江村美咲(えむらみさき)選手は、フェンシング一家に生まれ育ち、パリオリンピックでは金メダルを期待されているフェンシング女子選手で、昨年、彼女は日本女子選手として初めての世界ランキング1位に輝くなど、勢いのある活躍を見せています。
江村美咲選手は、1998年11月20日に大分県で生まれで両親もフェンシング選手として活躍されており、父親である宏二さんは1976年のモントリオールオリンピックの日本代表、母親である孝枝さんは1997年の世界選手権の日本代表としての実績を持たれています。
そんな両親の影響を受けて、江村美咲選手は小学校3年生の頃から本格的にフルーレの選手としてフェンシングを始め、学業とフェンシングを両立した人生を歩み現在にいたっています!
そこで江村美咲選手がどんな人生を歩んできたのか気になる学歴の出身中学校・出身高校・出身大学について詳しく調べてみました。
江村美咲選手の出身高校
江村美咲(えむらみさき)選手の出身高校は、通信制の大原学園高等学校(現在は大原学園美空高等学校)で、高校入学と同時に、江村選手はJOCエリートアカデミーに入学しました。
JOCエリートアカデミーは、将来オリンピックなどの国際競技大会で活躍できる選手を育成するための機関であり、トレーニングだけでなく、海外での試合を見越して外国語(英語、韓国語、フランス語など)の研修も行われているそうです。
江村選手は午前中は大原学園高等学校で勉強し、午後は味の素ナショナルトレーニングセンターでフェンシングの練習に励んでいました。
彼女はフェンシングに専念できるように、通信制の高校を選び環境を整えていたわけなですね
ちなみに大原学園高等学校の出身者には、他にもスポーツ選手が多く輩出されており、新体操選手である畠山愛理選手(ロンドンオリンピック代表)もいたりします。
パリオリンピック日本代表の江村美咲選手の出身大学
江村美咲(えむらみさき)選手は、父、宏二さんの出身校でもある中央大学へ進学し法学部を専攻され、大学進学後もフェンシングの練習に取り組みながら、法学の知識を学んでいます。
中央大学は、国内有数のフェンシングの強豪校であり、そのため、卒業生にも多くのフェンシング選手が輩出されており、東京オリンピック代表の永野雄大選手や、北京オリンピック代表の千田健太選手、モスクワオリンピック代表の千田健一選手などがいらっしゃいます。
江村選手はアスリートとしてだけでなく、法律に関する知識も身につけているため、幅広い視野を持って挑んでいますから、フェンシング界での活躍が競技だけでなく色んな方面で期待されるところです。
中央大学を選んだ理由と環境について
江村選手は、自身が中央大学を選んだ理由について、以下のようにおっしゃっています。
「中央大学の女子フェンシング部はまだ歴史が浅かったため、自分自身が新しい歴史を築きたい!」
このようにフェンシングにかける想いは並々ならぬものでしたから、高校時代から住んでいるJOCエリートアカデミーの寮から大学までの片道2時間を通っていたそうです。
おそらく、学業と練習の両立は非常にハードなものだったと思われますが、江村選手はその苦労にも関わらず、自分の中で充実感を感じていたと後のおっしゃっています。
大学入学後の江村美咲選手の活躍は目覚ましく、大学1年生の時のワールドカップでは銀メダルをとっていて、更に3年生の時にも銀メダルに輝き、4年生の時には東京オリンピック日本代表に選出されたんです。
大学を卒業後は、日本フェンシング界初となるプロ選手に転向し、不動産事業の会社である立飛ホールディングスと契約を結び、現在フェンシングに打ち込んでいる状況なんですね。
この活躍はその恵まれた体型や家族構成に秘密が・・・
パリオリンピック日本代表の江村美咲選手の出身中学校
江村美咲(えむらみさき)選手は、大分県の日田市立咸宜小学校に4年生まで在籍され、5年生からは東京の小学校に転校した後に中学校は、東京都板橋区立志村第二中学校を卒業されています。
中学校時代は全員部活動に参加する学校ルールがあり、それをクリアするために江村選手は、茶道華道部に入り放課後は茶道を頑張っていたんですね
中学1年生の時にサーブルの試合で優勝したものの、本気でフェンシングに打ち込んでいたわけではなかったそうですが、中学3年の終わり頃には初めて国際大会で金メダルを獲得し、周囲の応援や期待が増すことにより"五輪出場することが夢なんです"と周囲の人たちに言うようになったんです。
パリ五輪フェンシング日本代表の江村美咲選手の主な戦歴
GP in Tunis🇹🇳 個人戦5位
あと1点でメダルを逃しました…
良かった点、悪かった点、明確だと思います。
ここからさらに仕上げていきます❤️🔥
応援、サポートしていただいた皆様ありがとうございました!©︎日本フェンシング協会/Augusto Bizzi/FIE
pic.twitter.com/7pfZrZdTIx— 江村美咲 (@11misaki20) January 17, 2024
江村美咲(えむらみさき)選手の主な戦歴について詳しくご紹介したいと思います。
2014年8月 | 南京ユースオリンピック | 個人戦で4位になり、団体戦では金メダルを獲得しています。 |
2017年6月 | アジア選手権 | 個人戦で銅メダルを獲得 |
2017年8月 | ユニバーシアード夏季大会 | 個人戦で銅メダルを獲得、団体戦では金メダルを獲得しています。 |
2018年1月 | ワールドカップ | 個人戦で銀メダルを獲得 |
2018年12月 | 全日本選手権 | 個人戦優勝 |
2019年11月 | 全日本選手権 | 個人戦優勝※2連覇を成し遂げました |
2020年3月 | ワールドカップ | 銅メダルを獲得 |
2021年7月 | 東京オリンピック | 個人戦3回戦敗退、団体競技では5位入賞しています |
2022年5月 | ワールドカップ | 個人戦で金メダルを獲得、団体戦では銀メダルを獲得しています。 |
2022年7月 | 世界選手権 | 個人戦で金メダルを獲得 |
2023年7月 | 世界選手権 | 個人戦で金メダルを獲得 |
東京オリンピックでは、惜しくもメダルを逃してしまっていますが、その後の快進撃はすさまじい戦歴ですよね~
これだけ素晴らしい成績の江村美咲(えむらみさき)選手ですから、パリオリンピックでの活躍がかなり期待できると思います!
まとめ
江村美咲選手の学歴
出身中学:板橋区立志村第二中学校
出身高校:大原学園高等学校(通信制)/JOCエリートアカデミー
出身大学:中央大学法学部
フェンシングの実力もさることながら中央大学で法学部を選考するなど文武両道を実践され本当に脱帽です!
江村美咲選手の学歴や戦歴についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
すでにトップクラスの活躍をされている江村美咲選手ですが、東京オリンピックではメダルを獲得することは叶いませんでしたから、今年行われるパリ・オリンピックに対するご意気込みは相当なものですから期待しましょう!。