラインより外に出た時です。
線の上にボールが落ちたときもアウトになります。
レットプリーズ
スカッシュの試合中はコートが隣同士なので体がぶつかる可能性も高いです。
ですが相手の動きを妨害するのはNG。
妨害されたと思ったら「レットプリーズ」と言って審判の判断を仰ぎます。
その際の審判の判断は
*レット:やり直し
*ストローク:妨害である、ポイントを得る
*ノーレット:妨害ではない、ポイントを失う
この3つです。
大体のルールは掴めましたでしょうか?
ボールを使った競技にはお決まりですがたくさんラインがあって困惑しそうですね。
でも最終的に正面の壁に打ち返す事ができればどの壁を使ってもいいというのはとても斬新で面白いですね。
スカッシュは、どこでできるの?
最近では、大手スポーツクラブの中にスカッシュのコートがあるようです。
こちらのページからコートを検索する事ができるのでお近くのコートを探してみてください!
http://www.squash-japan.org/squash-court/
レッスンを行なっているところもあるようです。
また毎年2月にはスカッシュウィークといって全国のスカッシュコートが様々なイベントを行なうようです。
初心者向けのイベントも用意されているようなので参加してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
スカッシュを楽しみましょう!
これまで日本では認知度の低かったスカッシュですが、2020年の東京オリンピックによって注目度はアップしました。
スカッシュの選手たちは今回は五輪の枠を逃してしまったもののこれからも諦めず活動していくと言っています。
より注目されていく事間違い無し!
興味を持った方はお近くのコートに行ってみたり試合を観戦したりしてみてくださいね。