年上部下

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年上部下の正しい扱い方や叱り方とは?接し方で大切な6つのポイント!

年上の部下にはどう接したらいいんだろう、叱り方がわからない・・・
と悩んでいる方は、結構多いと思います。

自分が上司なのに言うことを聞いてくれない」「叱るときはどうすればいいのだろう?」「自分が年下だから敬語を使った方がいいのだろうか?」「とにかく年上部下はやりづらい」そんな悩みを抱えながら、具体的な解決策が分からないまま仕事をするのはとても辛いですよね

そこで今回は、年上部下を持つあなたに、年上部下の扱い方や叱り方のポイントについてご紹介したいと思います

年上部下のほとんどは経験も豊富ですからそれなりにプライドを持って仕事に向き合う方が多いわけなのです!

そのプライドを傷つけることなく、ポイントをおさえた接し方や叱り方を心がけていくことで、あなた自身の抱える悩みが少しでも軽減されて、年上部下との関係をよりよいものにしていけるよう、ぜひ参考にしてみてください。

年上部下の立場を自分自身に置き換えてみる

年上の部下をもったとき、敬語を使うべきなのか?呼び方はどうすればいいのか?接し方でも悩んでしまうと思いますが、状況によって違う対応をしていると、他の社員からもあまりいい感じをうけませんから注意して下さい。

初歩的なコミュニケーションの取り方で悩んだときには、まずもし自分が年下の上司を持ったらという年上の部下の立場を自分自身に置き換えて、自分がされたら嫌なことを考えてみて下さい。

その時に自分がされたら嫌だなと思った接し方や叱り方を具体的に書き出し、自分の中でルールを作ってしまうと、初歩的なコミュニケーションの部分の悩みは軽減されていくと思います。

例えば、もしあなた自身が年下からは敬語を使ってほしいと思うのならば、自分自身が年上には敬語を使うようにするのです。

自分が年下の上司を持ったらどうだろう?と、一度相手の立場に立って接し方や叱り方を考えてみることは大切なポイントなのです。

年上部下の叱り方で大切なのは、人前で叱らないこと

年上の部下をもって一番困ってしまう扱い方というのが、叱り方ではないでしょうか?

年上の部下を叱ること自体、躊躇してしまうのは、やはり自分よりも人生経験があるので気を使ってしまうということのようです。

しかし、与えた仕事をきちんとしてくれなかったり、いくら注意しても言うことを聞いてくれなかったり、勝手に作業をするということが繰り返されていると、自分が年下だからと尻込みせずに、きちんと叱る必要があります。

しかし、いざ叱らなければと思っても、年上の部下をどのように叱ればいいのか、そして言葉の選び方にも困ってしまいますよね。

年上部下の叱るときの一番のポイントとしては人前で叱らないということなんです!

人前で叱ってしまいますと、周囲に与える影響というのが結構あり、あの人は仕事ができないんだ、というレッテルを知らず知らずのうちにあなたがはってるということに繋がってしまうわけなのです。

何より年上部下のプライドを傷つけてしまうことになるのですね。

年上部下のプライドを傷つける言葉や言い方をしないように、『○○をして下さい』ということを具体的に伝えることがベストでそのときに人前で言うのではなく、個別に叱るようにして下さい。

傲慢な態度をとることなく年上であるということを尊重したうえで言葉については選んで叱るように心がけて下さい。

上司として叱るべきときは、叱らなければマネージメントとはいえないですから、そのまま見過ごすことがないようにするのも非常に大切なことなのです。

年上部下を叱ったあとで最も大切な行動とは?

年上の部下の叱り方については、実は叱るときよりも叱ったあとのアナタの行動のほうが最も重要なのです。

コーチングなどの教育を受けたことのある方なら聞いたことがあると思いますが、人を育てるには怒るではなく叱るということが大事で、怒りをぶつけるのでは人材育成にはならないわけなのです。

これと同じように仕事上で部下の過ちを正すには、行動であって人格ではないのです!

ですから年上の部下を叱ったあとにアナタが絶対にしなければならない行動が、普通に喋りかけるということなのですね。

相手に対して怒っている場合には、感情からくる行為ですから、しばらくは話はしたくないものだと思います。

しかし、相手の行動を正すための行動が叱るという行為ですから、叱ったあとには普段とおりに話しかけずにいつまでも会話のない状態ですと、年上の部下からするとそれは、叱っているのではなく怒っているということになってしまうわけなのです。

叱ったあと、特にそれが年上の部下だった場合には、話すのも気まずさがあると思いますが、そこはアナタ自身が鍛錬しなければいけないことだと認識して下さい。

叱った案件とは、別のことを普段とおりに話しかけることで、年上部下も必ず人格ではなく行動について注意をされたのだ、という受け止め方をしてくれますし、人間関係も悪化することはあまりないものなんです。

自主性に任せる管理を行う

年上の部下には、これまで培ってきた経験というのがありますから、扱い方で間違っていけないのが仕事の進め方ややり方などプロセスの部分まで全て管理しようとしないことなのです。

年上の部下のやり方が、アナタからみて効率が悪い進め方だったとしても、そこから注意しはじめるとなかなかマネージメントもうまくいかないものです。

多少のことには、目をつむり結果重視の視点をもって自主性をもたせた上で管理していく扱い方のほうが、現実的に仕事を進めていくうえで最もベストな方法なのです。

ひとつの仕事が完了した後で、進め方などのプロセスについて次回もっと効率的にすすめられるようなアドバイスをしていくほうが、年上の部下としても真摯に受け止められますし、耳を傾けてくれる傾向が強いといえるのです。

年上部下の立場を尊重したうえで素直に褒める

いくつになっても褒められることは誰しもうれしいものですが、年上部下に対して「今回はよくできましたね!」というような上から目線の褒め方をしてはいけません。

そういった上から目線での褒め方は、以前は出来なかったという意味や自分のほうが偉いんだという風に年下の部下から感じられることがあるからです。

ですので、言葉は慎重に選びながら、過剰な褒め方はしないように、「今回は〇〇さんのおかげで本当に助かりました!」「ありがとうございます」という感謝の気持ちを素直に伝えるようにすると、年上部下の方も嫌な気持ちになることなくモチベーションもあがるようになっていくのです。

年上部下に対して、気を遣ってしまうあまり、過剰な褒め方をしてしまうことがある方は今一度、褒め方を考えてみるようにして下さい。

話し合いは聞き役に徹する

多くの年上部下はこれまでの経験にプライドを持っています。

ですから、何を試してみても関係が良くなっているようには思えないという時には、一度話し合いの機会を設けてみることも年上部下とよりよい関係を気づいていくためには大切なことです。

そして、この話し合いでは年下上司であるアナタは聞き役に徹することが重要です!

年上部下が何を考えているのか、意見や考えを発信してもらうことで、まずは意見を聞き、理解したうえで互いの妥協点を見つけて行くようにしてみて下さい。

まとめ

年上部下との関係というのは一筋縄ではいかないものです。

年上部下の扱い方、叱り方については初めのうちはなかなかコツがわからず困惑してしまうことが多いと思いますが、あなた自身が上司として時には自分を犠牲にして部下が仕事をしやすい環境を作っていってあげることも大切なのです。

「上司は自分なのだから」と、年上部下の考え方や行動を変えたいと思ってしまうこともあると思いますが、年上部下も、実は自分の置かれた環境に悩んでいたりするのです。

それを解決してあげるのは、上司であるあなたの役割で使えない部下になるのか、使える部下になるのかはアナタ次第だったりします。

まずは自分自身の考え方や話し方を変えていけるようにして、柔軟な対応をしていくことができたら、年上上司に限らず、誰とでも良い関係を築いていけるようになっていくはずなのです。

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